究極!原価企画の進め方

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  • 日刊工業新聞社
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  • Amazon.co.jp ・本 (174ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784526063114

感想・レビュー・書評

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  • 勉強になります。

  • ●製品の材料費や部品費をコストダウンするには、新製品を開発するときに、「技術者の知恵」を多く引き出すことが重要で、その成否が企業のコスト競争力を決める。「技術者が知恵を使って設計する為の環境」をつくり、「技術者の生産性」を上げることが「原価企画」の最大の目的である。環境づくりの具体策には以下がある。(1)見積りツールを提供する(2)競合製品の情報を提供する(3)部品メーカとの共同設計の場を提供する(4)標準部品を用意する(5)設計の標準化を進める
    ●コスト見積りツール④コストテーブルのメンテナンス:コストテーブルはつくるよりメンテナンスする方が大事である。古いコストテーブルを使っていると、気が付かないうちに「高い買い物をする」羽目になる。メンテナンスを行わないと、部品メーカから高い見積りが出されても気付かないので、次第に「高い買い物」をすることになり結果的に企業のコスト競争力が次第に低下していく。コストテーブルのメンテナンスのポイント*材料価格の変動に注意する*加工技術の進歩を抑えておく*取引先の部品メーカに行きどんな方法で加工しているかを抑える*取引先の部品メーカに行きどんな設備を導入しているかを抑える*技術力が高い部品メーカを見学し最先端の加工方法を知る。
    ●コスト見積りツール⑤市販されている見積もりソフトを利用する:価格は100~500万円のものが多い。図面情報だけからコストを見積もることができるソフトが多いので、製造経験が全くない新人でも図面を理解できれば見積りができる。メンテナンスはソフトメーカが行ってくれるメリットもあり。板金プレス、プラスチック・モールド、金属加工などの部品別に見積りを行うことができる。
    ●ティアダウン③:競合製品のティアダウンの進め方、競合製品のティアダウンには決まった手順がある。その中で特に大事なのは分解した部品の整理である。技術者にとって一番役に立つことは参考にしたい部品をいつでも見ることができる環境である。
    (1)原価企画部門が常に競合製品の登場をウォッチする
    (2)新しい競合製品が発売されたら原価企画部門が購入する
    (3)ティアダウンメンバーを選出する
    (4)メンバー全員で製品を分解する
    (5)分解しながら製品コストを部品構成表(BOM)でまとめる
    (6)発見したコストダウンアイデアをアイデアシートに纏める
    (7)自社製品との比較
    (8)分解した製品(部品)は2週間ほど展示する
    (9)展示期限が過ぎた製品は分類して保管する
    ●原価企画部門支援活動:コスト設計のPDCAサイクル
    (1)P目標原価の設定→製品の目標原価設定、開発技術者別の目標に分解
    (2)Dコスト設計→見積りツールを提供(コストテーブル・見積もりソフト)、競合製品の情報を提供(ティアダウン)、競合企業の情報を提供(ベンチマーキング)部品メーカとの共同設計(開発購買、新部品メーカ発掘)、標準部品を用意する、設計の標準化を進める
    (3)C目標管理→原価を見積もる、目標原価と比較する
    (4)A対策を実施する→仕様の見直し、部品価格の再査定、VEによる代替え案作成、取引先の見直し、他

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