未来の働き方をデザインしよう―2030年のエコワークスタイルブック (B&Tブックス)
- 日刊工業新聞社 (2011年11月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784526067822
作品紹介・あらすじ
制約があるからこそ新しいワークスタイルが見つかる。
感想・レビュー・書評
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わかるんだけど理想的すぎる
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<目次>
はじめに
第1章 ワークスタイルのパラダイムシフトと地球環境
第2章 地球環境にもワーカーにも持続可能なワークスタイル
第3章 ワークスタイルをデザインする
第4章 50のワークスタイル図鑑
第5章 見えてきた低環境負荷なワークスタイルと新しい業態
おわりに
参考文献・参考ウェブサイト
2013.11.20 プラネタリーデザイン講座で紹介される。
2013.11.24 読了 -
"2030年になったら、地球環境に配慮した理想の社会が到来しているとしてら、私たちの働く環境はどうなっているのか?それらを描いたのが本書。
今から16年後。さて、どんな世界になっているのだろう。私は61歳、国の年金はもらえていない。きっとまだ働いているはず。年齢的にもこんな環境になっていたらうれしいというシーンもあるね。" -
人口何割減、消費税21%、年金○○円、歯科医療代○○○円、etc…などと煽る人が多いなかで、緩~くイメージする発想があっても良い。
例えば、「朝は発電することから始まります」というテーマで、オフィスにはエアロバイクを円形状に置いてペダルを漕ぎながら朝の会議を行うなど、お仕着せのエコや歯が浮くような平和社会ばかりを謳っている訳でもない皮肉とユーモアのセンスで提案されている項目があったりするのが面白かった。
とにかく、これからは既成概念に捕らわれずにイメージすることが大事だと僕は思う。 -
イラストや色使いがかわいいので、ワクワクしながらパラ読み。
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本当のエコって何だろう。
エコポイント制度によって、エコテクノロジーを買ったことで何が良くなったのだろうか。フタをあけてみると、 世代当たりの家電普及率はテレビ2.4台、エアコン2.5台、冷蔵庫1.3台。家庭のエネルギー消費は10年前に比べ1.3倍を超えている現状をもってエコと言えるのだろうか。
本書はこのような部分最適を生んだ「フォアキャスティング」から、全体最適を見据えて制約の中でできる「バックキャスティング」という思考法によって新しいワークスタイルを提案している。確かに、非現実的と思われるかも知れないが、様々なエネルギー政策のオプションがある中で、ワーストケースを考えないでいいのなら、こんなことはばからしいの一言で済むのかも知れない。最悪の事態が起こらなければラッキー。そうじゃない前提で読むと、新たなヒントが色々見えてきそうだ。 -
将来の世界的課題を解決するために新たな働き方をデザインするとしている。が、そのわりに日本人的な発想のみ。
半働半遊というのは、未来のものとして憧れるものではなくて、それが仕事の本来のあるべき姿。それが実現できていないのは本人のアントレプレナーシップの欠如だ。今後、日本でもアントレプレナーシップ(別に起業するだけがアントレプレナーではない。自立的にキャリアを育てていける人のこと)を学習できる環境が増えるだろう。
カフェで仕事も著者らは憧れているようだが、すでにヨーロッパではかなり普通の光景だ。
それから、失業が深刻な問題の途上国などとの兼ね合いも気になった。世界的な話をするならばこの問題は避けて通れない。
何より最後の分析?がよくわからなかった。チャートもひどい。
いろんな寄せ集めにして失敗してしまった本。タイトルはいいのでがっかり度高い。ただの「こんな働き方してみたい」アイデア集にすればよかったのに。 -
具体例として地球にも人間にも最適なワークスタイルが示されていて、イメージしやすい。各人で違う考えがあるし、外的環境に柔軟に変化していけるライフスタイルっていいね。所有は確かに安心かもしれないが、そうでなくても目的が達成されればいいわけで、ゴールをイメージしていく大切さも伝わりました。とりあえず、第四章読んでみて、厳しい環境制約で心豊かに暮らす、理想のライフスタイルを自由に想像してみてほしい。
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時代は個人に最適化され、省資源が常に意識される社会へ。
価値観は社会への繋がりや貢献、共有といったものが強く意識されるものになり、そのためのサービスが産まれる。
今まで聞きかじって議論してきたことではあるけれど、何らかの説得力がある。それは幾度となく重ねられたバックキャスティングの効果だろうか。