ミドリムシ大活躍! -小さな生物が創る大きなビジネス- (B&Tブックス)
- 日刊工業新聞社 (2013年10月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
- / ISBN・EAN: 9784526071492
作品紹介・あらすじ
食品、燃料、新素材から地球温暖化防止まで-実用化のインパクトが明らかに!
感想・レビュー・書評
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【配置場所】工大選書フェア【請求記号】473.45||I【資料ID】91141640
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ミドリムシなんてたかが微生物じゃないかと思って無視できる存在ではなかった。ミドリムシは、人間の生活になくてならない生物だった。
著書によると、ミドリムシは、食料、ジェット機の燃料、水質浄化プラント、プラスチックなどを作ることが出来て、さらにミドリムシを活用して日本はバイオマスの先進国になることが可能と無限の可能性を秘めている。
巻末資料に主なミドリムシ商品として飲料、菓子類などが紹介されている。甘ちゃんのモクモク羊が注目するのは当然スイーツだ。「みどりむしかすてら」が気になった。調べてみると香川県高松市にある宗家くつわ堂が製造販売しているかすてらだ。1日60本限定とある。なかなか手に入らない幻の1品だな。
「みどりむしバームクーヘン」も気になった。愛媛県松山市にある会社が製造販売しているバームクーヘンだ。栗タルトで有名な畑田本舗のお菓子か。見た目だけだと抹茶に見える。
後は、「受験に勝トーショコラ」だ。あのキットカットを思い出してしまう受験便乗商品の1つだ。ユーグレナ+東京大学スイーツ同好会のコラボ。オヤジギャク満載のネーミングで印象に残りやすい。食べると記憶に勉強した内容が記憶に定着するのかな。
かなり脱線してしまったが、ミドリムシは、甘ちゃんの胃袋を満たすのみならず、日本の将来、いや世界の将来に希望の光を照らすことができる優良生物。ちなみにEuglenaと言う学術名は、「美しい眼」というラテン語から来たとある。
石油に依存する割合を減らしてエネルギーの地産地消ができると環境や財布にも優しいので、もっと研究が進んでいくといい。
コラムで「ミドリムシはタンパク質でできた超ハイテクマシン」で、ミドリムシの動きがYouTubeで公開されていると述べている。見てみると意外と動きがあるのに驚く。のんびりのそのそ動いていると思ったからなあ。とは言ってもあのふなっし~や江頭2:50ほど激しく動かない。
ミドリムシの研究が進んで、もっと日常生活の中に取り入れられるといいなあ。
ユーグレナ運動について
http://www.youtube.com/watch?v=scK2u2i3gBw
宗家くつわ堂
http://shop.kawarasenbei.jp/user_data/midorimushi_castella.php
畑田本舗
http://www.hatada-kuritaruto.jp/pro_mbm.htm
ユーグレナ
http://www.euglena.jp/
受験に勝トーショコラ
http://news.livedoor.com/article/detail/7383877/ -
読了。職業柄ユーグレナは勿論知っているけど、ミドリムシが59種類の栄養素を含んでいて、その豊富な栄養素から人間だけじゃなくて家畜などの飼料としても有用で、石油代替燃料としても可能性がある事など知らなかった。二酸化炭素を栄養分として吸収して増殖できる性質からエネルギー問題にも環境プラントになりうる一面をもつ。読んでいてワクワク出来る話だ。又、ユーグレナの創業者はドラゴンボールの仙豆を作りたかった、というのも興味をそそられる。途中にでてくる専門的な個所はさっぱり理解出来ないが、全体的に素人にも分かりやすく説明されている。