トコトンやさしい土壌の本 (今日からモノ知りシリーズ)

  • 日刊工業新聞社
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784526077142

作品紹介・あらすじ

土壌(土)は地球上の生物の営みを支えています。本書では、私たちの生活と密接に関係している土壌の成り立ち、農作物が好む土壌、土の種類、環境問題と土壌の関係などをていねいに解説します。

感想・レビュー・書評

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  • 【書誌情報】
    『トコトンやさしい土壌の本』
    著者 藤原俊六郎
    著者 安西徹郎
    著者 小川吉雄
    著者 加藤哲郎

    シリーズ:今日からモノ知りシリーズ
    定価(税込) 1,650円
    サイズ A5判
    ページ数 160頁
    ISBN:978-4-526-07714-2
    コード C3034
    発行月 2017年06月
    ジャンル:ビジネス 環境
    https://pub.nikkan.co.jp/books/detail/00003182

    【目次】
    はじめに(平成29年6月) [001-002]
    目次 [003-008]

    第1章 土とはなにか 
    1 土って何?「土はさまざまな役割を担っている」
    2 土の誕生「岩石から土壌へ風化作用と生物の働きによる土壌の生成」
    3 土と土壌は違う?「月には「土壌」が存在しない」
    4 さらさらした土とねばねばした土「砂主体の土と粘土主体の土」
    5 土の色はさまざま「気候、植生、水分環境などが関係」
    6 五感でわかる土の性質「見て、触って、嗅ぐ」
    7 土の中には水と空気がある「土は固相と液相と気相で構成されている」
    8 土の中の隙間が水持ちと水はけを支配する「土の中に存在する隙間の重要な役割」
    9 土は植物養分の貯蔵庫「養分を含み、保持し、適時植物に供給する」
    10 土壌には微生物がいっぱい「モグラから微生物まで」

    第2章 生命を育む土 
    11 すべてのものは土に還る「土が支えるいのちの循環」
    12 土がもたらす作物への恩恵「作物生育における土の役割」
    13 作物を育てる土「畑の土と水田の土」
    14 植物と共生する微生物「根粒菌および菌根菌と植物の関係」
    15 作物生産に適した土「低生産土壌から肥沃な土壌へ」
    16 土は掃除屋さん「土の浄化能は炭素成分の分解が主になる」
    17 有機物の最後は腐植「長い時間をかけた3段階の分解による」
    18 なぜ土壌に有機物が必要なのか「土壌有機物の概念とその機能」
    19 自然状態(林地)の物質循環「物質循環と自然生態の関わりで土壌は肥沃に」
    20 農地の物質循環「作物の収奪や耕うんなどにより炭素が減少」
    21 農業生態系と窒素の循環「ダイナミックな窒素循環システムが働いている」

    第3章 食べ物を育てる土
    22 農作物にとって良い土とは「農作物生育にとって適切な土の条件」
    23 イネがよくできる土「水田土壌の特徴」
    24 美味しい野菜がとれる土「良い土は美味しい野菜をつくる」
    25 施設には塩分がいっぱい「施設土壌と露地土壌の違い」
    26 土を耕すとはどういうことか「耕すことで肥料分を混ぜ、土を軟らかくし根張りを良くする」
    27 地力って何?「土地が作物を生育させることができる能力」
    28 土は肥料と仲良し?「陽イオン交換容量の説明と硝酸溶脱」
    29 土が酸性化する?「土壌酸性化の原因と対策」
    30 堆肥をやれば良い土になる?「堆肥の施用方法と効果」
    31 有機農業は土を守る?「有機栽培が土に与える利点と問題点」

    第4章 環境を守る土
    32 土は地球の皮膚「物質循環の要」
    33 自然生態系における炭素の循環(呼吸する土)「地球規模の炭素の循環と貯留」
    34 土をめぐる窒素循環「地球規模の窒素循環と土壌中での窒素の形態変化」
    35 温暖化緩和に果たす土の役割「土は炭素循環、炭素貯留の場として多大な役割」
    36 水田からのメタンの発生「メタン発生メカニズムと減少対策」
    37 畑からの一酸化二窒素の発生「一酸化二窒素発生メカニズムと減少対策」
    38 森林や水田の土は環境を守る「林地や農地の公益的機能」
    39 土は浄水場「土がつくる清らかな水(水質浄化機能、ろ過機能)」
    40 水の浸透速度と地下水「畑で水が浸透する速度」

    第5章 土にもいろいろある
    41 土の種類は多種多様である「土の種類は地形との関係が深い」
    42 土はさまざまな因子の相互作用によってできる①「土の生成には気候、生物、地形、母材が関係する」
    43 土はさまざまな因子の相互作用によってできる②「土の生成には時間、人為、水が関係する」
    44 世界の土「世界の土壌分類とそれらの土壌の特徴」
    45 日本の土「わが国の土壌分類と主な土壌の特徴」
    46 寒い地域の土は黒く、熱い地域の土は赤い「有機物(腐植)集積量と鉄の量が土の色に関与する」
    47 日本の黒い土― 黒ボク土「日本の黒い土の代表格」
    48 日本の赤い土、黄色い土―赤黄色土「日本でもっとも目立つ土、全国に広く点在している」
    49 日本で3番目に多い土― 沖積土「沖積土は低地に分布している」
    50 土の中を調べてみる「植物の生育が悪い時の簡単な調べ方」

    第6章 土を自然災害などから守る
    51 砂漠化する土「世界の農地の砂漠化はなぜ起こっているか」
    52 土の水食と風食「畑の土を土壌侵食から守る」
    53 食料・飼料の輸入は土の輸入「肥料成分、バーチャルウオータ、溜まった土をどうする」
    54 水田や畑の土も老化する「土壌肥沃度低下の原因」
    55 連作障害と土壌「土壌に作物生育阻害要因が蓄積する現象」
    56 農薬や重金属による土壌汚染「食べものを生産する農地ではもっとも深刻な課題」
    57 津波・高波による土壌汚染「津波被害の原因と対策」
    58 放射能による汚染「放射性セシウム土壌汚染の現状と対策」
    59 土壌の状態を知る健康診断「土も定期的に状態を知ることが必要」

    第7章 私たちの日常生活と土
    60 土と文明「土壌悪化は文明の崩壊」
    61 土と建築「焼いたり、練って使うなど建材として利用」
    62 土と生活器具「食器をはじめ、いろいろな生活必需品がある」
    63 土と食文化「土器が食品加工や食品保存を可能にした」
    64 磁器と陶器「土の種類や土性などによって陶磁器は変わる」
    65 土と鉄器・銅器「製鉄や青銅、鋳造は土や砂が不可欠だった」
    66 粘土は万能?「粘土を薬、化粧品、染料などに利用」
    67 土と景観「土・農業がもつ景観形成と人の生活」
    68 土は人類共通の遺産「社会的共通資本としての土」

    コラム
    ●土という漢字が意味するもの
    ●国際土壌年
    ●土と花の色
    ●土の中の温度は一定
    ●実用的な土壌分類に基づく農地の生産力評価
    ●光る土団子をつくろう!
    ●土と刀

    参考文献 [159]

  • 2018/07/03:読了
     わかりやすい本なんだろうけど、やっぱり専門的すぎて、いまいち入り込めなかった。

  • 妻がこの本を図書館で見つけて,借りてきた。
    児童書のコーナーにあったそうである。
    児童向けの土壌の本かと思って開いたら,そうではないですね。
    大人の「土壌初学者向け」だと思います。
    ポイントがきちんと押さえられていて,イラストや図を多用した説明がわかりやすく,もし僕が誰かに土壌の話をする際に参考にできると感じました。

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著者プロフィール

藤原俊六郎(ふじわら しゅんろくろう):1947年岡山県生まれ。1970年島根大学農学部卒。神奈川県農業総合研究所、同園芸試験場、県農政部農業技術課などを経て、神奈川県農業総合研究所副所長で退職。現在、農林水産技術情報協会。農学博士。著書に『堆肥のつくり方・使い方』『肥料の上手な効かせ方』『新版 土壌肥料用語事典 第2版』他。

「2013年 『肥料と土つくりの絵本⑤ いろんな資材を生かそう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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