キャリアデザイン入門 1 基礎力編

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 54
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532110963

作品紹介・あらすじ

対人能力、対自己能力、対課題能力等、仕事に必要な力をどう身につけ、今後のステップにつなげるか実践的に解説。

感想・レビュー・書評

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  • いま30歳だが、キャリアについて考えるいい刺激になった。
    特に、キャリア形成のプロセスとして、筏下りで基礎力をつけて、30代半ばにはどの山を登るのか決めるというのが、印象に残った。
    自分が本当に何をしたいのか、そのためにどんな経験をし、どんな能力を身につけなければならないのかについて、怠けず考えていきたい。

  • 2020/8/6-8/10
    キャリアデザイン入門編
    P4
    自分らしい仕事にめぐりあったときこれまで経験してきたことは一つとして無駄ではなかったと思えるだろう

    10-15年基礎力を鍛える→その後は自分の専門領域をひたすら極める

    P18 シャインの3つの問い
    能力 価値 動機

    P38 あれもこれもと望むと結局何も得ないことになりがち

    P95 結婚年齢が遅かった場合には山登りの転換を早めに行ってキャリア基盤を安定させてから育児に入る

    P124 対人能力

  • 働くことに焦点を当てたキャリアデザインの本。
    人生においての働くことの位置づけのようなことは書かれておらず、働く上でのキャリアデザインを如何にうまく行うかが書かれている。
    個人的には、働くことは人生の中で多くの時間を費やすので非常に重要なものだけれども、仕事以外にやりたいと思うことも多くあるので、仕事は人生の一部分という考え方であるが、仕事に対するそういった捉え方は本書では感じられなかった。
    また、大企業に定年まで勤めるというような働き方を前提としてキャリアをデザインしていく方法が書かれているので、中小企業と言った社員数が少ない環境で複数の業務をやらざるを得ないといった場合や、派遣社員で仕事内容が数年単位で変わるといったような場合は、本書の内容はほぼ役に立たない。
    非正規雇用やキャリアの途中で転職することが多くなった現在において、もう少し多様な働き方に対応したキャリアデザインが書かれていると良かったと思う。
    かなり低い年齢からキャリアを意識することが大事で、具体的にどの年齢の時にどういったことをすればよいかが書かれており、働き始めて間もない人か中高生が読むと良い内容である。

  • まさにキャリアデザイン入門書。キャリアの「山登り」の前に「筏(いかだ)下り」があるという考え方を知れたのが良かった。

  • N部長に借りた本。筏降りできてねえ。

  • 男の人生の大半を占めることになる仕事において、ただ流されるように進めるのではなく、それを”どのように進めていくのか”というビジョンを持つことが非常に大切である。
    この本では、人生=キャリアの30代半ばを一つの分岐点として定め、それまでを「筏下りのように難所にぶつかりながら、もがきながらキャリア(この意味では仕事だけでなくプライベートも含む)の基盤となる力をつける」シーンと、「筏下りも流れが緩やかになると、今度は山(人生の目標)を目指して登山を開始する」シーンの2面があると提示している。(筏下りと山登りの関連性はわからないけど…)
    筏下りをする中では、これからのキャリアに必要とされる様々な力の要素を、たくさんの局面から汲み取りながら、日々経験を積むこととしている。
    山登りをする上では、一度目指した目標に達するために、”不必要と思われる業務=所作はしなくてもよい”とまで押し切っている。自己実現のためにはワガママと捉えられかねないことをも行わなければならない。道徳的に非情とも思われる行為さえしなければ、それが一度きりの自分の人生のキャリアデザインにおいて必要なことに置き換わるのだろう。
    20代半ばの今は、日々を様々なことに意識しながら過ごさないと、漠然とした目標の選択肢そのものが減ることと同時に、それを実現する力さえも備わらないぞと、警鐘を鳴らされて再認識させられた。

  •  次のステップにどうつなげるのか、キャリア設計について解説している「キャリアデザイン入門」は漠然と会社人生を歩いてきた人にも手にとってもらいたい本だ。
     年を重ねると、最初に思い描いた自分のキャリアと違いが出てくる。今後どうしたら能力が伸びるのか、不足している点を確認できる。40~50代になれば自分の引き際も考えなくてはならない。

  • 150123
    [Ⅰ]でキャリアデザインとは何か。キャリアデザインの考え方を学べる。
    「筏下り」と「山登り」の理解。
    言っていることは分かりやすくシンプルだが必読。

    [Ⅱ]小学校~30代半ばまでのデザイン方法
    自分を振り返る意味でも読むと○。
    「筏下り」の期間について。

    [Ⅲ]基礎力を身につける
    主に「筏下り」時期に身につけるべき力。
    この上に専門力を積み上げ、「山登り」へ転換する。
    →「仕事のための12の基礎力」とあまり変わらないのかなと思ってきちんと読んでおらず

  • キャリアの成功とは?
    仕事を通じて自分が活かされていると実感でき、幸福感を味わえる状態
    というのはすごく納得感があり、それらを実現するためにどのような思考と行動が必要か?が記載されている。

    また、能力が構造的に説明されていて、今の自分がどの能力を身につけるべきか?どの様に身につけるべきかが明確になった。

    その上で対人能力の協働力や統率力と対課題能力への必要性を感じたし、それらの獲得に向けた実践をやっていこう。

  • 誰しもが通るこの種のことについて、意外とまとまったものが今まで無かった。
    大変参考になった。

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著者プロフィール

リクルートワークス研究所アドバイザー。株式会社職業能力研究所 代表取締役
1983年一橋大学経済学部卒業。同年株式会社リクルート(現 株式会社リクルートホールディングス)入社。人材総合サービス事業部企画室長、地域活性事業部長などを経て1999年にリクルートワークス研究所を立ち上げ、所長に就任。2010年~2012年内閣府参与を兼任(菅内閣、野田内閣)。2011年専門役員就任。2012年人材サービス産業協議会理事就任。専門は、人材マネジメント、労働政策、キャリア論。

「2023年 『一人ひとりを幸せにする 支援と配慮のマネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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