日本の雇用と労働法 (日経文庫)

著者 :
  • 日本経済新聞出版社
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本棚登録 : 261
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532112486

作品紹介・あらすじ

働く現実と法の関係をトータルに理解する。雇用管理、人事・賃金制度、労使関係など日本の特質と問題点を丁寧に解説した画期的入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 備忘のための要約:
    日本的経営システムの特徴は、「終身雇用・年功序列・企業別組合」と言われている。その根本にあるのは、「雇用とは会社におけるメンバーシップの付与である」という日本独特の考え方である。
    しかし一方で労働法では、欧米や中国などと同様に「雇用とは会社でジョブを遂行することにより報酬を得る契約である」と位置づけている。
    このメンバーシップ型の労働慣行と、ジョブ型の法律とのギャップから、さまざまな労働問題が起こっている。

  • 労働・雇用のシリーズインプット。紙の本に到達しました。

    これまで読んだ濱口本の総括という感じなので、ざっと目を通した。レファレンスとしてはこれがよいだろう。

  • 日本の雇用と労働法の変遷についてわかりやすくまとめた良書

  • 「日本の雇用システム」と「日本の労働法制」についての概略を、両者の密接な領域ごとに一つ一つ確認しながら解説した本。

    分かりやすく書かれているのだろうが、私は読んでいてあまり内容が入ってこなかった。(頭に残ったのは、「日本の雇用システム」・「日本の労働法制」の特徴は「メンバーシップ型の雇用契約」だけであった)

    おそらくこの本は日本の雇用問題・労働法制などをある程度学び、何らかの課題意識を持った人が読めば得るものが多いのであろうが、私のように労働法制学びはじめのような者には学びが少ないのかもしれない。

    少し読むべき時期を間違えてしまった感である。

  • 副業禁止とか、一度やめると戻ってこれないとか、ゼネラリスト思考とか、漠然と会社に感じていた疑問の原因がわかる本。
    別に社労士とかでなくても読めるので、自分の働き方の見直しのきっかけにどうぞ。

  • 日本の雇用は欧米諸国と異なり
    職能・職種型採用ではなく、メンバーシップ(会社に帰属する)という性格が強い。従って企業側に自由な採用裁量権が認められている。

  • 興味深い

  • 多くの問題が指摘される日本型雇用システム、その特徴と成立過程を戦前~戦後の労働法の歴史を交えて説明している。

    日本型雇用システムの全体像を俯瞰することができ、労働法の入門書としておすすめ。

    戦時中の「『皇国の産業戦士』として平等」と言う思想が、戦後に社会主義的装いで再確認されたとあり、なかなか興味深い。

    なるほど、労働というひとつの観点であっても、この国は戦前も戦後も社会主義的であったと言うことか。

  • 【読書その67】労働政策研究・研修機構の濱口 桂一郎氏の著書。メンバーシップ型という日本型雇用の特徴や労働基準法などの労働法制とその運用の実態、労使関係や非正規労働者、女性の就労の問題についての入門書。その範囲は非常に広く、雇用政策・法制の歴史的な背景にも詳しく、非常にお勧めの一冊。

  • 小難しい事が書いてあるが、過去の労働法の歴史が詳しく書かれている。社労士を目指す人にとってはとても勉強になる。知りたいと思っていた過去の歴史がたくさん載っていた。何度か読んで今後に生かしたい。
    印象に残った内容
    ◯日本型雇用システムはメンバーシップ型
    企業のメンバーとしての忠誠心が問われる
    職務を特定して雇用契約を結ばない。
    ◯雇用管理システム
    転勤に応じる義務はある。断ることは難しい。
    ◯団体交渉・労働争議の歴史
    日本は企業ごとに労働組合があり、欧米は産業ごとに労働組合がある

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著者プロフィール

*2008.11.17現在労働政策研究・研修機構労使関係・労使コミュニケーション部門

「2013年 『福祉と労働・雇用』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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