- Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532112769
作品紹介・あらすじ
成長を描くためのツボを伝授!ビジネスマンが実際に直面する場面ごとに、意思決定のポイントを提示。SWOT分析やPPMなどの分析ツールの使い方も明らかにする。
感想・レビュー・書評
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セッションの課題図書。
お題目通り、企業戦略を考える時の基本を簡単にまとめている日経文庫。
「ビジネススクールには通えないけれど、戦略を学びたいと思っている社会人のための独習用の本」を提案されたのが本書を書くきっかけだったとか。
分かりやすくするために事例も多く取り上げられているけれど、出版時の状況で書かれているので、今更って思うところもあるけれど、読むべきところは本質の理解だからね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
恐らく初心者向けに、企業戦略・事業戦略とは何ぞやという命題に対し、メジャーな戦略論(製品ライフサイクル、競争戦略、PPM、成長マトリックス、バリューチェーン、SECIモデル、VRIO、SWOT分析)を、実際の企業事例(旭硝子、信越化学、JT、セコム、セイコーエプソン、インテル、IBM)とパッケージにして、解説しています。
また、ストーリも、外部環境から企業内部環境へと、そして最後は相互を統合分析するSWOT分析で締める形になっており、これまたしっかり繋がっています。
かなりの読みやすさです。
ゼロから企業戦略を理解したいと思ったのであれば、本書から入るべきかと考えます。
自分の理解としては、SWOT分析から実際の戦略立案するための具体的方法やツールはないということ。
戦略立案を構想するプロセスそのものが、戦略ロジックそのものである。それこそが智恵であり、価値である。
その構想力をつけるためには、様々な企業戦略事例を研究して、戦略の本質的なポイントをみつけて学ぶことと、それらの学びでの思考訓練や、日々の実経験での思考を通じて磨くことである、と論じている。
最後は一般解だが、戦略立案のポイントはらヒトの思考(もちろん個人だけでなく、以下に周りから智恵を引き出して、統合するか)にあるということなのですね、と感じました。
だから世の中の戦略関係の書籍には、理論解説型・ケーススタディ型・トレーニング型の三極に分かれているのですね。
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コンパクトな内容ながら、企業戦略を考えるうえで外してはならない事項が網羅されていて、知識の再整理に役立った。特に7章のIBMのケースは非常に参考になった。一見平易な内容に見えるので初学者向けかと思われたが、実は内容が盛りだくさんで、それゆえに一つ一つの解説が浅いので、初学者よりも一通りマーケティング理論を学んだ者が自分の頭の中を整理するのに適している。
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戦略というか、マーケティングの本。
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IBMの企業戦略の概略等はあったものものの、もう少し深掘りがほしかった…
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日本企業の事例を中心に解説しているのが良かった。セコムのネットワークインフラを活用した多角化の事例が秀逸で、日本にも、こんなに戦略的に動いてる企業があることを知って、感心した。
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