キャリアデザイン入門 1 第2版 基礎力編
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2016年3月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (171ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532113520
作品紹介・あらすじ
仕事を楽しみながら成長し、高い成果をあげるためのキャリアプランの描き方を解説します。最新の情勢を盛り込み、若年世代のキャリア開発についての説明を充実させて新版化しました。前編にあたる本書では、キャリアデザインの基本的な知識を紹介するとともに、どの業種の仕事でも必要になる基礎的な能力をいつまでに、どのように身につけていくか具体的に説明します。就職してからどのように能力を身につけていくか知りたい人や、新入・若手社員の力を伸ばす立場の人におすすめです。
感想・レビュー・書評
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鍛えるべき能力が抽象度高めに列挙されて、あまり頭に入ってこない。
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新卒向けに書かれた本かもしれませんが
30代の自分にとっても有意義な内容でした
30代の後半を目安に、自分がどの山に登るか(どの専門性を極めるのか)を考えるべき
それまでに、自分を鍛え、考えをクリアによく考えるのだ -
キャリアデザインについて分かりやすいし、日本の就業環境や就職事情を前提としているので、実情に即した良書
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最後の基礎力は、恥ずかしながら足りないことばかりで、社会人としていかに未熟かを痛感しました。何度も読み返して基礎力を養っていきたいです。
高校生や大学生に向けた章もあり、うーん、こういう本にもっと早く出会いたかった!! -
<シラバス掲載参考図書一覧は、図書館HPから確認できます>https://libipu.iwate-pu.ac.jp/drupal/ja/node/190
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「キャリアをデザインするということは、自分の将来に対してリーダーシップを発揮するということである」
「天職と呼べる仕事と巡り合い、自分を活かすことができたとき、それまでに経験してきたことが何一つ無駄ではなかったと思えるほどしっくりくる状態である。」
「筏下りのように、ゴールに価値を置くのではなく、懸命に目の前の仕事に取り組むプロセスに価値を置くことだ。その間にさまざまな仕事を経験し、人と出会い、基礎力を鍛える。その後は自分の専門領域をひたすら極める山登りに移行し、プロとしての頂上を目指してエネルギーを集中して、専門力に磨きをかける。この筏下りから山登りへの移行に成功すれば、キャリアの成功が見えてくる。」
「キャリアとは人生そのものである。人生の仕事的側面がキャリアである。」
「すべての過去を肯定してくれるもの、それが「天職」と呼んでもいいものなのである。」
「山を選ぶということは自分がじっくりと腰をすえて取り組んでもいいと思える専門領域を選ぶということに他ならない。」
「年間ハードカバー一五〇冊という目標を立てて意地になってやっていたことがある。しかし、振り返ってみればその効果は絶大であった。はじめは読んでも読んでも消えていく感じだったが、累乗の効果か、あるときからいろいろなものがつながって見えるようになった。するとどんな本を読んでも、自分の頭の中でストックする場所ができたようになって、活かせるようになったのだ。」
自分の人生の主人公は自分である、ということを言われたような気持ちだ。キャリアとは、人生そのもので、人生の仕事的側面である。なぜキャリア「デザイン」というのか。それは自分の人生を、自分自身の手で作っていくから、作っていかなくてはいけないからに他ならない。
私はここまでただただ流されて仕事人生を歩んできたし、そのことに対して焦りや不安を抱えていたが、それこそが必要な「筏下り」のフェーズだったのだ、と思えて安心した。ただ激流に飲まれて、苦しくて、沈まないように必死で日々生きてきた。私の進む道はこれで合っているのか、なんども立ち止まって考えようとした。が、できなかった。できるんけがなかった。なぜなら筏下りの最中なのだから。ただがむしゃらにもがき続けるので、正解だったのだ。今までの6年間を、まるっと肯定されたような気持ちだ。
転職する際に、父親に「教員はお前の天職だと思うぞ」と言われ、父は励ましのために言ってくれた言葉だと思うが、私はそんなのわからないもん、と悪態ついた。この本からすると、やはり天職であったかどうかはまだ決めきれないものだと感じた。なぜならこの本によると天職とは「すべての過去を肯定してくれるもの」だからだ。今までの全てのことが、全ての選択が私に取って必要なものだった、と思わせてくれる職。教員をずっと続けていくことが、私にそう感じさせてくれるとはとても思えない。これからも筏下りを続けて、最終的に登る山を教員に決めることはあるだろう。が、そのときには私の登るべき山と覚悟を決めて、頂上が見えた山を、気持ちのいい汗水垂らして登ることができるのだろう。
まだまだ筏下りの苦しみと楽しさの中にいることには変わりないが、少しずつゆるやかになる流れの中で、生涯をささげて登頂すべき山に出会うこと。
次なる目標ができることが、なんと幸せなことか。 -
キャリアとは人生そのものである。人生の仕事的側面がキャリアである。この一文でキャリア像をなんとなく把握した気がしています。また、「キャリアデザイン」は自分自身が主体性を持って計画し、実行していこうというものだという説明も腑に落ちました。
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ⅠとⅡ、両方とも
いまだに手元に残している。
30代はじめに読んだが
まず、どの山に登るかを決めることが
大事だと書いてあった。
後に、人事担当者から
「キャリアデザイン分野で一番良い本」
として勧められ、プロからしても良書なのか、、
とびっくりした。