「同一労働同一賃金」はやわかり (日経文庫)

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  • 日本経済新聞出版社
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532113964

作品紹介・あらすじ

●キーワードは「均等」と「均衡」

これまでの労働法では、「均等」を主要なテーマとしてきました。男女差別の撤廃、出身、年齢の差別撤廃など、「機会均等」に重きが置かれてきました。しかし、今回問題になるのは主に「均衡」です。
「均衡」とは「同じ仕事をしていれば正規か非正規かの雇用に関係なく、同じ待遇で報いる制度」。しかし、そもそも「同じ仕事」というのは何なのか。責任の重さや、過去の職歴をひもとけば、全く「同じ仕事」とすることも難しいと言えます。
本書では最新の最高裁判決等を挙げながら、企業実務へのインパクトを解説。また、実務上の具体策として、業務・責任などを徹底的に「見える化」するための実例を示します。「同一労働同一賃金」に関連する法律は、大企業では2020年から施行され、企業の対応はまったなしの状況です。
本書は、考え方の基本から具体策までを、社会保険労務士で元労働基準監督官である著者が書き下ろします。

感想・レビュー・書評

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  • ・正規社員だけに設けられた手当などについては、非正規労働社との「職務・処遇」などに照らし合わせて均等待遇にする必要がある。

  • 2018年6月に可決成立した働き方改革関連法により、同一労働同一賃金原則が早ければ2020年4月から実施される。既に下級審レベルでは丸子警報器事件判決など市民法の平等原理から均等待遇を説く判決も見られ、これを受けて政府は先ず短時間労働者に対する差別的待遇を禁止してきた、今回有期契約労働者をも対象に加えることで、非正規社員一般について正社員と同一条件の場合の均等待遇、そして条件が異なる場合もその差異に応じた均衡待遇が求められることになる。本書は、最近の労働判例を検討しながら、現時点で考えられる各企業の実務的な対応を明らかにする。正社員と非正規社員との業務内容の比較、それに基づく両者の待遇の合理化、その際の労使協議の進め方など、具体的な対応方法が提示されていて参考になる。

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著者プロフィール

北岡社会保険労務士事務所代表。社会保険労務士。
1972年生まれ。95年金沢大学卒業後、労働省に労働基準監督官として採用。人事労務系出版社を経て、2009年北岡社会保険労務士事務所を開業。

「2020年 『人事・労務担当者のための メンタルヘルス対策教本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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