- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532161934
感想・レビュー・書評
-
めちゃくちゃ面白かった。何回も読みたい。
エジソンの発明は電気や電話などくらいしか知らなかったので、こんなにも現代の暮らしに欠かせないものを発明していたとは驚いた。しかもマーケティングに長けている。というか耳が不自由だったこともほんと何も知らなかった。勉強になった。
エジソンの創造力の源や、教育論もよかった。
・自然界の秘密を解き明かすのに人間の理性に頼ってはいけない、自分の常識やもっともらしい考えのなかに解決の糸口はない。
とはいえ既成概念を壊すには、あらゆる分野における広範囲な知識があってこそ。
・「イグノラモメーター」やエジソン奨学金の話も興味深かった。
学校から詰め込まれた相互の関係性のない知識よりも実験や観察など自分の経験から学ぶことが大事と言い、モンテソーリ教育を評価していた。
日本にもこういった教育が早くから根付いていたらなぁとも思ったが、エジソンは『武士道』を愛読しており、日本の偉人とも交流があったという。そう考えると、日本の戦後の高度成長期頃って、発展はしたけどじわじわ日本をダメにしていく麻薬みたいな時期だったんだなと感じた。
エジソンは耳が不自由だったが、それを全くハンデと思っていなかったのが素晴らしく、勇気をもらえた。耳が悪いのに蓄音器や電話を発明するって、冷静に考えると本当にすごい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今まで知らなかったエジソンの話しが満載で面白かったです。当時の名士との交流があり、ジョークが大好きだったこと。「天才は1%のひらめきと(インスピレーション)と99%の努力(パースパレーション)のたまものである」という言葉が誤解され、本来の意味「(ハイヤー・パワーの)1%のひらめきが最も重要である」と異なる解釈がされていること。霊や輪廻、日本にも興味があったこと。
もう少し彼についての本を読みたくなりました。
1%のひらめきが最も重要と言っていますが、彼は一日十数時間働いてきた訳で、努力の塊のような人です。凡人には素直にその言葉は受け取れないのではないかと思います。また、霊、輪廻、日本にも興味があったということですが、一般的には来世のことが気になったり、キリスト教に熱心ではなかったので、何か他の宗教に興味を持ったことがたまたま日本ではなかったのでしょうか?
晩年の言説はそれとして、エジソンのお茶目な所がたくさん紹介してあり面白かったです。とてつもないメモを残しており、まとめておられる方もいるそうですので、彼の思想なりを他の本でも読みたいと思います。 -
エジソンが大変な読書家であったこと、楽天家であったことなど知らない側面を知れた。また記憶力を重視していたとのことで、我が子には百科事典を隅から隅まで覚えさせたという話は大変興味深かった。
映像を使った教育実験を行っていたことも興味深い内容だった。映像を使った授業とそうでない授業を受けさせて、その成果を比較している。結果、映像を使った授業の方がはるかに理解力の面でも記憶の面でも効果があったとのこと。学校の授業を聞くよりも、YouTubeで動画を漁っていた方が良いのかもしれない。
-
確かにこれまでのイメージと異なるエジソンでした。 結構豪快で、自由。発明家と言うより実業家。 そして、なんと言っても超ハードワーカー。 集中力が凄い。 かたや、家族関係には苦労があったのも頷ける。 日本との関係や、未来について、戦争と平和について、も興味深かった。 特に、機械と人間の関係を述べている点は、今日のAIと人間の関係の議論と酷似しており面白かった。
-
図書館
-
伝記では読めないエジソンの人となりや交遊関係、考え方を簡単にまとめた一冊
努力の人ってこういう人なのかなと思えた内容でした。 -
「1%のひらめきと99%の努力」など、偉人伝に出てくる有名なフレーズが、新聞記者の誤った伝え方のまま日本の伝記に影響を与えている。。。とは、最近のクイズ番組などで何度かお目にかかっているのだが、それ以外にもこれまでのイメージとは違ったエジソン像に触れることができる。
現代のベンチャービジネス起業家並みのプロデュースと、驚異的な数の発明。バイタリティあふれる人物像が描かれている。
日本との縁もあり、より身近にエジソンを感じられる。子供によくある伝記を読ませるのがためらわれる内容でした。 -
「人々を闇から解放した奇跡の発明家」
エジソン会社の入社試験の問題おもしろいです -
「ハロー」を初めて使った男。フォードとか超有名人と仲良し。あまりにも有名な99%の努力の格言の本当の意味。実は親日家のエジソン。
意外なエジソン像に会える。そして、その人格(生き方)に憧れる。