勝利のチームメイク

  • 日本経済新聞社 (2003年4月1日発売)
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本 ・本 (253ページ) / ISBN・EAN: 9784532164386

感想・レビュー・書評

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  • 抜きん出るためには、知識やデータと経験に裏打ちされた自信の両立が必要。体力、気力、知力の下りも納得。

  • サッカー、ラクビーの名選手で、元日本代表監督。
    野球の古田選手は当時は選手だったが、ほぼ
    時期監督が見えていた時期の本。

    監督とは、プロのスポーツ選手とは?と言う事が
    色々な言葉で何度も出てくる。

    岡田監督が言った、選手を育てようと考えるのは、
    監督のエゴで、うまくいかない。
    しかし選手の長所を利用すると考え、守備の苦手な選手の
    横に守備のうまい選手を置くと、守備の苦手な選手も
    自然と守備が出来るようになると言う話は、
    教え魔が多い現在社会のアンチテーゼだと思った。

    もちろん守備の苦手な選手もプロとして生きていく中で
    自分の価値観を上げていこうとする中で、守備技術を
    盗み磨くと言う克己心なく、教えてくれと言う受身の姿勢や
    監督の意図を見抜けず、攻撃一辺倒になりチームのバランスを
    崩してしまうような選手だったらこうは行かなかったのだろう。

  • 「チームワーク」とは、勝つというチームの共通目標を達成するための目的、手段であって、目標ではない。日本のチームメイクでは、ここを勘違いしてしまうことが、ままある。7連覇中の神戸スティーラーズはとても雰囲気のよいチームだった。それは、個人個人が自立した集団だったからなのではないかと思う。個人個人が自身のパフォーマンスを最大限化することを考える。そのために自分なりに学び、考え、決断する。
    このような自立した集団は、個人個人、互いに好影響を与え合うものである。
    スポーツの現場には、判断力、集中力、決断力、創造力、コミュニケーション能力、認知能力と、人間の備える様々な力が惜しみなく注ぎ込まれている。その意味では、スポーツはとても知的な作業なのだと言える。

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