戦略の本質: 戦史に学ぶ逆転のリーダーシップ

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 481
感想 : 44
  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532165291

作品紹介・あらすじ

戦後60年の戦略不在に終止符を打つ!大逆転を生み出すDNAを戦史から解明。

感想・レビュー・書評

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  • 1.購読動機
    戦略。ちまたにあふれる言葉。
    定義の理解をしたかったため。

    2.結論
    戦略とはどの領域でたたかうか?
    そう、戦いかたではなく、勝てる領域を選択することがポイントである。
    勝てるか?は未知数。
    したがって、要素は自社が詳しい領域であること。

    3.2.が具体的に理解できる戦事。
    毛沢東、そしてスターリングラードの戦い。
    どちらも、地の利を生かしている。
    特に後者は最後の砦での戦い、市街戦だ。

    当時の読了後の興奮は、20年以上前の世界史の授業に加えたいエッセンスである。

  • 以前に読んだ戦略の本質とどこが違うのであろう? 内容に関しては、全く同じとして読んだ書籍にする。

  • 第2章 毛沢東の反「包囲討伐」戦―矛盾のマネジメント
    第3章 バトル・オブ・ブリテン―守りの戦いを勝ち抜いたリーダーシップ
    第6章 第四次中東戦争―サダトの限定戦争戦略

    が特に面白かった。劣勢を跳ね返した戦いは、彼我の戦力差をきちんと分析している。戦の相手、目標が明確である。劣勢の戦力できちんと勝てる方法を考えている。

    特にサダトは英雄だったナセルの副大統領だった。イスラエルとの全面対決を主張して英雄となったナセルはイスラエルに勝てなかった。ナセルが急死して誰も期待していなかったサダトがイスラエルを打ち負かすことになる。スエズ運河を渡った地点に限定優勢圏を作り、アメリカとの取引とする。戦略は明確にしても、方法は現場に任せる。その為の権限のある部署を完全に掌握する。

    現実から、しなければならない事とできる事を考えて実行する事が戦略なのだろうと思う。後から考えれば、こうすれば成功するんだな、、と最善のように見える道。それを敷ける事は簡単では無いはずなのだ。だが、逆に優勢で勝てると思っていて負けた軍は、目標が明確に定まっていない。ただ、圧勝するなどという不明瞭なゴールを掲げていて、足を掬われている。

  • 38656

  • 東2法経図・6F開架:391/N95//K

  • 戦史好きには、たまらない本と思う。有名な近代戦に一端に触れることができ、好奇心を満足させることができた。特にエジプトにおけるサダトの働きはには感心した。こういうのが政治というのだろう。日本の政治家からは想像できない話しであると思った。
    本としては、入れ込み過ぎの研究書になっていて読みにくい感じが拭えないのは、ご愛嬌か。

  • 太平洋戦争(日本vsアメリカ、ソ連vsドイツ、イギリスvsドイツ)、、ベトナム戦争、中東戦争、毛沢東vs蒋介石等の戦略の分析。小が大になぜ勝ったか、もしくはなぜ勝てなかったか(勝てなかったのは日本だけ)の論理展開はなかなかのもの。歴史書としてもどうぞ。

  • 失敗の本質はおもしろかったけど、こっちは二匹目のドジョウを狙いに行って失敗。

  • 『ポリティックス(政治)と軍事、中央と現場との間に横たわるより本質的な問題の存在を確認することができる。

    すなわち、何かをなすことによって生じた失敗と、何もしないことによって生じた失敗をどのように識別するかということである。

    何かをなして失敗した場合は検証されるが、何かをさせなかった場合の結果はどのように検証されるのであろうか。実行されなかったことの誤りを実証するのは難しい。

    成功したかもしれないことをやらせなかった場合の機会損失は、誰が責めを負うべきなのだろうか。』

    戦略の本質は、結局のところそれを実行する責任を背負ったリーダーの存在が欠かせないことがよく分かった。

    浮き彫りになるのは、日本の『失敗の本質』であって、つまりはリーダーの不在、不明確な責任の所在、不明瞭な意思決定にあるのだとよく分かる。

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著者プロフィール

一橋大学名誉教授
1935年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、富士電機製造勤務を経て、カリフォルニア大学経営大学院(バークレー校)にてPh.D取得。著書に『失敗の本質』『戦略の本質』『国家戦略の本質』『知略の本質』(いずれも共著)『市場と組織』『知識創造の経営』『知識創造企業』『ワイズカンパニー』など。

「2022年 『『失敗の本質』を語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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