佐藤可士和の超整理術

著者 :
  • 日本経済新聞出版社
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レビュー : 557
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532165949

作品紹介・あらすじ

仕事も頭もスカッと爽快。空間・情報・思考のもやもやを一刀両断!気鋭のアートディレクター、秘技初公開。

感想・レビュー・書評

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  • 整理とは、単なる片付けではなく、
    空間の整理-情報の整理-思考の整理と発展して、
    ひいては問題解決そのものである。
    英語でよく、well-organized っていうけど、
    ああいう感覚か!?
    ユニクロやキリンの極生、国立新美術館など
    自分の仕事のプロセスを紹介しているので、
    おしゃれなうえに、説得力抜群。
    本質に迫るときに、奥深く入り込んでいくだけでなく、
    逆に引いて見てみることで、客観的に見えてくるものもある。
    なるほどです。

  • 他業種ですが、情報を見えやすく整理していくことを特技として、仕事を進めてきました。
    が、最近、部署が変わり、整理なんて附属的、事務的なことだと言われ、仕事の方向を見失っていたんだ、、ということに気付かせてくれた1冊。
    成功している筆者の経験に、今の部署であらためて整理をする勇気をもらいました。
    そして、もちろん私がやっていた整理より、さらに洗練されて整理された「整理の仕方」が載っているので、早速やってみたいです。

    そして、今までクリエイティブなセンスのイメージを持っていた分野でも、整理することが重要というのは、少し新鮮でした。
    仕事を進めていく上でのヒントが欲しくて読みましたが、プライベートで進めている団体のロゴを作成中で、ちょうどなんとなくかわいいからというので、選びそうになっていたところだったので(笑)本当に読んでよかったです。

    というか、極生も、国立新美術館のロゴも、ユニクロのロゴも、UTも、愛媛のタオルのロゴも、docomoの携帯デザインも、明治学院大学のロゴも、同じ方がやっていたんですね。
    読んでいてすごい自信だなと思いつつも、事例を見ると、確かにどれも記憶にしっかり残っているもので、自信に説得力があります。

    いろいろと筆者が実践している事例があって読みやすい本ですが、特に物理的なものも、PCのフォルダ分け的に、白い段ボールで整理しているというのが、面白いと思いました。
    PCのフォルダ分けが汚いと落ち着かないわりに、物理的な引出はごちゃごちゃな身としては、ぜひ実践したいです。

  • もともと派手な感じが苦手だなと偏見があったものの、可士和さんデザインと知らずに「いいかも」「なんか気になる!」というものが沢山あり、悔しいかな、潜在的に好きなんだなと認めざるを得なくて。

    そんなこんなで本も読んでみようと思いました。

    「超整理術」ということですが、その方法自体に目新しいことはないです。
    またビジネス書として読んでも、同様かと。

    ただ、アートディレクターの可士和さんがこれらの整理術を駆使した結果こうなりました、と
    ご自身のお仕事につなげて書いてくれてるので説得力があります。

    また、
    空間の整理
    情報の整理
    思考の整理
    という分け方も理解しやすかった。

    お仕事を生み出すことは、つまりデザインすることで、デザインするためには、こういった整理が必要ですよと。
    そんな風に感じました。

  • 整理術というより仕事日記。ただ、そのどれもがとてもエキサイティング!

    自分の視点をもつ。

    俯瞰で見る。

    ネガティブの裏を見る。

    何を伝えたいのか、

    すべてのキーワードにつながるコアを見つける。

  • 一番大切なことは何かを考えること。
    因果関係をみて、本質をつかむこと。
    思考=抽象概念で、伝えるために、言語化が必要だということ。
    など、多くのまなびをいただきました。
    整理することとは、自分と向き合うこと。
    春休み中に、部屋の整理、頑張ります。

  • UNIQLOとかのアートディレクションを手がけた
    いけてる男。
    アートディレクションの仕事は情報を整理して
    商品や問題の本質を捉えることだというのが
    本書の一つのメッセージである。
    確かに氏の作品には芸術家としての震えるような才能は
    感じられないが、直線的な機能美、合理性というテーマ
    が一貫してあるように感じた。

    よくある生産性の高い人の思考のパターンと同じだと
    思ったが、この人の場合には直感が優れているのだろうと
    思った。やはり論理的な思考と感性の両輪が優れていないと
    一流にはなれないのだろう。

    これからは感性の鍛え方みたいなものの方が
    重要視されていくのではないか。

  • 2007年で読んだ本の中で、BEST10に入る秀作。

    超・・・面白いです。

    整理術の本というより・・思考法の本ですね。

    むちゃくちゃ、参考になりました。

    整理術の本というより、思考法の本です。デザイナーの思考法の一部を覗けたようで・・・みさ吉的には、超インスパイヤーされる本でした。

    実は、佐藤可士和さんって、この本読むまで、何やってる人か知らなかったんですけど・・・手がけてる作品・・・ステップワゴンとかキリンの発泡酒とか・・・なんか凄いなと気になってるCMやデザインだったわけで・・・

    本を読みながら・・・えーー!これもなの?これもなの?と
    彼の才能と思考法を確認しながら、非常にアイデアを触発されるものがありました。

    超、お勧めの本です。別にデザインやってなくても、考え方のヒントをくれますし、こうやって考えて作ったんだというのが判るいい本です。

  • 私も最近、手ぶらの日をつくるようになった。
    たしかに、予想外の解放感。

    【読書メモ】
     ・ ですから、僕が行っていることは、"コミュニケーション戦略を総合的に立案し、デザインの力で目に見えるかたちにしていく仕事”なのです。一見アーティスティックに自己表現をしているのではと思われがちですが、実はドクターのようにクライアントに診療し、問題を解決していくといったほうがふさわしいのです。 p23
     ・ ここで語る整理とは、巷にあふれる細々した生活の知恵ではありません。伝えたいことを明確にするという、コミュニケーションの本質に迫るアプローチなのです。 p38
     ・ いずれにせよ、問題の本質を突き止めることとは、”何がいちばん大切なのか”を見つける、つまりプライオリティをつけることなのです。 p54

    【目次】
    1.問題解決のための”超”整理術
     いい仕事に、整理術は欠かせない
     アートディレクター=ドクター
     大切なのは、相手の思いを整理すること
     本質を捉えなければ、いい結果は生み出せない
     整理術は、仕事も生活も劇的に変える!
    2.すべては整理から始まる
     問題の本質が見えないまま、対処していないか
      複雑すぎる世の中に、危機感をもって挑むべき
      その場しのぎの対処では、問題は解決しない
     プロセスに沿って、整理術を確実に身につける
      状況把握・視点導入・課題設定の順に進める
      微妙なニュアンスまで、問診で把握する
      視点を持ち込んで、問題の本質に迫る
      課題を見つければ、問題の半分は解決する
      課題=登るべき山と考え、コースを見極める
     空間から思考まで、目指すは三レベルのクリア
    3.レベル1「空間」の整理術−プライオリティをつける
     空間の整理の目的は、快適な仕事環境を作ること
      整理を徹底して、リスク回避を図る
      身体を使う作業で、整理の効果を実感
     まずは、身近なカバンの中身の整理から
      果たして、カバンの中身はすべて必要か
      スリム化を加速させた、携帯電話の進化
      ”手ぶら”がもたらした、予想外の解放感
     ”捨てる”勇気が、価値観を研ぎ澄ます
      ”捨てる”ことは、不安との闘いである
      捨てるためには、プライオリティ設定が不可欠
      捨てることは、”とりあえず”との闘いでもある
     デスク周りの最適環境を作る
      モノの定位置を決めると、把握しやすくなる
      迷ったら、機能が似ているものを比較する
      書類や資料は、最終バージョンだけとっておく
      棚のフリースペースを、一時避難場所に
      名刺整理は、アイウエオ順がいいとは限らない
     バーチャル空間も、シンプル・イズ・ベスト
      ファイルのネーミングがキモ
      PC上にもフリースペースを作る
     フレームを駆使して、オフィス環境を快適に
      バーチャル空間を転用した、オフィス空間整理術
      フレームを決めれば、全体像が把握できる
     大切なものの見極めを、身体で覚える
    4.レベル2「情報」の整理術−独自の視点を導入する
     問題の本質に迫るため、情報に視点を持ち込む
     視点導入の最終目標は、ビジョンを導き出すこと
      相手の心の中に、イメージを建築する
      理想形となる”ビジョン”を見つける
      視点が決まれば、ビジョンが見えてくる
     自分なりの視点を見つけるには
      本質を探るには、引いて見つめることが大切
      思い込みを捨てることから、視野が広がる
     視点の転換で導きだした、明治学院大学のビジョン
      見方を変えれば、マイナスもプラスになる
      ビジョンを凝縮して、シンボルマークで表現
     暗号解読のように組み立てた、国立新美術館のシンボル
      あいまいな状況から、強い視点は見つけにくい
      ”新しい”という視点で、すべてをプラスに転化
      表現の段階で、ビジョンを明確に研ぎ澄ます
      迷ったら、具体的なシーンを思い浮かべてみる
     常にビジョンを目指す、ポジティブな姿勢が大切
    5.レベル3「思考」の整理術 −思考を情報化する
     思考を情報化すれば、コミュニケーションの精度が上がる
      自分自身を知ることは、とてつもなく難しい
      まず、考えを言語化することから始める
      仮説をぶつけて、相手の思いを確認する
      フロイトの心理療法にある”無意識の意識化”
     自己の無意識を意識化した、ドコモの携帯電話
      プロダクト完成後に、コンセプトの言語化を模索
      自分自身に仮説をぶつけて、発見したコンセプト
     自分との接点を見出した、地域産業のブランディング
      リアリティがなければ、問題意識は生まれない
      他人事を自分事にできると、リアリティが生まれる
     本質を研ぎ澄ました、ユニクロの”あるべき姿”
      問診しながら掘り起こした、ユニクロの本質
      日本発ブランドという気概を込めたロゴデザイン
     無意識に深く踏み込んだ、ファーストリテイリングのCI
      頭の中にあるビジョンを、どうやって引き出すか
      仮説をぶつけて、クライアントの思考を探る
      ”革新”という視点を、真紅のシンボルで表現
     Tシャツの新しい買い方をデザインしたUT
      Tシャツのメディア性から生まれたビジネスモデル
      世界一のTシャツブランドを目指したシステム作り
      ペットボトルのパッケージで、問題点を付加価値に転化
     思考の整理で浮かびかがった、新しい病院の姿
      今日の医療環境が抱える、問題の本質を探る
      コンセプトは、”リハビリテーション・リゾート”
    6.整理術は、新しいアイデアの扉を開く
     最大のポイントは、視点を見つけること
     目的をもてば、テクニックも生きてくる
     答えは必ず、目の前にある!

  • 1章 問題解決のための“超”整理術
    2章 全ては整理から始まる
    3章 レベル1「空間」の整理術――プライオリティをつける
    4章 レベル2「情報」の整理術――独自の視点を導入する
    5章 レベル3「思考」の整理術――思考を情報化する
    6章 整理術は、新しいアイデアの扉を開く

  • 年末の大掃除(自宅及び自分の思考)へのモティベーションアップにつながった.

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著者プロフィール

アートディレクター/クリエイティブディレクター

博報堂を経て「SAMURAI」設立。主な仕事に国立新美術館のシンボルマークデザイン、ユニクロ、楽天グループ、セブン-イレブンジャパン、今治タオルのブランドクリエイティブディレクション、「カップヌードルミュージアム」「ふじようちえん」のトータルプロデュースなど。毎日デザイン賞、東京ADCグランプリほか多数受賞。慶応義塾大学特別招聘教授。著書はベストセラー「佐藤可士和の超整理術」(日本経済新聞出版社)ほか。http://kashiwasato.com/


「2014年 『脳年齢25歳!? 佐藤可士和の頭が冴える食生活』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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