奇縁まんだら

著者 :
制作 : 横尾 忠則 
  • 日本経済新聞出版社
3.78
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本棚登録 : 196
レビュー : 42
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532166588

感想・レビュー・書評

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  • 正宗白鳥やら島崎藤村やら。
    自分にとっては、もはや「教科書レベルの過去の人」の範疇である文士を、作者は直に見たことがあるかと思うと、す、すごい……。

  • 昭和の文士たちが
    これでもか 
    と 描かれている

    ややもすれば
    礼賛すべき存在として
    通り一遍等に書かれおらず
    そのお一人お一人が
    ちゃんと肉体を持った
    息もすりゃ、屁もひる、
    等身大の人物として描かれているのが
    うれしい

    横尾忠則さんの
    肖像画? が
    その人物よりも
    よりその人らしく描かれているのが
    また
    うれしい

  • 瀬戸内寂聴が今まで縁のあった方の人物伝。

    「奇縁まんだら」のタイトルがなんともその通りといった感触。驚くようなビックネームの数々、、、。
    その人となりが時に毒舌に。愛情込めて描かれている。
    奇縁まんだらを通して実感としてそのビックネームの方々の存在を感じる事ができる。
    現実は小説より奇なり、、、。今だったらバッシングの嵐ブログ炎上で済むかな?くらいのスキャンダラスな内容もあり驚き。

    何がすごいって横尾忠則の画がすごい。ネットなんかの写真をもとに描いているのだろうけど。一人一人の生き様のようなものが凝縮されているよう。

  • 日経新聞連載中から愛読していましたが、単行本で通して読むとまた違った感じがします。文学者たちの横顔がサッと切り取られていて、読後になんとも言えぬ感覚を留めていきます。

  • 21人の作家や芸術家との出会い、交流、エピソードが綴られた貴重な本作だ。恥ずかしながら10人の作家は名前すら知らなかった。私が敬愛する谷崎潤一郎のことについても意外な一面をうかがえて、とても良かった。他にも川端康成、佐藤春夫、稲垣足穂、松本清張、水上勉などが本当に個性的で面白かった。

  • 神戸ビエンナーレ2013その2です
    後半のメインは、横尾忠則

    翌日が、神戸マラソンなので、
    土曜日午後に行ってきました
    バスにも乗れたんだけど
    JRで灘駅からスタート
    ミュージアムロードを往復しました
    結構な距離かと思ったけど
    楽しく歩けました

    さて、県美の方から
    初めて拝見する滝のシリーズ
    キャンパスを組む画法は、
    2種類が組み合わさって見えるのが新鮮
    さすが、横尾氏!

    日本の風景は、意外と美しく
    いや~な感じがしません
    色彩は、突拍子もなく斬新ですが(;^^)ゞ
    70年代の写真もおもしろかったです

    そして、Y字路は、雨の夜がいいかんじ
    キャンパスの中に入り込めそうな
    異次元の入り口がたくさんある展示室でした

    BBプラザは、中辻悦子の喪失を感じる作品や
    現代陶芸のマットなオブジェを鑑賞

    そして、横尾忠則現代美術館へ
    初めてだったので、めっちゃ期待!!
    ライブペインティングの動画に感心
    イッセイミヤケの招待状懐かしかったかも
    新聞で親しんだ寂聴さんの連載挿絵は、
    印刷では、ない迫力でよかったです
    以前は、拒否していた横尾ワールドですが
    受け入れられる自分になれてよかったです

    元気でここに来られて
    本当によかったな~
    ありがとう

  • 瀬戸内晴美、改め寂聴氏が出会ってきた人々の、エピソードや思い出を綴るエッセイ。文壇の人々が中心だけれど、岡本太郎氏をはじめ違うジャンルの芸術、芸能関連の人々も登場し、その多彩さに驚かされる。実は私は、彼女の小説をきちんと読んだことがなく、新聞の連載で触れる程度だったのだけれど、面白かったその連載が本になったと聞いて手に取った。
    たぶん、喜んで自分のことを話したくなる空気を作り出すことのできる、聞き上手で人好きのする人なんだろうなぁ。。。彼女の取材力や人脈の様子を読むにつけ、そんな風に感じた。
    戦前、戦後を知る人が減りつつある今、元気いっぱいに語り続ける彼女の存在は頼もしい。続、続の二、終わりと、すでにあと3冊あると知ってのけぞっているが、、、そのうち時間を作って読んでみようかと思っている。

  • いったい、寂聴さんはいくつなんだろう!

  • 明治~昭和の激動期、この頃の作家には恋愛や政治活動に命をかけるような人が多かったんだなー。作家になるにはカタギの生活を捨てる覚悟がいるのかもしれない。

  • 気軽に読めた。
    それにしても瀬戸内さんの交友関係には驚く。
    歴史的な作家に実際に会い、人となりを直に知る。
    それを瀬戸内さんを通して私も知ることができるのが貴重であり、面白かった。

    特に今東光さんに魅力を感じた。
    出版社主催で作家達がチームを作り
    地方で講演会をする企画の話で、
    メインの人気作家が松本清張、
    彩(女性)がお喋りで気もつく瀬戸内さん、
    あまり人付き合いが好きではない松本さんとも旅が出来、ムードメーカーで真のリーダーを今東光さんが引き受け、良い関係を築きながら講演会を行う様子が書かれていて面白かった。
    もっとこの旅について書いてほしかったなぁという印象。

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著者プロフィール

せとうち・じゃくちょう 1922年、徳島生まれ。東京女子大学卒。1957年に「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年に平泉中尊寺で得度、法名寂聴となる(旧名晴美)。1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨、2001年『場所』で野間文芸賞、2011年『風景』で泉鏡花文学賞受賞。1998年『源氏物語』現代語訳を完訳。2006年に文化勲章を受章。他の著書に『釈迦』『死に支度』『わかれ』『求愛』『いのち』など多数。

「2018年 『花のいのち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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