ゴールドマン・サックス (下)

制作 : 斎藤 聖美 
  • 日本経済新聞出版社
3.31
  • (1)
  • (4)
  • (6)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 97
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (508ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532167547

作品紹介・あらすじ

収益至上主義は何をもたらしたか。初めてベールを脱いだ王国の企業風土、経営哲学、リーダー群像。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 年間10億以上の報酬を手にする社員が何人もいるゴールドマンサックスが、いかにすごい会社であるかが理解できた。極めて優秀な人たちが、夜間も休日もほとんど休むことなく激務をこなし会社に貢献しており、ポールソンやルービンという財務大臣経験者をはじめ、証取理事長、各省の次官など、アメリカの要職に就く人が多いのも当然だと感じた。印象的な記述を記す。
    「「最高の人材がいなければ最高の会社にはなれない。最高の人材がいて、彼らを厳しく教育し、彼らが実力を発揮できるように組織し、彼らが常に最高の仕事をするよう、やる気にさせれば、自然と最高の会社になる」ジョン・ホワイトヘッド」
    「大きな競争優位性を得て維持するには、手際のよい人材採用、強い企業風土、優れた戦略、そして会社のために働こうと思う強い気持ちの四点が必要である」
    「「何人か思わしくない人に辞めてもらってよかったと思っている。会社を強化するには、あまりできのよくない人を取り除くのがいちばんだ」ジョー・エリス」
    「「古臭く聞こえるかもしれないが、何人かの選ばれた人に限らず、一緒に働く全ての人を尊敬し、好きになるのはとても大切なことだ。いい人材はいい人材を引き寄せる。もっといい人材は、もっといい人材を引き寄せる。そして会社でずっと働きたいと思わせる。私はゴールドマンで28年間楽しく働いてきた」アイホーン」
    「「優れたリーダーは柔軟で、心から助言を求め、それを受け入れ、謙虚である。そして適材適所を実行する」「事業の失敗はいつも人の失敗と結びついている」ポールソン」
    「「第一人称が使われるのは間違いを犯したときで、うまくいったときに使うものではない。ゴールドマン・サックスで上司が「私はこれをした」と言うのを聞いたことがない。もし、耳にしたら恥ずかしい思いをするだけだ」ボブ・スティール」

  • ゴールドマンサックスがらいかに規律に富んだ最高のワンチーム「だった」かが、よく伝わってくる。上巻の成り立ちから長かったが、後半のコーザイン、LTCM、ポールソン、ブランクファインあたりは最近の出来事なのでより面白く読めた。なぜこの会社が中堅から圧倒的な地位になったのかについては、上巻では煽っていた割に下巻ではいつの間にかなってた感もあり、も少し押し出して欲しかった。

  • GSの創業から現在までの軌跡が書かれています。
    ポイントはGSはなぜ世界一の金融企業になったか?
    金融という今では虚業のトップに位置する業界の中で、パートナーシップを最も重視し、信用を勝ち取りながら成長して行く過程がとても興味深く読めました。
    現代のGSのイメージとはかけ離れた所もあるので、成長期のGSを知る事は起業の参考になる事も多い気がします。

  • (上)よりは読みやすかったかも。
    しかしやはり、同じ時代の事を書いているとしても、ボブ・ルービン回顧録の方が面白かったかなぁ。

全6件中 1 - 6件を表示

著者プロフィール

ホワイトヘッド財団理事長
1937年生まれ。資産運用分野における世界的重鎮。エール大学卒業。ハーバード・ビジネススクールで最優秀MBA、ニューヨーク大学でPhD取得。1972年にグリニッジ・アソシエーツを設立。以後、30年にわたり代表パートナーとして、金融会社、投資銀行などの経営・マーケティング戦略に関する調査、コンサルティングで活躍。2001年6月、代表パートナーを退任。この間、全米公認証券アナリスト協会会長などを歴任。

「2018年 『投資の大原則[第2版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

チャールズ・エリスの作品

ゴールドマン・サックス (下)を本棚に登録しているひと

ツイートする