ビジネス教養としての「論語」入門

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532167790

作品紹介・あらすじ

今、多くの経営者が『論語』を拠り所とするのはなぜか?和、仁、義、徳治、中庸。人や組織が末永く繁栄するための原理原則を解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 「論語 守屋」で検索すると、両手に余る数の本がヒットする。守屋洋・守屋淳父子にとっても出版社にとっても、「論語」というタイトルの本はドル箱なんだろうと思ってしまうくらい。

    さて、守屋淳氏の著作で「論語」がタイトルに含まれている著作は、『現代語訳 論語と算盤』(ちくま新書)、『渋沢栄一の「論語講義」』(平凡社新書)を含めると、これが5冊目の論語本となる。そして、5冊ともがビジネス書っぽいのだが、書くネタが尽きないのだろうかと余計な心配をしてしまう。

    それでも、ビジネスマンに人気のある作家さんだから、ビジネス書としては新しいネタが用意されているのだと想像する。私の場合は、著者や出版社の想定されているビジネスマン読者とは違った位置にいるので、買うかどうかは中味を見てから。

    それと、守屋さん父子の本は何冊か持っているし好きなほうなので、新作には期待もするし辛口にもなってしまう。

  • 論語の基本的な考え方を解説している。実業界の論語との繋がりのコラムもあり面白い。

  • 〈論語での「仁」〉
    ・人を愛すること
    ・私心に打ち勝って、礼(秩序)に合致するのが仁だ
    ・仁を旨とする人間は、率先して困難な問題に取り組み、得ることは後で考える
    ・仁を旨とする人間は、自分が立ちたいと思ったら、まず他人を立たせてやり、自分が手に入れたいと思ったら、まず人に得させてやる

    ■「論語」に登場する主な徳目
    仁:愛を広げていくこと
    知:物事を見通すことができる力
    温:穏やかなこと
    恭:うやうやしく、態度が丁寧なこと
    譲:謙虚でヘリ下ること
    恕:他人の立場や心情を推し量ること
    信:言葉と本人とが一致すること
    良:素直な態度であること
    倹:つつましいこと

  • 論語の概論的な知識と日本社会×論語の基礎歴史が学べる本
    人間味溢れる孔子の教えが、個人的には他の思想より刺さります

  • 論語は、学ぶたびに新しい発見があります。ビジネスマン必読だとは思いますが、真摯に読む人がどれだけいることか。何度も何度も読み返し 様々な経験をし また論語を読み 新しい感じ方をすると思います。

  • 論語の勉強の為に借りた本。
    読んでいるときはなるほどと思ったが、沢山ある論語を覚えるのは難しかったです。

  • いかに『論語』が、日本や日本人に深く影響しているか理解できました。『論語』と日本型企業経営との関わりについて、具体的な事例を挙げて説明されています。益々、『論語』に興味を持ちました。

  • ビジネスのあるべき姿を論語を通して説明してある。論語を本格的に読みたくなった。

  • 切り口が「ビジネス教養としての」とあるので読んでみた。ドラッカーとの共通点を指摘したり、「論語と算盤」の渋沢栄一と一通りのビジネス関連項目を網羅している。面白かったのが、最後の方に、渋沢栄一と蒋介石とのやり取りで渋沢が論語の一節をもって日中の友好を約束したのに対し、後に田中角栄は周恩来との対談で論語の意味を取り違えて平然と受け答えしていた事、又そのことで安岡正篤が大いに憤った話。外交は教養が試される。政治家の質がこの当時から落ちてきているという事は身につまされる。

  • 昨日から読み出したのはコチラ。
    今まで『論語』とはほど遠い読書生活だったので、新鮮です。
    まだ読み始めですが、面白い。

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著者プロフィール

1965年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。現在は、作家として『孫子』『論語』『韓非子』『老子』『荘子』などの中国古典や、渋沢栄一など近代の実業家についての著作を刊行するかたわら、グロービス経営大学院アルムナイスクールにおいて教鞭をとる。2018年4~9月トロント大学倫理研究センター客員研究員。主な著訳書に『現代語訳 論語と算盤』(渋沢栄一著、ちくま新書)、『孫子・戦略・クラウゼヴィッツ』(日経ビジネス人文庫)、『最高の戦略教科書 孫子』『組織サバイバルの教科書 韓非子』(以上、日本経済新聞出版社)、『中国古典 名著の読みどころ、使いどころ』(PHP研究所)、『アミオ訳 孫子[漢文・和訳完全対照版]』(監訳・注解、ちくま学芸文庫) など。

「2020年 『『論語』がわかれば日本がわかる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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