政治の代償

  • 日本経済新聞出版社
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (613ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532168933

作品紹介・あらすじ

熱狂のなか、当選1回の民主党上院議員バラク・オバマは大統領に就任した。「自分たちは選挙に勝った」という慢心から、政権は大統領の権限と与党・民主党の力で政治を動かせると過信した。その結果、オバマも側近たちも「われわれには票がある」という態度で共和党と対峙し、人間関係を築かず、彼らを仲間に引き込むどころか政策協議から追放してしまう…。2009年のオバマ大統領就任以降、混迷を極める米国の中央政界で何が起きているのか。なぜオバマは指導力を発揮できず、デフォルト危機を招いているのか。経済安定化と債務問題解決はいつになるのか。「決められない政治」に陥ったワシントンの現状を、米国を代表するジャーナリストがオバマ大統領への単独インタビューを交えて解き明かす。2013年9月刊行のペーパーバック版掲載の最新レポートも収録。

感想・レビュー・書評

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  • 【由来】
    ・佐藤優?もともと「アメリカンメディアウォーズ」でボブとウッドワードについて言及があり、タイトルは分からなかったが、多分、これ。

    【期待したもの】
    ・優れたジャーナリストが描くオバマの真実?みたいなもの。そこから今のアメリカの政治の現状が把握できれば、というのも。

    【要約】


    【ノート】
    ・P217まで。オバマの傲慢ということらしいが、今のところ、それは分からない。とりあえず次もいるし、まだ半分程度なので、一旦中断することに。どちらかと言えば同じ著者による「ブッシュの戦争」と「オバマの戦争」を読み比べる方が自分にとっては分かりやすくて面白いかも。

  • 変革を望む国民の支持により当選したオバマ大統領。しかし,変革は思ったように進まず支持率も下降。遂には,下院の過半数以上を共和党に奪われ,いわゆるねじれ議会の状態に。
    問題が山積みの中,国の借金額が議会で定める債務上限額に達しようとしており,この上限額を引き上げないと,アメリカが破綻同然の状態になってしまう。
    最悪の状態を脱しようと,富裕層へのブッシュ減税を廃止し,上限引き上げにもっていきたいホワイトハウス側と何があっても増税反対,社会保障費の削減を狙う共和党との迫力迫る交渉の経緯を描いたのがこの本。
     著者は,ワシントンポストの副編集長であり,ウォーターゲート事件を暴いた人物。圧倒的な取材力でまさに交渉の場にいたかのような臨場感が味わえます。
     

  • 債務上限引き上げ交渉は、オバマがもう二度とやりたくないと心に誓わせるほど熾烈を極め、現代のキューバ危機に相当するほどの瀬戸際のドラマがあった。「われわれには票がある。ほうっておけ」と二年近く共和党を無視してきたあとで、胸襟を開かざるを得なくなったオバマ陣営は、友達が必要になってから慌てて作り始める手遅れ感丸出しだし、共和党側もその内部は4つの全く異なる集団がいて、合意形成やバランスを取るのも容易でない。本来はお互いがある程度の譲歩と引き換えに政策合意をまとめるはずが、無責任に一種の政治的勝利を追い求めた。

    オバマは自信に満ち明快な表現力を持った雄弁家だが、他人の意見を必要とせず、思い上がりも激しい。 公共哲学を熟知し、国民を深く意識した政治家だが、敵対する相手を仲間に引き入れ、話を聞くということを怠る一面も。観念的な思想家ではなく過度の実用主義者で、そのため左派からも右派からも嫌われる存在。

    交渉において政策合意をまとめるための手練手管が満載。1.神経をとがらせ背後から攻撃される恐れがある時は、彼らを困難な作業に没頭させるとよい。2.おおぜいを一室に集めて長時間過ごさせ、全員でいっしょに事実を学ぶことによって、合意に達しやすくなり、結果にそれぞれが利害関係を持つように仕向けることができる。3.その人間の得意な論点からあえて外れるように仕向けると、たいがい扱いやすくなる。

  • 米国債務上限をめぐる攻防。
    面白いし興味深いけど、ちょっと冗長かつ、名前が頻出して理解に苦しむ場合もある。時代を論考している歴史書、論文に近いかも。

  • 米国の債務上限引き上げについての攻防が、恐ろしく濃密な裏取りによる迫真のドキュメンタリーとしてまとめられている
    関連分野に興味がある人達にとってはとても素晴らしい内容ではあるのだが、かなりオタク向けで読者をえらびます

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著者プロフィール

ボブ・ウッドワード(Bob Woodward)
1943年生まれのジャーナリスト。47年にわたりワシントン・ポスト紙の記者、編集者を務める。現在は同紙アソシエイト・エディター。
ウォーターゲート事件に関する報道でカール・バーンスタインと共にピュリツァー賞を受賞し、調査報道で有名に。また2003年には9・11同時多発テロ攻撃に関する報道で二度目のピュリツァー賞を受賞。共著を含めた18冊の著作すべてが、ノンフィクション書籍のベストセラーリスト入りを果たしている。そのうち12冊は、全米№1ベストセラーとなった。
2018年に刊行したトランプ政権の暴露本 "Fear: Trump in the White House" が全米で話題になり、日本でも『恐怖の男 トランプ政権の真実』の題で2018年12月邦訳刊行が明らかになった。

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