池上彰のやさしい教養講座

著者 :
制作 : 日本経済新聞社 
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (322ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532169299

作品紹介・あらすじ

自分で学び続け、ものを考えていく。これが「教養」。最新ニュースから学ぶ、日本と世界の現代史。

感想・レビュー・書評

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  • 現在の国内・国際情勢とその背景を把握するにあたって、かなり網羅されている本。
    現在の国際情勢(例えば、中東の紛争、ロシアのクリミア半島編入など)にどういう歴史的な繋がりがあるのか、分かりやすく解説されているので、昔を知らない若い世代にも安心して読むことができるだろう。
    これを読むと、歴史は暗記科目のような出来事を「点」として捉えるのではなく、当時の状況や人間関係と絡めた「線」として繋がっていることが分かる。
    また、それらの歴史をある程度知った上で今後の日本が進むべき道を1人1人が考える必要があることを再認識した。

  • 池上さんの現代史の解説。
    やはり世界全体を見渡して現代の動きをみる必要があると思う。
    世界の中で日本はどのように立ち振る舞えばよいのかを考える上でのわかりやすい参考書だ。

  • 教養が大事と言われても教養ってなんなんだろうと思っておりました。勉強出来る事なんじゃない?位に思っていたんですがどうも違うようですね。世の中の全体的な流れをつかむ為の自分なりの目次作成ではないかと思いました。専門知識を掘り下げる以外に、様々な事のアウトラインを頭に入れて、深く掘り下げる時に自分なりの目次が有れば、その先に進みやくすくなるという事なんだと思います。
    あまり世の中の事分からないので、簡単に纏めてくれたこういう本は有りがたいですね。現代になると途端に古く感じるのは、現在流れている歴史の最中の事なので当然です。

  • “リベラルアーツ”という言葉はよく耳にするけれど、どこから手を付ければいいかわからない、そんな人に。池上彰教授(現リベラルアーツ研究教育院特命教授)の東工大での講義をもとに作られた本です。
    (金属工学科 B4)

  • この本に学生時代に出会って、考えておきたかったな。

    授業では第二次世界大戦後のことはさらっとしかやらなかったし、その後のバブルの話など、景気が良かったということだけは知っているけど、なぜバブルになったのか、その後に何があったのか、具体的に答えることができない自分の教養を深めたいと思った。

    現在の出来事には因果があり、宗教や民族でここまで根深く対立した背景には、元々の問題の他に先進諸国の対外交戦略の結果でもある。
    日々忙しく過ごしているとわからなくなるが、このまま無関心でいては、日本はいつまでも安全じゃないと思った。

    新聞を読むのをサボっていたこの数年間のうちに、世界では様々な出来事があり、日本はどうすべきか、なぜ今こうなっているのかをもっと知り、考えていかなければならない。
    正解がない問題だけに、考えるのを放棄したくなる気持ちもある。
    でも周りに流されず自分の意見を持つ、ということはこういった問題に対して考えを述べられるということでもあると思う。
    もっと世界に対して興味と見識を持ちたいと思った。

  • 現代史について、「ざっくり」書かれていて便利。
    いま、ニュースになっていることの起源が分かると
    見え方も変わってくる。
    結論をおしつけず、こういうことを考えるべきでは?と
    問題点を指摘してくれるので、若い世代に読んで貰いたい。

  • すぐに役立つものはすぐに役立たなくなる
    MIT 最先端 五年で陳腐化 学び続ける力
    社会に出てじわじわ役立つこと=リベラルアーツ

    修辞学 音楽の充実

    ブータン GNH Gross National Happiness国民総幸福 日本はGDP
    地元のお祭り、瞑想の時間、家族との時間
    日本に適用したら
    設問が成り立たない 正解がある問題を

    ショーペンハウエル 読書について
    無知の知

  • 日々のニュースの基本的な歴史背景がこの本を読むことによって理解できたように思います。政治、経済、世界情勢が身近なものになりました。

  • 現代に起こる問題を過去の歴史から紐解いて解説。
    池上氏の分かりやすい解説に、テレビのニュースで見る事件が過去の出来事と繋がっていることが分かった瞬間にはゔーむ。と悶絶させられる。
    特にニュースを見てても⁇だった宗教問題、中東問題への分かりやすい説明に読み終わった後にスッキリ‼︎

  • 病院の待ち時間×2に読んでしまった、最近同類の本が多い池上氏の教養講座。他の本に比べて厚い印象がある。

    内容は、第1章で講演で学ぶ力と悩むことについての2講演をほぼ口述の形で載せている。

    2章は、現代日本に焦点を当てて、豊かさ、3.11以後のこと、日米安全保障、政権交代、働くことについての5項目についてまとめている。

    3章は、現代世界を知るための歴史に焦点を当てて、勝者が二分した東西冷戦、核の平和戦略、中東和平、テロの誕生と終わりについて、戦争がない世界とはの5項目にまとめている。

    教養とは何か、まったく手がかりがない人にとっては良い意味での指標になると思う。ある程度わかっている人には、理解のまとめを助けてくれる本だと思う。

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著者プロフィール

池上彰(いけがみ・あきら):1950年長野県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業後、73年にNHK入局。記者やキャスターを歴任する。2005年にNHKを退職して以降、フリージャーナリストとしてテレビ、新聞、雑誌、書籍、YouTubeなど幅広いメディアで活躍中。名城大学教授、東京工業大学特命教授を務め、現在9つの大学で教鞭を執る。著書に『池上彰の憲法入門』『「見えざる手」が経済を動かす』『お金で世界が見えてくる』『池上彰と現代の名著を読む』(以上、筑摩書房)、『世界を変えた10冊の本』『池上彰の「世界そこからですか!?」』(以上、文藝春秋)ほか、多数。

「2023年 『世界を動かした名演説』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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