とりどりの円を描く

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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本棚登録 : 18
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532169374

作品紹介・あらすじ

人生と隣あった文学に気づかされること。窓辺に仕事机を据えて、言葉が聴こえてくるのを待つ。耳を澄ますようにして本を読む。生活に裏打ちされた文章について綴った百篇を超える"決定的瞬間"。作家生活三十年を編む、待望のエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  •  1959年生まれ、佐伯一麦(かずみ)さん(男性作家です)、ゴッホの麦畑の絵が大好きで、ペンネームに「麦」を入れたそうです。「とりどりの円を描く」、298頁、2014.9発行、エッセイ集です。遠藤周作「わたしが・棄てた・女」のミツがことのほか好きと。私もですw。

  • ここのところ、佐伯一麦の日記とか、エッセイにはまっている。
    「とりどりの円を描く」は本の紹介を集めた本だが、書評というには短い、新聞を読む読者に向けて小さなエピソードと、作家の考えが過不足なくつづられていて読みやすい。いつから、こんなふうに穏やかで落ち着いた文章を書くようになったのか。老成した作家然としている落ち着きように少しいやみだと感じないわけでもない。
     
     ブログに書いたので、そちらもお読みください。
    https://www.freeml.com/bl/12798349/1043543/

  • 表紙の絵がいいな、と思ったら正平さんだった。
    手元にある松田正平展の図録に「農夫」があった。
    どうして表紙にと思いながら読んでいると、31の文章で宮城県美術館の洲之内徹つながりで納得。
    正平さんの絵はほんとうに好きだ。

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著者プロフィール

1959年、宮城県生まれ。84年、「木を接ぐ」により海燕新人文学賞、91年、「ア・ルース・ボーイ」で三島由紀夫賞、「遠き山に日は落ちて」で木山捷平文学賞、『鉄塔家族』で大佛次郎賞、『山海記』で芸術選奨・文部科学大臣賞文学部門を受賞。ノンフィクションに『アスベストス』、エッセイに『Nさんの机で ものをめぐる文学的自叙伝』などがある。

「2023年 『川端康成の話をしようじゃないか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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