ダメなやつほどダメじゃない

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532169718

作品紹介・あらすじ

コント55号でブレイクし、視聴率100%男の異名を取った欽ちゃんが、半世紀以上のコメディアン人生と家族のこと、つらかったこと、うれしかったことを、ちょっぴり照れながら振り返る自伝決定版。

感想・レビュー・書評

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  • 2023/09/12図書館本。
    大学在学記(流し読み)以外読了。
    佐山俊二が怖い先輩だったなんて信じられない。逆に言えば人に殴られても殴るような、小市民的ボケを徹底した喜劇人の勲章である。
    欽ちゃんの対談は怠い。小林信彦との対談本でつくづく感じたのだが、テレビに呼ばれて喋ってる感じ。自分や昭和の日本喜劇界について知るところのない一般視聴者にも分かりやすく、の姿勢で当然知ってる事を「へえ、そうなんだ」
    今回の滝大作との対談でもそうだったが、こんな本を手に取ってる段階でどんな人が読んでるのか、何が聞きたいのか分かっていない。
    ただコントについての様々なパターンの説明はありがたい

  • 日経新聞の連載企画「私の履歴書」から…、
    萩本欽一さん(欽ちゃん)の単行本化です。

    生い立ち、修業時代、コント55号、全盛期に加え、
    2015年に入学した大学生活の書き下ろしを合わせた、
    全5章構成ですが…、
    個々のエピソードも簡潔で、各章のバランスもよく、
    とても読みやすくて、よかったです。

    作品から感じられる欽ちゃんの印象は…、
    真面目で、人がいい方だな~と…。そのまんま…??

    内容的には、
    戦後の浅草芸人から、テレビ時代のコメディアンへ、
    古き良き昭和の時代、錚々たる芸能人との出会いが、
    欽ちゃんを、稀代の人気者に押し上げる偶然と必然、
    その様子が、嫌味なく語られています。

    欽ちゃんの成功の要因を、
    何とか一言で表すならば、「積み重ね」かな~と…。

    生い立ちの上に、修業時代があり、
    修業時代の上に、コント55号があり、
    コント55号の上に、80年代の全盛期があり、
    全盛期の上に、今がある…。欽ちゃんの場合には、
    直前の経験の上に、次がしっかり積み重なっている。

    今(学生生活)の上に積み重なる、次(の挑戦)が、
    今から、とても楽しみですね。

  • 萩本さんの考え方は、一見根拠がなくて楽観的なだけやろうとかって思うけど、雑誌とかも含めて読んでみたらどうやら本気でこんなふうに考えてるねんなと思うから、最近萩本さんに入れ込んでる。たぶん、このお人柄に元気づけられるひとってけっこういるのでは。

  • 2015年8月刊。
    日経新聞の連載「私の履歴書」をまとめた自叙伝。
    スラスラ読める。優しい。
    大学生活の書き下ろしがいい。

    【引用メモ】
    僕はあんまり謙虚な人間ではない。そんな僕を叱りつけ、励まし、助けてくれた人たちが大勢いる。この本で改めて気がついたけれど、世の中恩人だらけだ。(p.4)

    付け焼き刃じゃない本物の教養を身につけたい、そんな気持ちも強くありました。教養は簡単に自分のものになるわけではないけれど「挑戦してみよう」と考えた。それが新しいものをつくり出す武器になるはずなんだ、と思っている。(p.173)

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著者プロフィール

1941年東京入谷生まれ。極貧生活を抜け出すために、芸人を目指し浅草へ。1966年、坂上二郎に誘われ「コント55号」を結成。「コント55号のなんでそうなるの?」など数々の冠番組に出演し、テレビ界を席巻。「欽ちゃんのドンとやってみよう!!」「欽ドン! 良い子悪い子普通の子」などで高視聴率を連発し、国民的スターに。視聴率100%男の異名をとる。現在でも、お笑いの現役としてYouTubeなどにも活動の場を広げている。

「2021年 『80歳、何かあきらめ、何もあきらめない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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