見る前に跳んだ 私の履歴書

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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本棚登録 : 22
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532169886

作品紹介・あらすじ

北の大地から「大人のドラマ」を。「北の国から」「前略おふくろ様」…もがき、ぶつかり、根っこから創った。その作品は日本人への警鐘となった。80年の半生を、原点から振り返る、時代を画した脚本家の自伝決定版!

感想・レビュー・書評

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  • 著者の生い立ちから、学生時代、就職、フリーへ独立、そして札幌への逃避行、富良野移住、「北の国から」のドラマ化、富良野塾、富良野自然塾までの経緯とさまざまな名優たちとの出会い、そしてドラマのことについて・・・日経新聞掲載の「私の履歴書」をベースに大幅に加筆修正したそうだ。

    「海抜ゼロから考える」をモットーとして生き抜いたというか、それによって著者の人生は、順風満帆ととても言えるものでなく、その凄まじさが伝わってくる。
    特に、著者がNHKの大河ドラマ「勝海舟」を執筆中に、なぜ突然に札幌へ逃避したのかが、気になっていたが、そのことも詳しく書いてある。

    札幌へ行って「これで仕事は一つもない。『もう終わりだな』と思った・・・ススキノを毎晩飲み歩いた・・・向田邦子さんに『あなた、東京に戻らなきゃだめ。仕事来ないわよ』と叱られた・・・ところが、仕事が来た。東京と変わらない忙しさになっていた」
    そして国民的ドラマとなった「北の国から」へ繋がっていく。「北の国から」に関しては、自分のこだわりを徹底的に盛り込んだ。

    著者の生一本の性格から生じた波乱万丈の人生と、それらを乗り越えたことが、一つのドラマとしても面白いものがあった。
    読後感の爽やかさが残った。

  • 著者の歩みがすっきりまとめてある。

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著者プロフィール

1935年東京都に生まれる。東京大学文学部美学科を卒業後、ニッポン放送入社。1963年に脚本家として独立。テレビドラマは『赤ひげ』『勝海舟』(以上、NHK)、『前略おふくろ様』『昨日、悲別で』(以上、日本テレビ)、富良野3部作『北の国から』『優しい時間』『風のガーデン』(以上、フジテレビ)など。2017年放送のテレビ朝日『やすらぎの郷』も大きな話題を呼んだ。映画でも『冬の華』『駅 STATION』等名作の脚本を執筆。『時計 Adieu lHiver』では監督も兼務した。1977年富良野に移住し、役者とライターを養成する「富良野塾」を主宰。26年間に育て上げた卒業生と創作集団「富良野GROUP」を立ち上げ、舞台公演を中心に活動している。また2006年より「NPO法人富良野自然塾」を主宰し、閉鎖されたゴルフ場を元の森に返す自然返還事業と、そのフィールドを使った環境教育プログラム活動を行なう。著書には『見る前に跳んだ 私の履歴書』(日本経済新聞出版社)、『昭和からの遺言』『ヒトに問う』(以上、双葉社)、『聞き書き 倉本聰 ドラマ人生』(北海道新聞社)、『北の人名録』(新潮文庫)などがある。

「2018年 『「北の国から」異聞 黒板五郎 独占インタビュー!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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