甘苦上海〈1〉夏から秋へ

著者 :
  • 日本経済新聞出版社
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本棚登録 : 71
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532170912

作品紹介・あらすじ

仕事も生活もこだわりを満たして生きている。それでもまだ、何かが欠けている-51歳の女性企業家・早見紅子の前に、突然現れた蒼い気配を漂わせる39歳の男。欲望が肯定される街で、恋の冒険が始まる。

感想・レビュー・書評

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  • 日経連載小説に現在その続きが掲載されています。51歳のわたし、紅子の上海での石井京という12歳年下の美男子とのアバンチュールが書かれているわけで、ありえない世界でありながら、上海という場面設定に何かありそうな誤解を感じさせます。エロティック・メルヘンともいうべき本で、直ぐに読み終わりました。

  • 新聞連載にて読了。上海でエステ経営する社長が主人公だからといって、切れ味のある経営術なんか一切書かれていない!経営は紙面で小説は気休めで、とゆー日経のエコノミックな住み分けの極意を見せつけられた。

  • この本は上海を舞台にした、やり手な女性企業家と年下の男性との恋愛小説です。
    わざとそうしてるんだと思うけど、なーんかいろんなことが中途ハンパにしか書かれてなくて、私にはイマイチでした。
    登場人物の人物像も作者の意図しているモノと私の印象違ってるし(春火っていい子なの?天使?)、っていうか人物像がイメージ出来ない人も多いし、ヒロインの恋のお相手は私の好みじゃないし(京さんイラっとする)、大体作風も好きじゃなかった。じゃーなんで最後まで読んだの?とつっこまれそうですが、それは日経新聞朝刊小説だったからです・・・

  • 50台女性の性愛に真正面から挑む。尽きない新たな性への挑戦。舞台は上海。良くも悪しくも現代中国の断面が活き活き力強く描出されている。今の大中国の底知れぬ経済の息吹が力強く伝わってくる。小さな驚きも結構あった。エッセイみたいな軽い装丁だけど小説。

  • 中国、上海などを舞台とした作品です。

  • 51歳の女主人公紅子が上海に企業進出しつつ、一回り年下の中国人男性京とムズカシイ恋をする話。仕事もきつくて、恋もきついんじゃ、きついな~と感情移入しながら読んで疲れた。京は実に不思議な人。一生出会いたくないタイプ。振り回されて死にそうだ。主人公の年齢になったらもう一度読んでみよう。上海の今の街の描写が楽しい。

  • 上海行きが決まりそうだったので
    ジャケ借りしたもの。

    これがアタリだった!

  • 日経新聞にこないだまで1年ほど連載されとりましたな。
    後半は結構楽しみにしてました。

    今日の朝刊で作者が主人公にむけての手紙を執筆しとりまして、久々に思い出した次第。

    結構笑えますw

  • 50代、だけど現役で頑張ってる女性、
    それだけで素晴らしいかと・・・
    夢がもてます。

    すいすい読めます。

  • 主人公の紅子さん51歳が惹かれている京は12歳も年下なうえ、彼女がいて、他にも女遊びもして、過去が謎で、しかも2人の関係は初めから逆援助交際のようなもの。
    そのため紅子さんは素直な気持ちは隠さなくちゃいけないし、会いたいときに会えないし、切ないです。
    主人公とは年齢は大分違うけれど、年下の相手に大人として振舞うため本心を隠す辛さと、感覚の違いで分かり合えるはずない相手に惹かれてしまう気持ち、自分に自信がなくて不安になる気持ち、女性として共感できました。

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著者プロフィール

高樹のぶ子(たかぎ のぶこ)
1946年山口県防府市生まれ。東京女子大学短期大学部教育学科卒業後、出版社勤務を経て、1980年「その細き道」を「文學界」に発表。1984年「光抱く友よ」で芥川賞、1994年『蔦燃』で島清恋愛文学賞、1995年『水脈』で女流文学賞、1999年『透光の樹』で谷崎潤一郎賞、2006年『HOKKAI』で芸術選奨文部科学大臣賞、2010年「トモスイ」で川端康成文学賞を受賞。2009年紫綬褒章、2018年文化勲章をそれぞれ受章。他の著書に『マイマイ新子』『甘苦上海』『飛水』『マルセル』『香夜』『少女霊異記』など多数。

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