バブルと生きた男 ある日銀マンの記録

著者 :
  • 日本経済新聞出版社
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本棚登録 : 75
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532176082

作品紹介・あらすじ

☆あの狂騒の時代とは、何だったのか……。著者は、日本銀行、大蔵省、そして日銀復帰と、バブルの生成から絶頂、崩壊、そして後始末まで「現場」で働き、貴重な体験を重ねてきた。バブルの生成から絶頂、崩壊、その後始末までの生々しい記憶を、いま、すべて明らかにする。

☆富士銀と住友銀の熾烈な預金・貸出競争である「FS戦争」、後に土地バブル潰しの主犯とされ「悪名」をとどろかせる「総量規制」、日本を震撼させた住銀イトマン事件をはじめとする金融不正、国民世論を大きく揺さぶる住専問題……。すべて「担当者」として内側から目撃した著者が、今だから語れる、今こそ語るバブルの実相。

☆バブルとは何か、どういう弊害が発生したのか、バブル体験から我々が学ぶべき教訓とはどんなものか。未曾有の金融緩和が長期にわたり実施されている現代日本人が、今こそ読むべき体験的バブル論が登場する。

感想・レビュー・書評

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  • 非常に読みにくい。タイトルに惑わされて買ってしまった……。

  • 「バブルでGO」でも注目された、バブル崩壊最大の原因「総量規制」を実際に手がけた人物の肉声が聞ける本です。

    日銀マンが優秀でないわけありません。でも、読んでいると、一人のサラリーマンが、世の中の流れに翻弄されながら注目されたり、されなかったりしながら生きた記録であることがわかります。

    ある意味、優秀なサラリーマンと、凡庸なサラリーマン人生を送る自分とに共通する部分を意識させてくれます。
    それは、自分の仕事だけで大きな世界の流れを変えることはできない、という現実であり、同時に自分の手がけた仕事によって、歴史が変わるようなこともある怖さでもあります。

    金融用語が当たり前のように出てくるので、すこしは基礎知識が必要です。でも、サラリーマンって辛いな、と思ったときにオススメできます。

  • あのバブルの時代(といっても、全然実感ありませんが)、日銀で当事者として頑張っておられた植村さんの著書。
    後からの評価と当事者からの実感にはやはりズレがありますね。総量規制の責任というよりも、当時の世の中の流れには逆らうことができなかったという感じです。
    人の欲、驕り、みたいなのがなくならない限り、またバブルはくるんでしょうね。

    #読書 #読書記録 #読書倶楽部
    #バブルと生きた男
    #植村修一
    #2017年14冊目

  • 日銀マンによるバブル期およびバブル処理を中心とした回顧録。
    但し、著者が意思決定の中心であったりしたものは少なく、時代の記録の色彩が濃い。
    タイトルは最近増えているバブル期をテーマにしているように見えるが、かなり異なる。

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著者プロフィール

大分県立芸術文化短期大学教授
1956年福岡県生まれ。79年東京大学法学部卒業、日本銀行入行。83年ロンドン駐在。90年大蔵省銀行局へ出向。日銀調査統計局企画調査課長、経済産業研究所上席研究員、日銀金融機構局審議役などを経て、2011年6月セントラル短資FX株式会社取締役副社長。2012年経済産業研究所上席研究員、2013年より現職。著書に『リスク、不確実性、そして想定外』『リスクとの遭遇』『バブルと生きた男』などがある。

「2018年 『“社風”の正体』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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