イースタニゼーション 台頭するアジア、衰退するアメリカ

制作 : 小坂 恵理 
  • 日本経済新聞出版社
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本棚登録 : 24
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532176242

作品紹介・あらすじ

米中貿易戦争は必然だった。
世界は今日、経済、政治、軍事の重心が欧米(西)からアジア(東)へとシフトする
イースタニゼーションのなかにある。
長期的な視点からグローバルな動きを捉えたFT外交コラムニストの力作。

鄧小平の改革開放政策からわずか40年。巨大な発展途上国だった中国は、いまや唯一の超大国アメリカに対抗しうる巨大な国となった。中国に続き、インドも強国として名乗りをあげる。世界の重心は、台頭するアジア諸国へと動くイースタニゼーションのなかにある。著者は圧倒的な取材力で、西欧が中心であることを前提に形作られてきた世界秩序が軋轢を生じている局面を描き出した。

西欧に都合よくつくられた世界の仕組み、組織、システムが、アジア新興国の反発によって変更を迫られている。アメリカをはじめとする先進国、とりわけ旧来秩序のなかで先進国に上り詰めた日本が、イースタニゼーションを踏まえてはたすべき役割を考えさせる力作。

感想・レビュー・書評

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  • 米中関係にはどうしても協力と競争の要素が共存する。
    インドの楽観論は主に人口動態に基づく。中国は高齢化が進んでいる。インドの人口は中国を抜いて世界一になる。
    グローバル戦略をパキスタンに妨害されまいとするインドの決意は、中国がパキスタンを支援しているという政府の核心によってさらに強まっている。

  • 東2法経図・6F開架:319.2A/R11i//K

  • 世界は今、経済・政治・軍事の重心が欧米(西)からアジア(東)へとシフトしている —— 。この西から東への巨大なパワーシフト、「イースタニゼーション」(東洋化)の動きを、各地での取材を通して描き出す。原著発行が2016年ということもあり、紹介される話には若干の古さは感じるものの、国際政治・経済の大きな動きを理解する上で参考になる。

    第 I 部 アジアで進行するイースタニゼーション
     第1章 ウェスタニゼーションからイースタニゼーションへ
     第2章 戦争のリスク
     第3章 中国はもはや隠さず、待たず
     第4章 アメリカのピボット
     第5章 日本と韓国のジレンマ
     第6章 東南アジアをめぐる戦い
     第7章 アジアの超大国、インド

    第 II 部 アジアを超えて進行するイースタニゼーション
     第8章 アメリカの覇権への疑問
     第9章 中東––崩壊する西側の秩序
     第10章 ヨーロッパの固く閉ざされた窓の隙間
     第11章 東に舵を切るロシア
     第12章 東西の境界となる国々
     第13章 アフリカと中南米––中国の「裏庭」進出
     第14章 西側に残された制度上の優位

    おわりに––東も西も超えて
    あとがき––ドナルド・トランプと西側の衰退

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