経済ってそういうことだったのか会議 (日経ビジネス人文庫)

  • 日本経済新聞出版社
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  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532191429

感想・レビュー・書評

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  •  本書は、かの有名な竹中平蔵氏の古い著書で、内容は「新自由主義的視点」をわかりやすくひもといた経済啓蒙書である。
     現在では、すでにかつて小泉内閣で行われた「新自由主義的改革」は、「格差の拡大」や「行き過ぎた競争による事故」等の否定的側面を日本社会にもたらしたという一般的認識が大勢のようにも思える。
     本書は、2000年4月の発行であり、竹中平蔵氏が小泉内閣の経済財政・金融担当大臣に就任したのは2001年のことであるから、まさに一世を風靡する直前の著作であり、彼の当時の主張であったわけだと思うと興味深い。 
     本書のあとがきに竹中平蔵氏は、「なんだか経済学の命運を背負っているような気になって、夢中になって話をした」と記している。
     この後に竹中氏は日本の命運を背負っているような気になって、夢中になって日本経済の新自由主義的改革を行ったわけなのだろう。そして、現在は竹中氏は「格差社会の改善が急務が必要」との主張をしているようだが、本書の主張の反省はないのだろうか。
     本書は、その後の経過からして全く評価できないものだが、新自由主義的経済政策が一世を風靡した誤った過去を振り返って見るという意味で興味深かった。

  • ポリンキーとかバザールでござーるとか、ピタゴラスイッチとかの佐藤さんと、竹中平蔵が経済について対談。

    佐藤さんの質問が、経済初心者を代弁してくれて、竹中さんの解説も平易でとても分かりやすい。経済入門にはとてもよいと感じた。

著者プロフィール

1954年、静岡県生まれ。東京大学教育学部卒。慶應義塾大学教授を経て、現在、東京藝術大学大学院映像研究科教授。主な著書に『経済ってそういうことだったのか会議』(竹中平蔵氏との共著・日本経済新聞社)、『新しい分かり方』(中央公論新社)、『考えの整頓』(暮しの手帖社)、『差分』(美術出版社)、『毎月新聞』(中公文庫)ほか多数。また、ゲームソフト『I.Q』(ソニー・コンピュータエンタテインメント)や、慶應義塾大学佐藤雅彦研究室の時代から手がけている、NHK教育テレビ『ピタゴラスイッチ』『‪0655/2355』『考えるカラス』など、分野を越えた独自の活動を続けている。2011年に芸術選奨受賞、2013年に紫綬褒章受章、2014年にカンヌ国際映画祭短編部門招待上映。‬‬‬

「2017年 『行動経済学まんが ヘンテコノミクス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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