タイヤキのしっぽはマ-ケットにくれてやる!

著者 :
  • 日経BPM(日本経済新聞出版本部)
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本棚登録 : 56
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532192013

感想・レビュー・書評

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  • 全書「外資の常識」並の破壊力を期待していたのだけど、そこまではなかったかなー。というか重複するエピソードも多かったのでそこは残念。ご本人にも前著ほどのパワーが感じられなくなっているのは、やはりソロスから解雇されたからかしらん?(著者風)経済に対する考え方はちょっと独自な感じはあるけど、この人が言っていることのほうが正しそうだなと思う部分もあり。当たっていないことも多いけど、長期的なリターンを生み出しているということではやはりそれなりの人なんでしょうね。

  • 伝説のトレーダーである著者がFAX通信「プロパガンダ」やあちこちで書いたエッセーをまとめたものです。ユーモアに満ち溢れた著者の人となりに触れるとともに、マーケットの第一線でマクロ経済に基づいたシナリオを真剣に構想する姿は、野口旭氏や原田泰氏の経済学に対するスタンスと相通じるものを感じましたし、マーケットで勝負する人間は単なるギャンブラーではなく確固とした経済観を持つ必要性を再認識しました。笑いの中にもタメになる話が満載で、著者のおっちょこちょい加減に癒されてしまうこと間違いないと思います。それにしても、どうして文庫版では表紙を変えたのかなあ?

  • 投資の勉強になる話は出てこないけど、人との付き合い方や、豪快な決断、地球横断規模の仕事のやり方など、読み物として面白い。

  • ジョージソロスのアドバイザーにもなった名トレーターの日記調の読み物。特に何も得るものはなかった。

  • 話題の藤巻兄弟のお兄さん、伝説のディーラーと呼ばれる藤巻健史さんが現役時代に書いていた手書きレポート『プロパガンダ』の(特に面白い方の付録の)内容とか、当時の豪快(な人たちの)エピソードを盛り込んだ一冊。
    金融関係の難しい内容が出てくるところはほぼ飛ばしちゃったけど、ディーラーと呼ばれる人たちがどんな生活をしてるのか、とかお金持ちってほんとにお金持ちなのね、と感心したりとか。楽しく読める本でした。それにしても、「部下のシライ」さんに一度会ってみたい・・・。

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著者プロフィール

1950年、東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。80年、行費留学にてMBAを取得(米ノースウエスタン大学大学院・ケロッグスクール)。帰国後、三井信託銀行ロンドン支店勤務を経て、85年、米モルガン銀行(現・JPモルガン・チェース銀行)に入行。東京屈指のディーラーとしての実績を買われ、当時としては東京市場唯一の外銀日本人支店長兼在日代表に抜擢される。同行会長からは「伝説のディーラー」と称された。
2000年、モルガン銀行を退行後、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザーなどを務めた。1999年より2012年まで一橋大学経済学部で、02年より09年まで早稲田大学大学院商学研究科で非常勤講師を務める。13年から19年までは参議院議員を務めた。2020年に旭日中綬章を受章。日本金融学会所属。現在、㈱フジマキ・ジャパン代表取締役。東洋学園大学理事。

「2022年 『超インフレ時代の「お金の守り方」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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