帝国ホテル厨房物語―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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レビュー : 25
  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532192389

感想・レビュー・書評

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  • 以前から読みたいと思っていた、帝国ホテルの料理長の自叙伝。13歳で働かざるを得なかったこと、戦中戦後、シベリアでの生活等大変なことがたくさんあったはずなのに話に暗さがないのは、とても前向きに生きてきた人だからなのだろう。

  • 10年前に会社の先輩から「いろいろ学べるぞ」とプレゼントされた時には正直ピンとこなかったけど、今改めて読むと勉強になった部分がたくさんあったー。
    戦争についての描写がスルっと、でもリアルに入ってくるのもいい。こんな感じで戦争描写をしている本が他にもあれば読んでみたい。

  • 帝国ホテルの総料理長を務めた村上さんの日経新聞「私の履歴書」を
    元にした書籍。

    仕事に対する熱意がすごい。前のめりに、できることを考えて
    真綿のように吸収していく。

    随所に「楽しくて、充実していて疲れている暇が無かった」という記述が
    あります。

    そういう人は、どんな種類の仕事でも伸びていくし、周りもかなわない
    存在になる。

    その原動力はやはり「夢」なのか。本人は「欲」といった記述を
    していましたけど。
    「これをしたい」という熱意を持つことが、人生において大きな差になるなと
    改めて思わされることになった一冊。

    「38年間、帰宅してから1日1時間、料理の勉強を欠かさない」とあった中、
    それを読んだ私が何ができるのか。何をするべきか。
    考えたいと思います。

    また、東京オリンピックについても書かれていました。
    東京オリンピックの食事のために、日本の有名ホテルから選抜された
    メンバーで食事を作るくだりを見ると、2020年に東京にオリンピックが
    来ると、各産業で、またこういった一大的な集団が作られ、国として、
    成果を残すことが出来るのだなぁと、スポーツにとどまらないオリンピックの
    影響力についても改めて考えました。

  • 著者の村上信夫氏は2005年に没されている。お悔やみ申し上げたい。本書は村上氏の自伝であり、前半はページを繰る手が止まらず、笑いあり涙ありの良書である。村上氏は一途に料理、特にフランス料理を愛しており、まさしく料理を作るために生まれてこられたのだなと思うほど、情熱的な人物である。戦争前に先輩シェフから教わった餞別レシピは、参考にしたいものが沢山ある。また本書には写真が複数枚掲載されており、当時の雰囲気を身近に感じることができる。村上氏はふくよかで口髭、メガネが可愛らしい印象の方だが、一番気に入った写真は犬山徹三氏である。P117に掲載されているのだが、名前に負けず劣らず、どえらい迫力の格好良さだ。いや、渋さというのか。くっきりとした二重まぶたに一文字に結ばれた口元。その目には鋭い光が宿り、シングルのスーツを恰幅良く着こなされている。ストライプのネクタイもお茶目で良い。犬山氏は、村上氏をヨーロッパ留学へ送り出してくれた恩人だ。テレビ出演の話を持ちかけたり、先見の明がある、非常にかっこいい紳士である。

    「現地の流儀を尊重する。悪い点は見ずに、いいところだけを学ぶんだ。」
    「勝手なメニューは書くな。自己満足するようなメニューを書いて威張っているんじゃないぞ。お客様が喜んで、今日の料理はおいしかった。楽しかったと言われて初めて、「おれの料理は」と威張るんだぞ。(犬山氏)」
    「若い料理人へのアドバイス。欲を持て。急ぐな。最も大切なのは基本である。」
    「料理の極意は愛情、工夫、真心」

  • 両親の死、出征、異国での修行を経た著者は、誰よりも料理に愛を持ち、料理に愛された人。
    一流と呼ばれる人はいつまで経ってもワクワクを忘れない。

  • エリザベス女王が来た際、スタッフの方に
    英王室紋章入りの財布をくれたらしい
    「中に入れるお金は社長さんにもらってください」
    チャーミングな話だ。

    お酒を誘う、有名人。断ると、では終わったら、バーにでも寄ってと、ジンフィズ2杯分の支払いを済ませておいてくれていた

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB04387195

  • 苦労も努力も人一倍しているのに、一切そう言わない。ひけらかしたり、自慢などしない。
    ただ、笑顔で精一杯生きていた。
    ムッシュすごい。

  • 2002年刊。2004年文庫化。
    「ムッシュ村上」の愛称で親しまれた帝国ホテルのシェフが83歳のときに書いた自伝。

    長いコック帽をかぶり、大きな身体でいつもニコニコしている姿をテレビで観たことを覚えている方もいるのではないでしょうか?

    Kindle の 40% OFF セールがきっかけで、読んでみました。
    フランス料理のことは私はさっぱり分からないのですが、親しみやすい文体で、楽しく読めましたよ。

    ■軍隊での経験が、後のコック人生に活かされた

    21歳に徴兵され、前半は戦争の話が続きます。終戦後はシベリア抑留も体験されたそうです。
    戦地での体験が、その後のコック人生に役立ったというエピソードが印象的でした。

    続きはブログのほうでご覧ください。↓
    http://nishi248.blog60.fc2.com/blog-entry-1130.html

  • もう少し色々深いところまで書いてくれれば良かったのにな,という物足りなさが少しあるものの,おもしろかったです.ちゃんとしたフランス料理食べに行きたいな.

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著者プロフィール

放送作家。

「2008年 『企業不祥事が止まらない理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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