稲盛和夫のガキの自叙伝―私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)

著者 :
  • 日本経済新聞社
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レビュー : 22
  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532192495

作品紹介・あらすじ

度重なる挫折にもめげず、人一倍の情熱と強い信念をもって京セラを世界的な企業に育てた硬骨経営者の自伝。「経営は利他の心で」「心を高める経営」という独特な哲学、そして公私にわたる忘れがたき数々のエピソードを熱く語る。

感想・レビュー・書評

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  •  京セラとKDDIを創りJALを再生させた立志伝中の人物ですが,幼少期から京セラ設立までは挫折と出会いの人生。つくづく人の縁を感じる自叙伝でした。鹿児島大学出身ということはなんとなく知っていましたが,鹿児島での幼少期については本書で初めて触れました。あまり鹿児島人ってイメージはなかったのですが,意外と影響しているのかもしれないと思いました。

  • 名前こそよく聞くこの方がこんなに熱い人だったとは!血判状をもって会社を興したという話がすごいなと。

    以下、メモ
    --------------------
    稲盛 和夫は、日本の実業家。京セラ・第二電電創業者。公益財団法人 稲盛財団理事長。日本航空名誉会長。 ウィキペディア
    生年月日: 1932年1月30日 (84歳)
    生まれ: 鹿児島県 鹿児島市
    学歴: 鹿児島大学

    ♡我々の心のうちにそれを引き寄せる磁石があって、周囲から剣でもピストルでも災難でも病気でも失業でも引き寄せるのであります(成長の家)

    ♡心の様相が大切。心が呼ばないものが自分に近づいてくることはない。

    ・有機化学専攻
    ・卒論:入来年度の物理的諸性質

    1955 S30 京都の松風工業、ニューセラミックス>高周波絶縁性が高いフォルステライト磁気、松下電子工業からブラウン管の電子銃に使う絶縁用セラミック部品への注文増、特殊磁器焼成用の電気トンネル炉も考案

    ・泊まり込みの日々、机の上におかずがいっぱい入ったお弁当

    ・上司が、稲盛に上をつけるな、自由にさせろと。
    「男が男に惚れたのですから、私はかまいませんよ」

    ・血の気の多い一同で血判状

    ・アメーバ:全体を工程別。製品群別にいくつかの小さな組織に分け、それぞれがひとつの中小企業のように独立採算で自主的に運営する。アメーバのように自己増殖していく。

    1966:
    IBM社向けの集積回路基板、仕様が桁違いに厳しい

    アメリカAMI社が電卓用ICのパッケージを100万個発注

    1978年 セラミックス製インプラント:バイオセラム
    オイルショック後、代替エネルギーの必要性→シリコンの単結晶のリボンによる太陽電池。現在、京セラの太陽電池の生産規模は年間60メガワット、世界でトップクラス。

    再結晶宝石(人工エメラルド):クレサンベール(鉱物結晶領域=得意分野)

    1977年 セラミックスのプラント輸出、ソ連へ

    1979年 サイバネック工業(トランシーバー製造)買収

    三田コピー 買収 +京セラのプリンタ技術

    1982年 国際的にみて日本の通信料が非常に高い、正義感で下げたくなった、第2電電に名乗り。リスクが桁違いに大きい

    ♡動機善なりや、私心なかりしか

    京都:ワコール、堀場製作所、オムロン、日本電産、任天堂、ローム、村田製作所

    ・盛和塾:トップが持つ哲学、理念によって大きく左右される。経営哲学を教えたい。

    ♡人間として正しいことをすれば宇宙は答えてくれる
    ♡心を高める、経営を伸ばす
    ♡良きことを思い、良きことを実践すれば、良き結果を招く

  • このブログを見ている方、特にビジネススクールに通っている方に質問。
    「起業が成功するための、一番の要素は何か?」答えは「創業者を含めた、社員の体力」である。
    したがって、振替伝票を500枚切っただけで、翌日14時間も睡眠を取った大野なんぞ、ベンチャーなんか絶対に無理である。
    サイバーエージェントの藤田社長は創業時、一週間で110時間働くことを自らに課したそうだし、子会社の社長に若手を抜擢する理由として、「不可能な事でも、体力で可能にすることがよくあるからだそうだ。」
    楽天のCEO三木谷氏もその点は重々承知で、楽天市場に出店を募る時、頑張っていることを新規開拓先に見せつける為に、予めスーツ姿で筋トレをして、汗だくで商談をしたとのことだ。
    私も某大学から「大野~ウチのビジネススクールにも、ビジネスオタクの生徒がいて、ビジネススクールを出たら、起業出来ると思っている奴がいるんだ。一度講釈を垂れてくんないかな~」と非公式のオファーがあった。
    私はそれにこう答えて、話は流れた。「本物のビジネスをしたかったら、ガチ難しいTOEFLとGMATを受けて、アメリカ行って寝る暇も惜しんで勉強してこい」と。
    ちょっと、前置きが長くなったが稲森さんも起業時から徹夜、徹夜の連続である。
    「京セラは京都の会社だから、同じ京都の日本電産みたいなノリちゃうん?」と言われる方もおられるであろうが、トップが仕事に頑張ると部下の士気も挙がるのである。
    本書では稲森さんの代名詞である「アメーバ経営」云々については、述べてない。
    しかし、'稲森和夫 'の本質が分かる本である。
    京セラ創業、第二電電設立、京都商工会議所会頭就任等、余すところなく稲森さんの歴史が幼少時代から語られている。
    残念ながら、JAL再生については、少し前の書籍ということで入っていない。
    しかし、現役の経営者で実績からいって、五本の指に入るであろう稲森氏の足跡を辿るには、十分な本である。
    一読をお薦めします。

  • 情けは人のためならず、という言葉を実際に解釈するとしたら、この人の生き方は一つの答えになるだろう。そして、自分の行く道を信じることが成功につながる、というある種経営者など成功者の典型的な生き方の、わかりやすい例になる。

  • 【参考になった箇所(引用)】
    ◆P236
    世間では、富を蓄え、地位や名誉を得ることが生きがいという人もいるが、
    私には、「世のため、人のために尽くすことが、人間として最高の行為である」と言い続けてきた。
    善き事を実践すれば、良き結果を招く。悪いことをすれば悪い結果を招く。
    善き事を実践するには、利己の心を捨て、心を磨き、美しくしていかなければならない。

    【感想】
    まさに、松下さんの本:に書かれている「素直になるために」に書いてある事とリンクした。
    更に心を磨き、美しくしなければさらない。

    【今後に活かすこと】
    自分の中の利己の部分を消し去り、利他の部分をより強く持てるように
    日々、改善していく必要がある。
    MVPやVPを取って、すぐ調子に乗る→素直さがなくなり、コケる。
    を繰り返してきたので、現状に奢らず、今以上に素直になることから始める。

  • もっともっと器を大きくしたい

    そう思った
    自分なんでまだ努力が足りない
    もっとやれる
    …そんなエネルギーをもらえた一冊

  • <閲覧スタッフより>
    社員8人で京都セラミック(現在の京セラ)を設立し、ファインセラミックの技術で成長していった稲盛和夫氏。度重なる挫折にも負けず、人一倍の情熱と強い信念をもって京セラを世界的企業に育て上げた男の自伝です。
    ------------------------------------------
    所在記号:文庫||289.1||イナ
    資料番号:10198253
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  • 稲森さんの本はもう数冊目なので起業時のエピソードなどは何度も目にしていましたが、「私の履歴書」をベースにした一冊であることもあり、より体系だってまとめられているというのと、社会貢献的な話に比重の多くが割かれているのが特徴的と言えます。ちょっと見、上手く行きすぎている感があるわけですが、実際にはけっこうドロドロした話も多いのでしょう。そのあたりはこの書籍では垣間見ることは出来ませんし、きっとする必要もないということで。

  • 本日読了後同社に訪問。本社ビルを仰ぎながら、1代で売上1兆円を超える企業を作り上げた筆者に感服。「利を求むるに道あり」「利を散ずるに道あり」世のため人の為にお金を使えるような、そんな境涯になりたい。

  • 時代を感じますが、稲盛さんのあのバイタリティーの根幹は何だったんだろうか。とても興味深いし、信念を持って柔軟性ある行動力を経営者や政治家の方々はいつの時代も持っていていただきたい。

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著者プロフィール

1932年、鹿児島県生まれ。59年、京都セラミツク株式会社(現京セラ)を設立。社長、会長を経て、97年より名誉会長を務める。84年に第二電電(現KDDI)を設立。会長を経て、2001 年より最高顧問。2010年、日本航空会長に就任。名誉会長を経て、15年より名誉顧問。若手経営者のための経営塾「盛和塾」の塾長として、後進の育成にも心血を注ぐ。著書は『稲盛和夫の実学』『アメーバ経営』ほか多数。

「2018年 『従業員をやる気にさせる7つのカギ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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