お金をふやす本当の常識: シンプルで正しい30のルール

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 43
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532193072

感想・レビュー・書評

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  • 2005年発行なので、古い本です。2008年ごろに株始める前に読みました。古いけど普遍的で良心的な事が書いてあるのかなぁ。今のところ株で損はしてないので、この通りにやっていれば良いのかなと思います。正解はわかりませんけど。

  • この本は、楽天証券経済研究所客員研究員である著者が、投資に関する基本的なことを説明している本です。

    また、本当に基本的な投資の話のほか、
    ・若いうちは「自分への投資」=「稼ぐ能力」を鍛えよう
    ・長期投資、ドルコスト平均法が必ずしも安全というわけではない
    といった話はなかなか興味深い話でした。

    付録として著者が実際に株式を購入してみるというのが特に良かったですね。

    2005年発刊ということでちょっと古いのと具体的な商品名がないのが残念です。
    とにもかくにも、ギャンブルのように訳の分からない商品に手を出すのではなく、自分が分かる商品を自分のリスク許容に応じる程度に投資することが大切ということです。

    結局のところ、何はともあれ、「自分だけで」かつ「完全に」説明できないものには投資しないという固い決意を持つことが大切です。金額の大小を問わず、お金の運用にあたって、この決意は今後しばしばあなたを守るはずです。
    これが一番大切なことなのでしょうが。

  • マネー本50選から。運用全体に関する入り口から語り起されていることもあって、正直初めの方はタルく感じたりもする。でも最後数章、株の運用の部分に関しては、簡潔にまとめられていながらも、十分に読み応えがありました。自身のポートフォリオが示されているのも分かり易くて良い。最後数章のためだけに、手元に残しておこうかな、と。

  • 株式投資(個別投資)

    PER:投資した金額を投資先の会社の純利益で回収するには何年かかるか

    1 興味を持つ
    2 PERをみる
    3 増益率を見る
    4 PERと増益率を同業種の他の銘柄と比べる
    5 過去の利益予想の変化と株価の変化を比較する
    6 出来高を見る
    7 他の持ち株との関係を考える(最初は異業種3種類)

  •  基本的には良書。
     世界中どこの国でも、いつの時代でも通用する一般常識としては、この通りだろうと思う。

     ただ、個人的には、その通りにはしたくないなあと思う部分もある。

    ルール7 使用目的別の運用はムダ!
     使用目的別で運用するのは、同じリスクで全体のリターンが下がり、手数料が上がり、資産流用の融通が利かなくなる。
    →理屈はわかる。それぞれにリスク運用するならその通り。我が家の場合は、息子たちの学資をそれぞれの名義で分別管理したいので分けていて、そっちは無リスク状態にしたいので運用資産から分離している。

    ルール12 ドルコスト平均法を信じすぎるな!
     高値づかみを避けられる、機械的ルールに従って積立ができる、という効果はあるが、金銭的損得の観点から決して有利な方法とは限らない。
    ルール26 売買は合理的に!
     合理性だけから考えると時期を分割して買うのは無意味。極大値で買わずに済むという気休めにしかならない。
    →人間には気休めが必要な場合もあると思う。相場商品では極大値は極端に高いこともあるので、それを避けるために労力をかけるのは、それはそれでいいと思う。

    ルール16 株価指数を知りパッシブ運用に注意しよう!
     インデックスファンドを使ったパッシブ運用は低コストでわかりやすいというメリットがあるが、指数自体の構成を変えられてしまう場合は投資家が損をさせられることもある。
    →ちょっと過敏反応のような気もする。そこを疑い出したらインデックス運用自体が成り立たない。

    ルール17 外貨投資は立派な『投機』です!
     為替リスクは、それを負うことでリターンのプレミアムはない。
    →一般論として「長期的に為替は中立」と考えるのであればその通り。自分は、長期的には円は対ドル対ユーロで下がると思っているので、その思惑で外貨建ての投資をしている。

    ルール28 株は予想の変化とPERの2つでOK!
     あえて個別株への投資を勧める理由:1.面白いから、2.手数料コストが明朗、3.個別株への投資が投資家の自己責任を実感させてくれる。個別株の割高・割安を判断するにはPERが最適。
    →個人的には、個別株の銘柄選択に面白さは感じない。面白いと感じる人がやる分にはそれでいいんだろうけど。(^^)

     投資に関する基礎知識とある程度の経験があって、この辺の「自分自身にとってこのアドバイスは受け入れるべきか否か」を判断できる人には、とてもいい本だと思う。

  • 時間があれば

  • なかなかの毒舌で今まで読んできた本の中でよしとされてたことを真っ向から否定。笑笑

    知識のない人間が初心者投資家を騙そうとしてるとしか思えない。

    とまで言ってました。
    そんなにか!結構みるよ!ドルコスト平均法とか!!
    これも、気休めだと。

    なんだかいろんな視点で見ることできて、いい一冊でした。
    ファイナンシャルプランナーとの付き合い方や、ファイナンシャルプランナー自身の稼ぎ方などなど。そういう裏がわかればなるほどな。売りたいものを売るために説得材料として裏付ける色々。それも、売りたいものであってファイナンシャルプランナー自身が買いたいものではないということを念頭において判断すべし。

    とな。

    そりゃ、そうだよな。と、腑に落ちる一冊です。

  • 基本のところ。でも、結構読むの辛かったですw

  • 各著者絶賛の本。
    クソな「常識」が流布している金融業界に対しバッサリ違う!と主張しているが、自分には当然のレベルだった。

  • 基礎からお金について勉強をすることが出来た。

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著者プロフィール

経済評論家、楽天証券経済研究所客員研究員。株式会社マイベンチマーク代表取締役。1958年、北海道生まれ。東京大学経済学部卒業、三菱商事入社。その後、野村投信、住友生命、住友信託、メリルリンチ証券、UFJ総合研究所など12回の転職を経て現職。雑誌、ウェブサイトの連載やテレビ出演多数。『難しいことはわかりませんが、お金の増やし方を教えてください!』(文響社刊・共著)、『マンガでわかる シンプルで正しいお金の増やし方』(講談社刊・共著)など著書多数。


「2022年 『マンガでわかる 世界でただひとつの株式投資入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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