第三の新人 (日経ビジネス人文庫 作家 2 私の履歴書)

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  • 日本経済新聞出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532193805

感想・レビュー・書評

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  • 庄野潤三の回をいちばん落ち着いて読んだ。
    知らない作家であればあるほど、面白い。特に阿川弘之と遠藤周作についてはまるで知らない状態で読んだから、とても興味深かった。特に遠藤周作の章はひとつひとつが短編小説のようなタッチで、読み応えがあった。

  • 安岡 章太郎,,遠藤 周作,阿川 弘之の三人分を読む.遠藤周作のが圧倒的に面白い.灘中学での落ちこぼれぶりは、電車の中で読んでいて吹き出してしまった.慶応の仏文に入ってからの勉強に目覚めるところも感動的ですらある.シリアスななかにも、どこかふっとしたゆるみのある遠藤周作の作風がこのように醸成されたのかと気づかされた.

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著者プロフィール

安岡章太郎

一九二〇(大正九)年、高知市生まれ。慶應義塾大学在学中に入営、結核を患う。五三年「陰気な愉しみ」「悪い仲間」で芥川賞受賞。吉行淳之介、遠藤周作らとともに「第三の新人」と目された。六〇年『海辺の光景』で芸術選奨文部大臣賞・野間文芸賞、八二年『流離譚』で日本文学大賞、九一年「伯父の墓地」で川端康成文学賞を受賞。二〇一三(平成二十五)年没。

「2020年 『利根川・隅田川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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