生きっぱなしの記

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532194314

感想・レビュー・書評

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  • 日経の「私の履歴書」をまとめたもの。父母の話から世紀を越えるまで。言葉が泉のように溢れる人というイメージだったので、その源泉がどこなのか知りたかった。やはり子どもの頃の映画やラジオにのめり込んだ時期があったらしい。国全体が成長真っ只中の時代に働いていたのは羨ましい。その頃の勢いは読んでいるだけでも面白い。

  • 時代の空気を嗅ぎ取り、昭和の大衆文化をプロデュースしてきた筆者の自伝的エッセイ。元ネタは日経新聞の私の履歴書。「時代のかたりべ」と自らを称す終章の詞は厭世観に満ちている。そこから人を救うのが歌だという。「生きっぱなし」というタイトルは、死の最後の瞬間を走り抜けたいという筆者の憧れの表れ。

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著者プロフィール

1937年兵庫県生まれ。明治大学文学部卒業。82年『殺人狂時代ユリエ』で横溝正史賞、97年菊池寛賞、99年紫綬褒章、2000年『詩小説』で島清恋愛文学賞、03年正論新風賞を受賞。2007年、逝去。

「2018年 『君の唇に色あせぬ言葉を』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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