ドトールコーヒー「勝つか死ぬか」の創業記
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2008年9月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532194574
作品紹介・あらすじ
明るい店内と驚きの価格で喫茶店のイメージを激変させ、日本最大のコーヒーチェーンとなった「ドトールコーヒー」。16歳で飛び込んだ喫茶業界で、度重なる危機を克服しながら、夢を叶えてきた創業者・鳥羽博道の"150円コーヒーに賭けた人生"とは。若者やビジネス人に元気と勇気を与える起業物語。
感想・レビュー・書評
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著者は、ドトールコーヒーの創業者。
1937年生まれなので、現在の年齢は、83歳と思われる。
この本の中で、著者は、「因果俱時」という言葉を、座右の銘にされていると、書かれている。
自分流にこの言葉を解釈すると、現在の自分の状態は、過去の積み重ねの結果である。そして、将来の自分の状態は、それ以前の積み重ねの結果になるので、現在を大切に、しっかりと生きるべし。
という感じか。
以下は、この本からの引用です。
「私が座右の銘にしている言葉に、「因果倶時」というものがある。「原因と結果というものは必ず一致するものだ」と釈迦が説いた言葉だ。現在の「果」を知らんと欲すれば、つまり、現在の自分がどういう位置にあるかを知りたいと思うなら、過去の原因を見てごらんなさいということだ。原因を積み重ねてきた結果として今日がある。原因と結果は一致している。そして、未来の「果」を知らんと欲すれば、つまり、将来自分はどうなるだろうかと知りたいのであれば、今日一日積んでいる原因を見れば分かる。自分自身が毎日、未来の結果の原因を積んでいるということだ。
人生の真理をこれほど厳しく、鋭く突いている言葉はないと思う。この言葉の意味を初めて知った時、一日、一時間どころか、一分、一秒すらおろそかにはできないと、息の詰まるような思いがしたものだ。」(220~221ページ)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読んだら絶対にドトールに行きたくなる一冊です!!
最初は家でこの本を読んでいましたが、創業者のお店やメニューに対するこだわりを知り、途中からドトールで読むようにしました♪
カフェ経営への情熱がとても感じられ、一日一日を大切にしていこうと強く思いました。
何事も、何があってもできるまでやり続けることを学んだ一冊でした!! -
仕事で関係しそうなので、手に取った本。
ドトール創業者の鳥羽さんの半生を綴った本です。
予想以上にアツい本でした。
もうちょっと創業時の工夫とか苦労が具体的だったらなぁ。。
でもいい本です。元気が出ます。 -
顧客第一主義というビジネスの基本を思い出したくなった時に、繰り返し手に取るべき本。
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よく利用するドトールコーヒーがどうしてここまで大きく成長できたのか、その一端を知りたく購入しました。
まえがき部分で、著者が19歳のときに喫茶業が世の中に存在する意義を考えていたことに驚かされました。
それがあるから、社員は誇りを持って働くことができるし、自然と他社との差別化に繋がることを学びました。 -
とにかく負けん気が強い。
競争の激しい業種で起業するのは大変なエネルギーが居るのです。
この辺はいわゆるブルーオーシャンと言われるライバルの居ない新規のエリアでのし上がったIT系の社長さんとは全然メンタリティーが違うのでしょう。 -
ドトールコーヒーは大好きなコーヒーショップ。創業者鳥羽博道さんの創業物語。今後のコーヒー業界はどうなる?