売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2009年7月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532195007
感想・レビュー・書評
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キャッチコピーの条件は
とにかく売れる
誰でも簡単に作れる
大量生産できる
ことが必要だ。
モノやサービスを売る際にいかに効果的なキャッチコピーを作ることができるかが求められる。これは一部のクリエーターやコピーライターだけの仕事ではなく誰もに求められる力だ。
そんな売れるキャッチコピーに含むべき事項は以下の3点
引き (お客に気づいてもらう)
特徴 (商品の優位性を伝える)
説明 (商品に興味をもってもらう)
この3つの事項をブロックにして明確にすればキャッチコピーは成立する。
本書で以上の観点から冴えないキャッチコピーをキレのあるキャッチコピーに変える例を多数挙げている。
強烈な印象を残すにあたり「強い言葉」への置き換えなど実践的です。
本書を読んで感じたのはお世話になっている武田塾のキャッチコピーとして
「日本初!授業をしない塾」というものがあるが、まさに本書を実践しているといえる。
日本初!(引き) 授業をしない(特徴) 塾(説明)
とブロック化が明確になっている。
さらにひとつひとつの言葉が短くインパクトがある。
これを創ったWさんはおそらく本書の存在は知らないと考えられるが天性のセンスがあるのだろうなぁと思う。
(自分のような凡人はせっせとインプットです。)
キャッチコピーは電車から看板、テレビと世の中にあふれかえっています。玉石混交のキャッチコピーの中からうまいものを探すのも面白いかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「3年で年商1億円を達成! 『ベスト店長』が、惜しげもなく伝授するキャッチコピーの作り方!」
「この一冊で、あなたのネットショップの売り上げアップ、間違いなし!」
「お客が来ないと悩んでいるネットショップ店長さん、技ありのキャッチコピーで悩み解消!」
「こんなに教えちゃっていいの?キャッチコピーの奥義てんこもり」
みたいなキャッチコピーで、どうでしょう?(笑)
色も画像も派手派手なネットショップで、よく見かける
ちょっとあくどいキャッチコピー。
わたしは、あまりくどいと食傷気味になってしまうが、それでも
この著者が、比較して見せる「弱いキャッチ」と「強いキャッチ」を
並べてみると、明らかに後者の方にひきつけられる。
プロが作るTVのCMではなく、町の本屋さん、洋服屋さん、飲食店
ネットショップの現場で作るキャッチコピーの作り方を教えてくれる。
素人でも、この本でコツをつかめば、お客の心をつかめる
キャッチコピーをバンバン作れるようになるらしい。
とは言え、この著者のようなインパクトのあるコピーは
一朝一夕には作れないと思われるのだが・・。
わたしのブログも読者が少なく、さびしいかぎり。
通りすがりの読者に足を止めてもらえるように
ちょっとあくどいキャッチコピーを作れるように
心がけてみよう。