東大講義録文明を解く 1

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (374ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532195632

作品紹介・あらすじ

「人口、技術、資源の三つが『文明の犯人』、そして四番目は?」「日本はどこで間違えたのか。現在の危機に照らして考えてください」-。作家・堺屋太一が1980年以降に生まれた世代に向けて、文明の由来と未来について語った講義録。「社会の原理がみるみるわかる」「明日を読む力が身につく」と東大生も感動した内容を公開。ベストセラーの文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • 2010年刊行2022年12月読了。内容はほぼ20年前だが2022年の今でも全く古びていない。

  • 4〜5

  • 経済面からの歴史の見直しは新鮮で、まったく新しい見方を得た。
    16世紀に世界各地でイノベーションが起こっていたとの見方も面白い。 全ては貿易を通してつながっていたのだろう。

    知化社会とはいわばファッション業界。 だからこそこの業界への投資を会社が進めないことが理解できた。 従来の工業化社会の価値で企業の値打ちを測れないことが問題なのだろう。

  • サイコウ。こうやって歴史を流れにして今にどのようにして至るのかが非常によくまとまっていて大変オモシロかった。
    世界や日本はこのような流れで発展、衰退して来た。それでは次どうなるのか。
    未熟な自分は、流れがわかっても、次に何が来るのかという発想を生み出せる力がないのが悔しい。。

    堺屋氏は、歴史家を差し置いて、自説を展開していくが、その論拠はどこに端を発しているのだろう、と気になった。そして、その研究の仕方を教えて頂きたい。

  • 『知価革命』以来、20年ぶりくらいで読んだ堺屋さんの本。
    「1000年に1度の地震」とか「100年に1度の不況」とか長い時間の中で語られる事象が続く中(不況は?)、“人生の正午”を迎えた身としては、今の日本、今の自分の立ち位置を確認したくなる。
    この本はそんな欲求を満たしてくれる本だ。
    勤務地の大学で学生への推薦本となっているのにも納得。

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著者プロフィール

堺屋太一

一九三五年、大阪府生まれ。東京大学経済学部卒業。通商産業省(現経済産業省)に入省し、日本万国博覧会を企画、開催したほか、沖縄海洋博覧会や「サンシャイン計画」を推進した。在職中の七五年、『油断!』で作家デビュー。七八年に退官し、執筆、講演、イベントプロデュースを行う。予測小説の分野を拓き、経済、文明評論、歴史小説など多くの作品を発表。「団塊の世代」という言葉を生んだ同名作をはじめ、『峠の群像』『知価革命』など多くの作品がベストセラーとなった。一九九八年から二〇〇〇年まで小渕恵三、森喜朗内閣で経済企画庁長官、二〇一三年から安倍晋三内閣の内閣官房参与を務めた。一九年、没。

「2022年 『組織の盛衰 決定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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