- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532195731
感想・レビュー・書評
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最近出版された本だから…と思ったら10年以上前に出した本の文庫化だったんですね。今読むと違和感があるというか額面通り受け止められないところもたくさんあるが、きちんと調べられている印象は強く、孫さんの人となりはよく理解できる。ってことで入門書としてはよさげですが、インターネット財閥って言葉はどうかねぇ…
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分かりやすさ度☆☆★★★
感想:ソフトバンクが本来何屋さんだったのか、あまり意識したことありませんでしたが
何を目指して孫さんが起業したのか良く分かった1冊です。
この本から自分が行動を起こすという事は難しいですが、企業を目指してる場合なら参考になりそう。
ノンフィクション作家の人だからやっぱり小説っぽいです。
TOPIC
1)情報社会の4つのステージ「AIT」「AIS」「DIT」「DIS」
孫さんとソフトバンクは何を目指しているのか詳しく書かれています。
2)草創期を支えた10人の恩人の話
孫さんは打算や理論ではなく、泥臭い情熱とガッツで現在の世界のIT業界・経済界の名だたる著名人を
ひきつけて見方にして、数々の大勝負を戦っていたのが分かります。
やはり、人の心を動かすのは愚直すぎる「行動」しかないですね。
3)孫の2乗の兵法
ご存知「孫子の兵法」と「孫正義の兵法」を組み合わせたので「孫の2条の兵法」
孫さんの研究と実績から生まれた勝負の持論。この辺だけでも読んでいて楽しかった。
【読書時間(H)】2H -
この本は、孫正義氏の本だが日本のパソコンとインターネットの成り立ちが学べると思います。
ジャストシステムがこんな初期から頑張って残り続けている会社だと言うのも知りませんでした。
孫正義氏の存在があって日本のパソコン、インターネットの発展があったと感じます。
孫正義氏がいなければ、何十年は世界から遅れていたのでは?
個人的には思います。
生い立ちは、他の本で読んで理解はしていましたが、この本は孫正義氏の生い立ちには、深くは触れずにソフトバンクの成長過程や今後の目指す所に触れています。
一つでも間違えていたら、ソフトバンクはなかったと思うぐらいその時の選択に全てをかけている様に思えるが、実際は失敗しても余力が無いと駄目だし、やり直しが出来る範囲じゃないと行動は起こさないと孫正義氏は言っていますが、中にはこれが失敗したら、ソフトバンクの存在が消えると言う選択が多々あったのではないだろうか?
ソフトバンクや孫正義氏に興味のある方には良い本だと思う。 -
初版は10年近く前ですので、所々内容が現在とあっていない部分もありますが、孫正義という人物のスケールの大きさは当時と変わっていないし、書籍の中で語られている10代や20代の孫さんも変わらないんだなあというのがよくわかる内容になっていました。
プロローグは昨年のソフトバンクの株主総会の内容も記載されています。
話題となったソフトバンク30年構想の内容だったり、当日孫さんが語った300年構想の内容にも触れています。
300年先のことを「当然こうなっている」と言い切れる自信、そしてそれを必ず実現させるという想いの強さが今のソフトバンクまで成長させたのだと思います。
彼自身も好きだと言っていますが、生き方が坂本龍馬にすごく似ているなあと感じさせられた本でしたね。 -
情報が古く、他のどこにでも載っているエピソードが並べてあるのみ。孫の凄みや孫の戦略のすごさはどこにも書いていない。日経ビジネス人文庫は、文庫化する素材をもっと選別してもらいたい。