昨日までの世界(上) 文明の源流と人類の未来 (日経ビジネス人文庫)

制作 : 倉骨 彰 
  • 日本経済新聞出版社
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本棚登録 : 236
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (512ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532198282

感想・レビュー・書評

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  • 人類学の碩学が取り組んだ意欲作。
    高度先進工業社会が置いてけぼりにした「昨日までの世界」=伝統的社会こと未開文化にある風習を観察することで、現代の課題解決を探る。
    ジャレド・ダイアモンドは、タヒチに憧れたゴーギャンやアフリカの情熱に魅せられたピカソのように、忘れられた文明の底力に取りつかれたのだろう。

    子育て、高齢化社会。社会保障のモデルを先進国に探す前に、考えるべきことはあるのではないか。

  • 歴史について、断片的ではなく包括的に学ぶ方法はないかと思い選んだ。

    開拓されていない民族の行動様式から、高度に文明発達する前の人間社会を覗こうとする試みが面白い。
    システマチックになるために全体最適を選んで抜け落ちた部分が、技術によって補われていくのがブロックチェーンなのかなとは思った。勉強したくなった。

    シェアした方が経済効率がいいから塊ができる
    ハッシュタグみたいなものを言い合って関係を確認するんだねー
    外側を敵とすることで、中の関係を強固にしようとしてるんだろうか
    貨幣も今は中央政府が管理するのが普通
    贈与と返礼から、交換に変わったと
    地方の暮らしは結構古典的な暮らしとの類似があるのかな
    通年上の独占で繋がっているから関係が続く
    機能までの世界には、全く知らない人はいないという意味で示唆的
    個人間の利害関係の調整で終わらない繋がりがある
    今は勝ち負けの時代だから相手の事を慮るなんてことは少なくなっている
    国家社会では誰に責任があるか、民族では被害者の感情が重視される
    女性というのはいつの時代も争いの元になる

  • 447ページ。
    テレビやゲーム、書籍といった、外部から提供され、受け身で享受する形の娯楽で消費される時間はこれっぽっちもない。
    耳が痛い。そうですよねー、受け身すぎ、楽しすぎと自覚あるんだけど。
    まだ国家社会に組み込まれていない社会を観察し、その価値観や様式から多くの学びがあるという内容。まったくもってその通りだわ。

  • 「昨日までの世界—文明の源流と人類の未来(上)」(ジャレド・ダイアモンド:倉骨 彰 訳)を読んだ。
    普段あまり読まないジャンルなので(上)を読み終わった今のこの段階では、この本がこの先(下)において私をどこまで運んでくれるのかが想像できない。
    が、大いに期待したいところである。

著者プロフィール

カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)地理学教授
1937年ボストン生まれ。ハーバード大学で生物学、ケンブリッジ大学で生理学を修めるが、やがてその研究領域は進化生物学、鳥類学、人類生態学へと発展していく。カリフォルニア大学ロサンゼルス校医学部生理学教授を経て、同校地理学教授。アメリカ科学アカデミー、アメリカ芸術科学アカデミー、アメリカ哲学協会会員。アメリカ国家科学賞、タイラー賞、コスモス賞、ピュリツァー賞、マッカーサー・フェロー、ブループラネット賞など受賞多数。

「2019年 『危機と人類(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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