最後はなぜかうまくいくイタリア人 (日経ビジネス人文庫)

著者 :
  • 日本経済新聞出版社
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本棚登録 : 70
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532198480

作品紹介・あらすじ

○2015年9月に刊行されたロングセラーエッセイの文庫です。
○怠惰で陽気で適当なのに、ファッションから車まで、独自のセンスと哲学で世界の一流品を生み出している国イタリア。彼らの秘密を、日常のさまざまなシーンの行動・価値観や「イタリア人あるある」から、軽妙にひもとく。

○ 「仕事とプライベートは分けない」「悲惨な事態もしぶとく楽しむ」「美しいか醜いかでビジネスを判断する」など、私たちの仕事の向き合い方に刺激を与えてくれるトピックが豊富に紹介される。マンマを中心とする家族関係、恋人とのつきあい方、食卓での流儀、地域別の特徴など、イタリア文化の読み物としても、大いに楽しむことができる1冊。

○イタリア人気質は日本人とは対極だが、私たちにとっても参考にしたい生き方、処世術が満載。
・アポの時間は努力目標。時間の遅れは正確なルールに基づいて遅れる
・仕事とプライベートはあえて分けない。公私混同するが私の時間に仕事が割り込んでも寛容
・計画は立てなくても最後は何とかする
・分業ができない。各人がなんでも屋。複数のことはできず、ひとつずつ作業を進めることを好む
・何事もダメもとで果敢にトライ。人生の醍醐味は最終目的ではなくその過程、寄り道にある
・自分が嫌なことに立ち向かえないだけでなく、人が嫌な思いをしたり、悲しい思いをするのも苦手
・実用性より美しさ、体裁を繕うのが好き
・イタリアの南の方は待機主義で、一瞬のチャンスをとらえる集中力はすごい
・家族の結束が非常に強い。「友人の友人」という薄いコネでも問題が解決
・食卓の時間が長く、人生のほとんどすべての問題を解決する場

感想・レビュー・書評

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  • なぜこんな態度をとるのか、理由を知ればすごく納得がいく。問題が起きたときの対応力とか、どんな状況でも楽しみを見つけるとか、日本人が見習うべきところもある。いろんな考え方を知ることで何かから解放されたような気持ちになれる。異文化に触れることって大事だなあと改めて感じた。

  • ビジネス人文庫からの発刊にした日本経済新聞出版社は素晴らしい。中々ジョークが効いている。

    イタリア人とビジネスする予定は全くないが、普通に読んで楽しく面白い。ただ多くの日本人の感覚だと実際に暮らすと疲れそうな気もする。

  • ある国の一部の習慣だけ取り上げて、あーだこーだ言うことが多いけど、歴史や文化や生活も全部ひっくるめて背景を理解しようとしないと、いけないなと感じました。(自戒)

    日本内でもそうかもしれないけど、郷に入ったらまずは郷に従えですね。

    イタリア好きだなあ!

  • ローマ時代からのクレメンティア(寛容)の精神が現代にまで脈々と続いてる(笑)

  • 待ち合わせには必ず遅れるイタリア時間、でも仕事のスピードは速い。職人気質。お母さんが一家の中心。家族経営。食事は超重要。
    イタリア人と仲良くなりたいと思った。イタリア語も面白そうだな。

  • Attendismo 待機主義
    結婚は敗北
    食卓でフィーリングが合う相手とは根源的なところで響き合っている

  • 最近、日本とイタリアが多々似ていることに気づき、この本を手にした。
    達意の文章で、特にイタリア観光を考えている方やビジネスでイタリア人と交渉されるかたはぜひ、一読をおすすめしたい良書。
    全く本書にかかれていないが、ユーロ圏のなかでなぜイタリアが図抜けて不良債権が多いか納得できる。
    そもそも、イタリア人にとって銀行員はもっとも向いていない職業だろう。
    多くの企業が家族的価値観で経営され、残業もなあなあ、一人ひとりの職務区分が不明瞭なところは日本と似ているといえよう。

  • イタリア人と日本人の考え方の違いがよく描かれており様々な価値観があると感心する。

  • 性格のそれぞれにも良い面と悪い面があり、どちらがよいとも言えないのだなあと感じた。
    行動の背景となる考え方が詳しく書かれており、それを把握しておくことで、自分がその自体に遭遇した時に必要以上に怒ることを回避できると思う。

    地方によっても特色があり、食事の際などのマナーも載っていて、なかなかためになる本だと思う。

    人生をどう過ごすかという根本的な考え方については、イタリア人のほうが人間らしいのではないかなあ。

  • イタリア人の生き方は好きだし、イタリアにも日本にも良いところがあるなと。著者の言うようにどちらがいい悪いを決めるのは不毛だと思う。捉え方は人それぞれだけれど、結局は「郷に入れば郷に従え」これに尽きるのでは。

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著者プロフィール

1959年京都生まれ。東京大学経済学部。83~89年までローマの新聞社に勤務。現在、日本とイタリアで、ワインと食について執筆活動を行っている。イタリアのガイドブック『I Vini d'Italra』(エスプレッソ・ガイド)試飲スタッフ、『Gambero Rosso』(ガンベロ・ロッソ)レストランガイド執筆スタッフ。2010年発行の『イタリアワイン ランキング』(ワイン王国)の監修と翻訳を手掛ける。近著に『最後はなぜかうまくいくイタリア人』(日本経済新聞社)。13年に「グランディ・クリュ・ディタリア最優秀外国人ジャーナリスト賞」を受賞

「2019年 『イタリアワイン 2019年版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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