戦略読書 〔増補版〕 (日経ビジネス人文庫)

著者 :
  • 日本経済新聞出版
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本棚登録 : 292
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (544ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532199777

作品紹介・あらすじ

★大幅加筆を経て、待望の文庫化!

★『経営戦略全史』『新しい経営学』の著者が語る、
ビジネス読書法の決定版


他人と同じ発想しかできなくなった著者は、その原因が
「他人と同じ本を読んでいたこと」だと気づく。

私たちの思考は、読んだ本で出来ている。
ならば、読む本も差別化していく必要がある。

ビジネス書だけではなく、SF、科学、歴史マンガ、心理、哲学、小説…
あらゆるジャンルの書籍を、いつ・何を読んでいくのか。

コンサルタントの知見を応用した読書術も公開
□読書ジャンルを管理する「読書ポートフォリオ・シフト」
□効率的に知見を深める「セグメント別ワリキリ読書」
□5つの視点で読み取る「発見型読書法」

【著者からのメッセージ】
みんなと同じ本ばかり読んではいけません。

なぜなら、他人と同じ本を読んでいると、
他人と同じ意見しか言えなくなるからです。

つまり、読書にも戦略が必要なのです。

キャリアのステージ毎にどのような本を読むべきか、
戦略的な読書法について解説します。

本書を通じて、書籍の選び方・読み方を学び、
独自のキャリアを築いてください。

感想・レビュー・書評

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  • ・読書における戦略とは、どんな分野の本を読むかの時間配分である

    - 読書ポートフォリオマトリックスは、
    - 基礎ー応用・新奇
    - ビジネス系ー非ビジネス系
    - の軸でマトリックスを組むことができる
    - ある程度本を読んできたら、ビジネスと非ビジネスを1:1で読む
    - 非ビジネスの軸を決める(哲学・科学・心理学・認証心理学)
    - 非ビジネス:自然や人の本質を描こうとしている

    ・最終的には、読んで終わりではなく、必ず実行する。そして発信する。

  • 「めくるめく世界に虹を晴れまさす」
     本は著者や著者を通した経験や知識の濃縮を還元してくれるものだと教えてくれる。ただ、それは加藤博義氏の話に矛盾する在り方だな、などと早速新たな頭の回線を拓いてくれたようだ。

  • 最初の本の選び方については、コンサルになるためにはと言われているような気がする。経営戦略の本を数多く勧めているが、本当にそんなものがコンサル以外で必要になるのかピンと来ない。

    でもデータ、インフォメーション、インサイト、コンセプトを大事にしていくことや、コモディティにならず、オリジナリティのある存在になることなど参考になる内容も多かった。

    自分はこのブグログの感想欄を活用させてもらっているが、やはり読書は読んだあとの発信が大事だと感じた。

  • 読書のポートフォリオを考える。
    自分で考えたPF。
    25までは専門書、ビジネス書。
    新しい本にとにかく触れる。年間100冊。
    →実際いま25歳になって振り返ると、自分の仕事の領域の本、思考法、哲学、経済学、心理学などさまざまな本に出会えた。まだ書店に行けば欲しいと思う本にどんどん出会う。しかし、その数は明らかに減ってきている。
    それを踏まえて、いまからは再読も含める。
    今までの本をもう一度読む。そのためには選ぶ必要が出てくるはず。

    本質を描いた本なのか、ケース、事例を描いた本なのか。つまり、抽象具体のどの位置の本なのかを掴む。
    コンセプト=概念、理論
    インサイト=データから読み取れる考え
    インフォメーション=データを整理したモノ
    データ=ファクト

  • 2015年刊行の本を大幅に加筆修正したもの。総ページは530ほどの超大作となる。

    本書は、人生を変える要素の一つである読書について戦略を持ち込み、効率よく内容を吸収し、オリジナリティを創生することを目的としている。その方法として、「読書ポートフォリオ」を組むことが提案されている。
    著者はBCG・アクセンチュアを経歴に持つコンサル出身であり、この読書法・読書戦略が両社で通用した実績を作っていることは証明されているだろう。

    今まで読書は興味の赴くままにやってきた。あるとき、人生を豊かにしてきた材料は読書であると気づき、読書に計画性をもたせようと思ったのが読むきっかけ。

    随所で本のタイトルを用いて紹介している。他の本では珍しく、表紙の画像が掲載されているので視覚的に好みを判断できるように工夫されているのが面白い。これはあとがきに書かれているが、著者が工夫した点であり、著者の本好きが如実に現れている箇所だなと思う。冒頭に家の中の本棚がカラーで紹介されているところも、視覚的に楽しめて本好きにはたまらない。

    タイトルが”戦略”と強めの単語が用いられているが、文章はめちゃくちゃ難しい単語や構成ではなく、意外に読みやすい。これはコンサル企業に従事していた経験・数多くの著書を出版しているからだろう。

    本書のような”本を読む本”は今まで数冊読んできたが、本書が一番計画(読書ポートフォリオ)を立てやすいと感じる。
    本を読む計画とは、観点として多岐にわたる。読み方、本のジャンル、読む数などをそれぞれの点ではなく、あわせて考えることで仕事に活かすのが目的としている。
    仕事といっても、業務に限らず、立食会での雑談なども対象としているので趣がある。

    ただし、結局のところ、本は読む数を増やすに越さない。その読んだ内容はどこに刺さるかわからないし、人生のどこで役立つかもわからないから。その前提の上で、どのときにどの本をどの量読むかの指標として本書を活かしたい。
    参考図書として、前述した”本を読む本”が登場するので、この本でもっと知りたい・造詣を深めたいといった場合に読めば良いと感じる。網羅的に知りたい場合は本書はうってつけだろう。ただし、読むということに終始せず、知識にするまでの消化の方法まで述べられていたり、読書ポートフォリオの概念を作ってる本書はどの本とも一線を画すと感じる。

    本書の難点は、文量かもしれない。本の読み方に特化して良いなら、メンタリストDaiGoが似てることを書いており、簡潔にわかりやすく、そして研究や論文に基づいているので、そちらの方がおすすめ。

    わたしは2012年から本を読み始めてるので、まだまだ序の口なのだろう。今のペースは月に4-8冊くらい。本書を読んで読書ポートフォリオは変更しようと思う。今年の当初の読書目標:50冊から約3倍に増える計画のため、挫折しないようにしたい。

  • <目次>
    序章   戦略読書のススメ~読書には戦略が必要なのだ
    第1章  読書ポートフォリオ・シフト~セグメント管理で資源配分を変える
    第2章  セグメント別ワリキリ読書~読み方を変えて効率的にリターンを得る
    楽章1  ボクたちは読んできたものでできている~私的読書全史
    第3章  発見型読書法~5つの視点で5倍読み取る読め方革命
    第4章  知のオープン化~書斎と本棚の魔法の1冊
    楽章2  みんな同じ本ばかり読んではいけない~オリジナリティを育てる珠玉の15冊
    終章   知と行のサイクル~読書→思索・行動→発信→スキル
    付録   セグメント別ブックガイド

    <内容>
    コンサルタントの読書歴からみる、ビジネスへの応用推進書。私的な読書歴を踏まえたものだが、本職の経営コンサルタントらしく、分析がきちんとしている。また、他の本と違って、かなり”戦略的に”本を読むことを実践的に指南しているところがいい。2015年に出た『戦略読書』の増補版。紹介する本の数が増えたようだ。

  • 「読書の技法」や「レバレッジリーディング」に比べ、本書は他人との差別化を主眼に読書のあり方を説明しています。
    その点では「読書を仕事につなげる技術」と近いと思います。コンサル出身の方が差別化を意識する傾向にあること、は理解できます。

  • みんなと同じ意見を言わないように、独自の視点を持てるように、戦略的に読書をしていこうという話。ポートフォリオや、読め方(対比、数字、抽象化、など)の話。
    なんか、自分はそれとは逆のことをやっているのではないかと思った。人並みの意見が言えるように、他者の意見(本)を参考にしたり、感想を書く練習をしている気がする。人間が当然できて然るべきことが、自分にはすごく難しく感じていて生きづらい。それは、今まで、本でもゲームでもメジャなものを避けてきたことによるのだろうか。いや、この本で言う基礎となる本を全然読んでいないからだ、って思った。

  • ビジネスマンがどう本を読んでいくか、という視点の本。
    印象的なのはSFはビジネスマンにも参考になるという話。あまり読まないジャンルだけど読んでみようと思う。

    あと、この本はどう読むかという他の読書術の本と違うのは巻末や本文に著者オススメの本が500冊位紹介されている点。割と新しい本も紹介されていた。

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著者プロフィール

金沢工業大学大学院 教授
1964年大阪生まれ、福井で育つ。東京大学 理学部物理学科卒業後、ボストン コンサルティング グループ(BCG)、アクセンチュアで19年半、経営コンサルタントとして働く。92年 INSEAD MBA修了。2003年から06年 アクセンチュア 戦略グループ統括。2006年からは子ども・親・教員向けの教育活動に注力。現在は大学教授、著述家、講義・講演者として全国をとびまわる。K.I.T.(金沢工業大学)虎ノ門大学院 教授の他、早稲田大学ビジネススクール・女子栄養大学 客員教授。放課後NPO アフタースクール・NPO法人 3keys 理事を務める。『経営戦略全史』(2013)はビジネス書2冠を獲得。永平寺ふるさと大使。3人娘の父。

「2020年 『戦略読書 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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