ユーロ危機と超円高恐慌 日経プレミアシリーズ

著者 :
  • 日本経済新聞出版社
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本棚登録 : 157
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532261498

作品紹介・あらすじ

二つの大戦の教訓を、ユーロによる欧州統合の夢に生かそうとした独仏。しかし発足時から抱えていた根本的矛盾が今、ユーロに噴き出している。ギリシャから始まった危機はドルと円を揺さぶり、日本を「失われた20年」の困窮に陥れている。そこからの脱出策を多くの実証データで提言する。

感想・レビュー・書評

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  • "様々な検証データに基づき解説される、
    円高、ユーロ問題、アメリカ問題
    これが非常に理解し易く書かれています。
    これからのユーロの問題を自らの投資に結びつける為にも勉強になります。
    皆さんにおすすめの1冊です。
    今後の対策についての著者の考え方は賛同できますね。。
    しかし日本は変わらないだろうなー。。
    というのが本音ですが。。。 "

  • 岩田先生の本は読みやすくて良いですね。学生さんにもオススメです。今回の本は、(1)ユーロ危機がなぜおこったのか、(2)ドルの信認は揺らいでいるのか、(3)超円高不況の原因とその対策、についてがテーマです。一見、異なったように見える3つのテーマの共通点がわかりやすく解説されています。

    昨日、今年最初の『クローズアップ現代』のテーマが「岐路に立つ世界経済」でしたが、相変わらず<制御を失ったマネー>が世界経済危機の原因みたいな論調でゲンナリ。解説の伊藤先生やほかのお二人はそうでもないのに……。海外の「識者」がドーア氏とジャック・アタリ氏。お二人の業績・功績はともかく、現状の問題点克服にはあまり役立たないような……。

  • 2011年刊。
    著者は学習院大学経済学部教授(現在は日銀副総裁)。

     アベノミクスの理論的支柱たるインフレ・ターゲット論は著者らの提言による。
     が、そのメカニズムの説明概念としての明快さは兎も角、前提たる予想インフレ率の上昇や円安誘導政策も含め、少なくとも5年程度のスパンでは机上の論に過ぎないのは、これまでのデータで最早明らか(例えば通貨価値は一国の金融政策で一義的に決定せず。戦争や本書のメインテーマたるギリシャ粉飾など具体的な擾乱要因が多々)。

     とはいえ、そこは別儀。
     所謂ユーロ危機の大掴みは出来そうと思いザッピングした。そのメカニズムについても、国外あるいはEU域外への波及と、棄損した資産が証券である点は別にして、平成バブルとその崩壊、そしてその影響について理解していれば特異な情報はさほど多くはない。

     ただし、個人的には「最適通貨圏」の議論はなかなか興味を引いた。

  • 読了。

  • 説明も主張もわかりやすかった! 読み時を逸したかと思いましたが、今から読んでも興味深いかと。

  • 9784532261498 217p 2012・1・12 2刷

  • 請求記号:338.9/Iwa
    資料ID:50063962
    配架場所:図書館1階東館 テーマ展示

  • リーマンショク後にドルと比べて円のマネタリーベースが相対的に小さくなり、インフレ予測が下がり、円の購買力上昇への予想から、円買いドル売りが促進され、超円高ドル安になったという意見。原因は日銀の政策ミス。超円高を回避するには、インフレ率を2~3%にする政策を日銀が実施し、デフレを克服することを提案している。現在、消費税増税の議論がされているが、別の策としてこのような方法もある。単に消費税増税反対がかり言わず、このような代案を出して、政策議論をしてほしい。
    一方で、賃金が相対的に下降している状況で、このインフレ政策をされるのは家計にはとっても厳しい。結局のところ、家計の負担増は覚悟をしないといけないのだろうか?

  • デフレは悪。デフレ解消には日銀をなんとかしろ、という本。

  • ユーロ圏の金融危機が起きた原因と今後の予想、ドルの信認性、デフレと超円高による不況と解決策について学ぶことができた。日銀の今後の動きに注目したい。

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著者プロフィール

日本銀行前副総裁、学習院大学名誉教授

「2019年 『なぜデフレを放置してはいけないか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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