聴かなくても語れるクラシック

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532261672

感想・レビュー・書評

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  • 題名と中身が少しずれている。初心者の私にはそれなりに面白かったが。

    クラシックは聴き始めるとそれなりに良い。いろんな楽しみが広がりそう。

  • いいかも。
    これはこれでありだよ。

  • クラシックは聴いてみたいけど、よくわからないし敷居が高いと思っている私にピッタリで、「聴かなくても」としているだけあって、本で理解できるクラシックに確かになっていた。
    特になぜクラシックを聴いている人が高貴で尊敬されそうな人に感じるかを明確に説明してくれた。
    「クラシックは知識と教養で、その他は趣味と嗜好」
    最終的には「そうはいっても聴かないとわからない」と、いっているところも押し付けがましくなくていい!

  • 共感できる点もあるが、この程度では語れない。付録「聴いていないと恥ずかしい、クラシックCD20枚」って、やはり聴けということか。
    歌劇と歌舞伎を結び付けている点も無理があると思う。
    百頁「ナポレオンに献呈すると書かれていた楽譜の表紙を引き裂いたとも伝えられています。その曲が、こんにち、《英雄》と呼ばれている交響曲です。」嘘はいかんだろう。現存する、この自筆総譜はファクシミリも出版されているが表紙は付いている。真実は・・・

  • もちろんクラシックは聴かなければ始まらないし語れない。この本はクラシック入門編といった感じ。自分はクラシックは聴くんだけど雑学めいたあれこれは知らなかったことが多くて楽しめた。

  • 自分は中学生からクラシック音楽レコードを聞き、大学時代はオーケストラで演奏もしていましたら、多少この分野は詳しいと思っていますが、周りを見渡しても詳しい人は少ないみたい。または、あまりお互いの趣味を言い合うこともないので知られていないのか。この本の作者の意図する”聴かなくてもいいから教養の一つとして知っておく”との意見はなるほどと思う。たしかに他の教養や趣味はみずからできなくても五感で感じる力が乏しくても知識で楽しむことも出来ることが多い。クラシックに詳しいといったものなら、相手からでは、●●の指揮はどう思うか、●●年のベルリン・フィルの日本コンサートはどうだったか、など意見を求められてしまうと思うし。 この本は 日本の音楽界や演奏家、作家などの業界話が多いので、まったく音楽知識がなくても楽しめるようにはなっている。 知っておきたい音楽家、作品集などがごく控えめに、おわりに、のあとの付録に紹介がある。このあたりは作者の心配りが感じられる。

  • 大雑把。

    これだけの付け焼き刃では語れない。

    ビジネスにもつなげられない。

  • なかなか面白かった。私はクラシックファン初心者なので、勉強になった。最近良いと思い始めたばかりのカルロス・クライバーもなかなか出ない人だったと知り、ますます興味が出た。
    本の最後の方は、クラシックが先細りなのを嘆く感じになってきて、ちょっと悲しくなった。
    なんとかうまいビジネスはないものかしらねぇ。

  • 文明国ではクラシック音楽の演奏会→明治時代、国策として西洋音楽が輸入
    国、自治体が財政的援助
    クラシックが最高の音楽=ヨーロッパ中心主義、欧米の帝国主義
    戦後、高度経済成長期→家電→百科事典、文学全集→世界名曲全集のレコード(大衆教養主義のなごり)

    クラシカルミュージック(最高水準の) シリアスミュージック
    西洋音楽がクラシック→西洋文明が世界を制覇したから→一種のブランド

    1200年頃 四線譜の記譜法→17世紀 五譜線 音楽のプラットホーム
    1600年頃 バチカン オペラ(ラテン語で作品) フィレンツェ エウリディーチェ

    メロディ、リズム、ハーモニー
    歌→国境を超えることが難しい。
    交響曲 弦楽器のバイオリン、木管楽器、金管楽器、打楽器→オーケストラによって演奏される。
    ピアノ曲 ピアノのみ
    言語を排除→世界制覇

    ベートーベン 交響曲第5番→運命(日本のみネーム)
    コンサートは曲ではなく、演奏者を選択して聴くもの。
    拍手は自分の気持ちに応じてするもの。
    中学、高校の音楽鑑賞教室→聴いた後に感想文→プロの音楽評論家だって難しい→日本教育史上最大の愚策☆楽譜読めない、ピアノ弾けないが40年人生で困ったことなし→学校の楽器購入ムダ・ネット授業で十分・利点多い

    楽譜→正確なようでいてかなり曖昧→読みとって演奏する人によってかなり違ってくる。
    オーケストラは解釈をひとりの指揮者に委ね、その指示に従うことで合奏が可能

    タワーレコード渋谷店、新宿店 銀座の山野楽器、ヤマハ

    ドラマと音楽が融合したもの→オペラ→20世紀のアメリカでミュージカルに発展
    ワーグナーのオペラは映画音楽に大きな影響 ライトモティーフ
    1920年代 映画に音が付けられるようになる。→ハリウッド

    ジョン・ウィリアムズ「スターウォーズ」 ロンドン交響曲団

    1685年 バッハ ヘイデル
    1756年1月 モーツァルト誕生
    御前演奏 宮廷内を走り回り、マリーアントワネットが駆け寄り手を差し伸べた「ありがとう。僕のお嫁さんにしてあげるよ」
    1770年 ベートーベェン ナポレオン
    1797年 シューベルト 未完成交響曲 通常は4つの楽章で構成されるが、第2楽章
    1810年 ショパン シューマン
    1811年 リスト
    1813年 ワーグナーとベェルディ

    1908-1989年 指揮者 カラヤン
    1954年にフルトベェングラーが亡くなった後、ベルリンフィルハーモニーの首席指揮者

    CD 直径12センチ 75分収録可能 ソニー大賀典雄社長 カラヤン「ベートーベェンの第九が一枚に収まるようにしてほしい」
    ショパン・コンクール ポーランドで5年ごとに開かれる。

    なかには、指揮者の指示には従わず、勝手なテンポで演奏し、指揮者のほうが仕方なく、それに合わせるようなこともあるとか。最近は女性の指揮者も増えてきましたが、そこにもそれなりの苦労はあると思います。

    カラーズ・ビジネス・カレッジ ビジネスパーソンとして必要な知識、スキル、経営に関して学ぶ。→遠藤功「ビジネスにはサイエンスの要素とアートの要素がある」

    NHK交響楽団 29億円の予算規模で運営→14億円はNHKからの交付金

    5月の連休時 ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン 東京国際フォーラム

    バルトーク1881―1945ハンガリー音楽を確立 管弦楽のための協奏曲 管弦楽・打楽器とチェレスタのための音楽 オペラ青ひげ公の城

    マーラーの交響曲 第5番 自殺願望のある人は本当に死にたくなるので聴かないほうがいい。

    ショパン ホロヴィッツ演奏 のめりこんでしまうからBGMとして聴くにはふさわしくない。ショパンを女の子の好きな音楽と思っている人は、そのイメージが覆される。

    Johann Pachelbel1653~1706パッヘルベルのカノン 優雅とか流麗な音楽がどういうものなのか知りたい人は、これを聴けばわかるはず。聴いてみてわからない人は、クラシックは諦めたほうがいいかもしれない。
    ☆カノン…複数の声部が同じ旋律を異なる時点からそれぞれ開始して演奏する様式の曲

  • クラシックを聞くのが好きで、その雑学を得るために購入。
    今読んでるところまでは、あまり面白いエピソードなし。
    他の未読了の本に手が伸びてしまう。

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著者プロフィール

1960年生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。「カメラジャーナル」「クラシックジャーナル」を創刊し、同誌のほか、ドイツ、アメリカ等の出版社と提携して音楽家や文学者の評伝や写真集などを編集・出版。クラシック音楽、歌舞伎、映画、漫画などの分野で執筆活動を行っている。

「2019年 『阪神タイガース1985-2003』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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