- Amazon.co.jp ・本 (230ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532261818
感想・レビュー・書評
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女子校の究極の教育は「母性」、未来を作る力である。
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女子校がどのような教育を行っているのか、中高生という多感な時期に男女を分けて教育するということはどういう意味があるのかなど、男女別学に賛成の立場で書かれた本。
良妻賢母や女性らしさなどを追求するところに違和感を感じていたが、多くの女子校が女性の自立を進めるために設立されたということを知り、そんなに敬遠することもないのだなと考えを改めさせられた。 -
・いい男の見る目を養うは、若いうちからオシャレなマメ男たちとデートすることじゃない。親の親戚・同僚・部下まど、本当のいい男と交流することで目が養われる。という部分にひどく同意。若いときはそれがわからなかったなぁ。
・双葉とラサールの創立者は兄弟弟子。
・女子高だと理系に進む女子の割合が増える。(女子は文系という思い込みがない)
・どこも体育祭には目玉となる踊りがあるらしい
・女子は仲良しグループで固まって他とはあまり・・・となりがちだから、イベントごとにメンバーをシャッフルさせることで、他の子とも話すようにさせる。
・あなたは聖書をもっているのだから、自分のことは自分で治めなさい(女子学院)
共学でも、桐蔭のように学校内部で女子部・男子部と別れている学校が、一番いいとこどりなのかもと思った。
女子校について書かれた本のなかでは教員の意見を取材し、データもあり、一番読みやすく納得できることが書かれているように感じた。
意外にも男女別学とキリスト教は密接な関係ということがわかった。 -
中高女子校育ちとしては頷く話が多い。
ただし共学を経験していない以上、比較できないので記述を鵜呑みにはできないという点、女子は男子はと一括りにする記述が非常に多い点は気になった。
傾向として、また大枠としては同意できる内容だった。 -
タイトルに惹かれて読んでみた。共学だと男子が前に出ることが多いが、女子高だと女子の中で役割を決めるので、リーダーを輩出しやすいなど、興味深い着眼点で考察されている。すべてが納得できる内容ではないが、女子を子供に持つ親は気になる1冊。
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要するに,思春期の男子は邪魔!ってこと。幼いし,うるさいし,バカだし,真面目にやってる人間を茶化す。そういうのに煩わされない時間と空間を確保するのは有意義と説く。なかなか説得力がある。
しかし男女別学は減ってるらしい。元来別学が中心だった(それで事実能率も良い)中等教育が共学にシフトしたのは,男女平等という錦旗のため。GHQの指導が強かった西日本では別学が消えるのも早かった。
近年の共学化は,男女共同参画の推進と,あと少子化が背景とのこと。 -
この作者が男子校について書いた本を読んでないから一概には言えないかもしれないけど、女子校を持ち上げるために男子を貶めすぎてる気がした。
人を見る目を養うためには一流の人に、本物の人に会わせること、という話は、実行はなかなか難しいかもしれないけれど一理あると思った。
アナウンサーの馬場さんが女子校育ちだったことにすごく納得した。 -
女子校で働くことになった新任の先生が読んだら、役に立つと思う。
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男子は命令で動く、女子は共感で動く
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本書の題名に釣られただけにちょっと期待外れの本だった。辛酸なめこ氏の「女子校育ち」は著者の書き方のスタイルもあってつっこみ型のエッセイとするならば、本書はインタビュー等のデータのまとめの本という方だろうか。
女子校となっているが、ほとんどは女子校中・高の話で小学校、大学は扱われていない。また後半は学校紹介、女子校出身の著名人のインタビューなので、前半に本書の特徴があると思う。
前半は女子の強い感性や特徴によって、男子校や共学とは異なる教え方が有効であるという話や、生活指導が異なることが説明されていた。男子がいないからこその教育というのができるということだと思う。反面、男性との付き合い方がわからず社会に出ても、うまくいかない面もある。また、女子校伝統が続くことは卒業してからの人間関係にもよいものがあると思う。
女子校の数が少なくなっても、やはりニーズは必ずあるように感じた。ただし、女子だけの世界ってやっぱり男性との関係をうまくつかめなくなることや男性をモノ扱いする面があるので、個人的には厳しいと思うのですが。
この手の本は、男性ではなく、やはり女性に書いてもらった方が良いかなと思った。