スマホは人気で買うな!: 経済学思考トレーニング
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2014年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532262334
作品紹介・あらすじ
なぜ、その店ではビール500ml缶が350ml缶より安く売られていたのか?儲かっているコンビニオーナーのいちばんの心配事は?どうして学習塾が無料の夏期講習をするのか?-モノの値段やサービス料金、就活、資産運用まで、68のクイズによる、面白くってためになる経済学。
感想・レビュー・書評
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設定にあいまいな点が多く、あいまいな部分を含んだまま、なんとなくわかったような答えに結び付けている問題が多い。経済学の基礎的なことをある程度学んだ上でないと役立たないかな。読んでいてあまり面白くない。タイトルにこだわってもっと掘り下げて中身を扱っていってほしい。「スマホは人気で買」っていいと思います。
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以前に読んだ同じ著者の「スタバではグランデを買え!」がとってもとってもよかったのでこの本を買ったのですが、それに比べ内容が浅かったような気がして★2つ。
自分の期待値に合わなかっただけで、他の方に悪い本だとは思いません。
主に価格差別について書かれています。
「価格差別:モノやサービスを売るお店や企業が、高くても買う客には高く売り、安くないと買わない客には安く売り、より多くの利益を得ようと狙うこと。ただし、これは一物一価の法則に逆らう売り方ですから、なんらかの工夫が必要になる。」
というわけで、普段買い物しているモノの「価格」の背景にどんな思惑があるのかを考えてみよう!という本です。
ネットでは、自分の買い物パターンが分析されてしまうので、あまり考えないでポンポン高いものを買ってると、「コイツは高いものを買う客だぜ」と判断されてしまい、お得情報が送られなくなってしまうみたいです。
はー、そうなのかー。気を付けよう。(って、別に高いもの買ってないわ) -
昔NHKで放送されていた「出社が楽しい経済学」に関わっていたエコノミスト。
金融教育の必要性を主張してきた人だけあって、この本も教育的。
奇数ページに問いが出され、一枚めくった偶数ページにその「答え」が出ている。
内容は、主に価格差別を中心とした価格戦略の解説。
「なぜ大ヒットシリーズ完結編の映画のチケットは高く設定されないのか」など、身近な事例が取り上げられている。
まあ、刊行後4年ほど経っているので、ちょっと事情が変わってきてしまったものもあるけど。
残念なのが、答えの解説が短いというか、詳しくないこと。
先ほど言ったページ設計の縛りのせいだろう。 -
ものとサービスの価格についての問題集。問35のように、すでに誤答になったものもあり。金融はほぼ対象外。
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価格戦略あれこれ。非貨幣価値、自己選択型の価格差別、メニューコスト、表面上の価格、転売対策、買物情報収集、消費者の行動、金融機関と金利。
表現の曖昧さがポイントになっている問題もありましたが、クイズ形式で楽しめてよいと思います。 -
イートインとテイクアウトの料金が同じなのはなぜ?レディースデーの価格戦略って?学習塾はなぜ無料の夏期講習をするの?などなどモノの値段など身近な経済をクイズ形式で考える。面白くってためになる経済学の本です。【中央館2F-東3 337.8/YO】
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ちょっと経済学を嗜む。
少し疑問が湧いたら少しでいいから考える癖や調べる癖が必要ですね。
最近は読めない漢字をちゃんと調べますもんね。
そろそろ漢字練習帳買おうかなおもてるぐらい。
おっとっと。
それちゃったね。
ま、要するに目の前にある情報に疑問を持ってみると言うことが行動経済学の基本なのかなと。 -
スマホの選びの本ではなく、表紙にも記載されているとおり経済学思考トレーニングの本。吉本さんらしく、身近な経済活動を取り上げており、「問」で読者に考えさせ、「答」でわかりやすい解説をしている。
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三冊目。興味深く経済のお話聞かせてもらってる。だんだん難しく、というか自分の守備範囲からはみ出て行ってしまってて解りづらくなって寂しいけど、また次も挑戦するつもり。
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○エコノミストで大学教授の吉本氏の著作。
○身近な消費をターゲットとしてエコノミスト的視点での見方などを、クイズ形式でまとめたもの。
○意外と気がつかないことも多く、面白い。