免疫革命 がんが消える日 (日経プレミアシリーズ)

制作 : 日本経済新聞社 
  • 日本経済新聞出版社
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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532263317

作品紹介・あらすじ

「これは革命だ」──尽くす手がないと言われた末期がん。
そのがん細胞が小さくなるだけではなく、一部の患者ではがん細胞が消滅する結果が出た。

その新薬は、小野薬品工業とBMSによる免疫薬「オプジーボ」。

14年9月に悪性黒色腫の治療薬として製造販売承認を受け、その対象範囲を徐々に広げている。
肺がん、腎臓がん、血液がんでの適用が認められ、さらに胃がんや食道がんへの適用拡大も予定。
まさに「がん治療の最終兵器」として注目されている。

本書はそのオプジーボを軸に、がん治療の最前線に迫るルポルタージュだ。

誰にでも効果があるのか。
重篤な副作用を招く危険性がある、というのは本当か。
他の治療法と併用して平気なのか。
数千万円という費用は下がるのか。
これからどんな類似薬が登場するのか。

日経の専門記者が、もっとも知りたい疑問に答える!

感想・レビュー・書評

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  • 人間の体は、約60兆個の細胞からなる。この細胞が日々、細胞分裂を繰り返すことで人間は生命を維持できる。毎日 約1兆個の細胞が生まれる。
    日本では、毎年100万人がガンと診断され、そのうち35万人が死亡する。
    そのガンは、本当になくすことができるのか?

    京都大学 名誉教授 先進医療振興財団理事長 本庶佑らが開発した。
    小野薬品が、ブリストルマイヤーズスクイブ(BMS)と共同開発した オブジーボ(一般名 ニボルマブ)2014年9月に医療現場に登場した。
    小野薬品は、2015年3月期で、1357億円。武田薬品工業は1兆7千億円。
    それは、一人当たり年間3500万円かかる薬価(公定価格)が高いことで、評判となった。
    100mg 2016年4月の時点で約73万円。体重60キログラムに、1回133万円。2週間に1回投与。
    免疫細胞を覚醒させ、「外敵を撃退する力を発揮する」
    2017年3月期の売り上げ高は、1260億円となる。将来的には、4〜5兆円に発展する。
    肺がんは、年間7万人が死亡する。オブジーボは、劇的に効果がある患者は2−3割。残りの患者にはそれほど効果がない。
    副作用として、劇症型糖尿病7件、重症筋無力症9件、間質性肺疾患195件が出ている。
    日本には、民間の病院が7500ケ所あるが、オブジーボの使える病院はおよそ800ケ所
    2014年7月から2016年6月末までに処方を受けた患者は8077ninny。

    ペクチドワクチン。免疫細胞にペプチドを外敵と認識させる。免疫細胞は、ペプチドが付着しているがん細胞の本体を攻撃する。

    メルクは キイトルーダ。2017年2月から保険使用が可能となった。
    BMSは、2011年にヤーボイの製造販売承認をとった。
    使用範囲が広がっていけば、さらに多きな成長が考えられる 免疫チェックポイント剤。
    免疫細胞の攻撃力を高める。

  • 二度のガンサバイバーである私にとって、免疫薬の発明は非常に明るいニュースです!
    オプジーボ以外にもドンドン開発が進んでいるようなので嬉しい限りです。
    競争が進み、安く効果的な治療になることを期待してます。

  • 内容(「BOOK」データベースより)

    がん治療の「最終兵器」として注目を集める免疫薬「オプジーボ」。どういう人に、どれくらい効果があるのか。どんなしくみなのか。副作用の危険性は高いのか。薬価(公定価格)はなぜ引き下げられたのか。どんな類似薬が出てくるのか―日経の専門記者がもっとも知りたい疑問に答える。

  • サクサク要点をつかめる。

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