日本の「中国人」社会 (日経プレミアシリーズ)

著者 :
  • 日本経済新聞出版社
3.13
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レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532263935

作品紹介・あらすじ

日本の中に、「小さな中国社会」ができていた!
70万人時代に突入した「彼ら」は、高知県の人口とほぼ同数を誇る。
「隣の中国人」の本音を探るルポルタージュ。

◆著者は、中国に関する数々の書籍を刊行するジャーナリストで、客観的かつ鋭い分析を得意とする。『なぜ中国人は財布を持たないのか(日経プレミアシリーズ)』(2017年10月刊)はロングセラーに。著作は市民や社会の実像を念入りに取材したものが多く、今回も豊富な取材による「生の声」を紹介。『なぜ中国人は~』が中国に住んでいる中国人に注目したのに対し、今回は日本に住んでいる中国人に焦点を当てる。日本に住んでいる中国人の数は、日本の都道府県で人口下位の鳥取県(56万人)、島根県(68万人)よりも既に多い。もはや最も身近な外国人と言っても過言ではない日本在住の中国人が何を考えているのかを探る。

◆「日本語の曖昧表現に困惑」「日本で育った『草食系』中国人」「中国より日本のほうが起業しやすい」「進学校の中の成績優秀者は中国人」「すべての業界にいる中国人ビジネスパーソン」「有名大学の日本の校友会に集うすごいメンバー」……。本書では、数多くの「実例」に基づき、日本に在住する中国人の姿を浮き彫りにする。

◆中国に興味のある方、ビジネスで中国と関わる方や、中国市場を狙うビジネスパーソンにお薦めです。

感想・レビュー・書評

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  • 日本に住む中国人は急増し、その総数は17年末で100万に迫るという。果たしてそれは脅威ではないのか?中国人は日本社会に溶け込めるのか?しかしながら、本書はそれらの関心をはぐらかし、日本での暮らし、仕事、育児、進学などの悩みを描き、等身大の姿として伝えている。一定の教養ある中国人が持つ悩みである。ただ、私たちの関心事はその水準に達しない多数の人々の動向にある。北京オリンピックの時に起こった多拠点での過激なデモを忘れてはいない。本国共産党との繋がり、地域コミュニティでの非協調性、犯罪などの数がもたらす社会的影響、共存のあり方に触れて欲しかった。

  • 仕事、教育、PTAなど、在日中国人の方の目線はどれも新鮮。私自身、中国に対する情報が更新されていなかったことを反省することができる本に出会えてよかった。

  • 日本在住の中国人73万人。高知県と同じ。
    ドラゴンボールで日本語を学ぶ。
    日本の中3は中国の小4レベル
    越境ECというビジネス、代理購入。
    中国側はお金で何でも買えると考えている。

  • 組織力の話はなんか納得いく。アメリカに暮らす日本人の話と比べると国民性っていうのは確かにあると思った。
    中で分断されたグループごとでキッチリつながっている、のは結構アメリカ的な気がする。

  • 1/30読了。19年8冊目。7.0/10点。

    タイトル通り「日本に住んでいる中国人」にフォーカスしている、なかなかニッチなところに切り込んでいる本。日本には合計73万人の中国人がいて、彼らがどのように生活をしているか、どう考えているかという点について掘り下げられていく。

    中国人への悪い偏見を持っている人にはお勧めしておきたい本。目から鱗な部分がチラホラ目についた。
    一番印象的だったのは、「中国人は総じて勉強家」という事。本当に日本ヤバいんじゃないかと思えたのはここ周辺。意識がちゃうわ、と感じた。「最低でも早慶」とかね。

    もっと世界がグローバル化すると、国の境目ってどんどんなくなっていくようになると思うので、そういう時に考えるべき課題のいくつかを示唆していると思う。中国人は中国人だけのコミュニティを持っている、とか、その中国人コミュニティの詳細はほとんどの日本人は知らない、とかはどうなのかなぁ、もっとオープンにならんのかなぁと思った。

    この本を読みながら明らかに自分の中で変化した部分として、電車内で話している中国人に目が行くようになったこと。何気ない会話をしている彼らを見て、裏に色々あるのだろうなぁと想像するようになった。この「色々ある」は当然、中国人だけでなく他の外国の人たちも同様だろう。

    日本はまだ全然海外勢を呼び込む準備が出来ていないと思うが、特に欠落しているのは「彼らに目を向ける意識」なのではないかなぁ、などと思った。

    扱っている内容がニッチである、という時点でまず面白い。それに加えて、「へー」と思えた箇所がいくつかあったので、7.0点に落ち着いた。

  • タイトル通り。

    シナ人の努力の仕方は本当に凄いと思うが、それがもちろんシナ人全体ではないはずで。
    ムッチャ、シナ人側からの視点でそれは新鮮な感覚ではあるが、危機感の薄さも気になる。

    共産党についてあまりにもさらっと触れてるだけだったり。

    この本だけ読んでいてはダメな気がする。

  • 日本にいらっしゃる中国人の方の現状。自分も数年に一度中国に行く機会がありますが、特にここ5年くらいでの発展は目覚ましく、日本はいろんな面で本当に抜かれていると実感しました。この差はこれからさらに広がってしまうようにも思われます。さらに日本に滞在されている中国人の方の意識の高さもよくわかりました。ただ、本著は富裕層の方のお話に特化している部分もあると思われ、そうでない方の現状ももう少し知りたかったです。

  • 国慶節休暇の移動の車内にて。
    日本にいる中国人がメインのテーマだけど、中国にいる中国人の気質についても書かれていて勉強になる。
    中国の「日本人」社会についても、似たようなことが言えるかなと思いながら読んだ。

  • 日本に暮らす中国人の暮らしの一部を知ることができた。
    教育は中国に遅れをとり、日本人のような発音にならないように子供を英語塾へ行かせる親たち。
    焦る気持ちはわかるような気もする。

    あんなに広くて人口も多い中国だから、「中国人」とひとくくりにするのではなく、個人として接してこちらも良い刺激を受けたいと感じた。

  • 日本の中に、「小さな中国社会」ができていた!住民の大半が中国人の団地、人気殺到の中華学校、あえて帰化しないビジネス上の理由、グルメ中国人に不評な人気中華料理店―。70万人時代に突入した日本に住む中国人の日常に潜入したルポルタージュ。

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著者プロフィール

ジャーナリスト
1967年山梨県生まれ。90年拓殖大学中国語学科卒業(在学中に北京大学に留学)、日刊工業新聞社に入社。国際部、流通サービス部記者を経て、94~96年香港中文大学に留学し、現在に至る。「ダイヤモンド」「プレジデント」「東洋経済」「中央公論」「日経ビジネスオンライン」などに記事を執筆中。

「2019年 『中国人は見ている。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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