可動域を広げよ

著者 :
  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
3.46
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本棚登録 : 161
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532264048

作品紹介・あらすじ

○人生100年時代と言うけれど、増えた可処分時間をどう過ごすかで明暗がわかれてしまう。日がなテレビとごろ寝で過ごすか、次々とやりたいことが生まれ、挑戦をし続けられるかは、ひとえにその人がどこまで柔軟でいられるかに関わってくる。本書は「可動域」をキーワードに、人生100年時代の生き方、学び方を伝授するもの。

○著者の大学院時代の最初の論文は「硬さの研究」だった。人というのは放っておくと心身とも固くなっていく。赤ちゃんは基本的に柔らかく、可動域も広い。そして何にでも興味を示す。それが、だんだん年齢を重ね、青年期を経て、人生半ばをすぎると、身体とともにいろいろなものが固くなる。交際範囲は狭まり、行動パターンや発想も型どおりになり、最終的に死を迎える。

○赤ちゃんや青年時代のような、柔軟な心と行動を取り戻すには、まず身体から動かしていくのがいい。息を吐いて身体を緩ませる。「痛きもちいい」ぐらいまで関節を広げてその実感を味わう。

○身体のウオーミングアップをしたところで、可動域を広げるには二つの方法がある。一つは自分の得意領域から始め、少しずつ広げる(第2章)、偶然を逃さず「離島」に飛び移って、新しいことに挑戦する(第3章)である。

○第4章では可動域が広がる読書術(「ハブ本読書」)、第5章では、病気やケガ、異動や失職などの逆境を、可動域が広がるチャンスにする法、第6章では可動域を加速度的に広げることに成功した達人たちの事例を紹介する。

感想・レビュー・書評

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  • 具体例が多くてサクっと読めるが、結局、本の趣旨が分からず…。タイトル通り、「何にでも興味を持とう…!」というメッセージ以外つかめず。

  • ストレッチは毎日続けることによって、
    徐々に関節などが柔らかくなります。

    しかし最初のやり始めの頃は当然痛みを
    伴います。この痛みを超えると気持ち良
    さも出てきて、つまり痛気持ち良い状態
    を迎えることになります。

    人生も同じなのです。

    最初の動き、初動は何となく痛みを伴い
    そうで、億劫に感じますが、それを超え
    ない限り新しい感覚は得られないのです。

    可動域とは思考の幅、行動の範囲と置き
    換えるとわかりやすいと思います。

    そんな「自分を変える」きっかけを与え
    てくれる一冊です。

  • ➖本書のポイント➖
    ❶ 自分の好きなものを20個挙げられるか
    ❷ ある道をマスターすれば他の部分でも応用できる
    ❸ クリエイティブな能力は基礎学力から
    ➖メモとアクションプラン➖
    ★定年後の男性の多くが1日中テレビを見ている
    →今ではYouTubeやAmazon Prime Netflixなどのことを指す
    ★1日1本の映画を見る能動的な時間の使い方
    ★常にメモを残す習慣を

  • この人みたいに常に新しい事に目を向けていけるような人間になりたい
    なんか若々しくて人生楽しいよな絶対

    この本が既にハブ本だな

    可動域広げまくろっ!

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/724436

  • 響きます。とっても。自分にとって新しい領域「痛気持ちいい」と感じるところに私たちの人生を面白くさせる何かがあるということです。私も、聞いている音楽、読んでいる本、見ているアニメなど、何か偏りを感じていた頃でした。やっぱ挑戦しないとですね。

  • 楽天ブックス購入
    まゆさん紹介

    好きなこと20個、ひとりワークショップをしてみた。思考がI段階ステップアップできた。可動域30個チャックリストは19だった。数年後に20個以上になるといいな。

    斎藤孝さんの2冊の本を読んでいたら、快な目的と質問がリンクするところがありました。
    ちょっと変なフォトリーディングですか、頭の中がスッキリしたので、これはこれでいいかな。
    ”自分の好きなことに目を向けると、人生が豊かになる” と気づきを得ました。

  • 自分の好きなものだけに取り囲まれている生活も幸せだけど、未知の世界に足を踏み出してみることも楽しいよ!と改めて気づかされた一冊。

    普段は堅実なお金の使い方をしつつも、
    たまには、自分の興味が向く方へドカンとお金と時間を費やしてみよう。

  • マップには興味あり。一つの区切りを示すことが出来ると思う。

  • stayーhomeの先を考えるヒントをくれる一冊。うちにいる間に、じわっと自分の可動域を広げる。出かけなくてもできる、未だ手を出してないことを探す。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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