フラット化する世界(上)

制作 : 伏見 威蕃 
  • 日本経済新聞社
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レビュー : 127
  • Amazon.co.jp ・本 (396ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532312794

作品紹介・あらすじ

ピュリツァー賞を3度受賞したジャーナリストが、インド、中国、日本、欧米諸国の経営者や政治家らへの綿密な取材をもとに、今われわれの目前で起きている巨大な変化を鮮やかに活写する。全米で社会現象を引き起こした超ベストセラーが、アップデート&増補版からの翻訳で登場。

感想・レビュー・書評

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  • この本は全員必読です。
    少し古い本なので、ブックオフの100円コーナーで見つけられれば最高です。
    経済のグローバル化という点についてもこの本を読めば理解できます。
    6年前に発行された本ですが、全く内容的に古さを感じさせられません。

  • アウトソーシング大国:インド、中国
    これから100年後も創造的な仕事は日米欧でやれるか
    過去は忘れないが経済的合理性を追及する中国

    ホームソーシング:自宅でコールセンター

    情報のフラット化
    下位の人間もハイレベルの情報を持つようになった

    何でもアウトソーシング
    マクドナルドのドライブスルー
    オンライン家庭教師:英語教育?

    三重の集束
    ①様々な形の共同作業が可能になるプラットフォーム
    ②水平な接続・共同作業やバリュー創出のプロセス
    ③様々なタイプの新しい人たち~中国人、インド人

    自由貿易で困るのは先進国の低技術労働者
    →彼らを救うにはどうすればいいか

    新しいミドルクラスの仕事~無敵の民
    ①かけがえのない、特化した人々:有名人、医者等専門職
    ②錨を下している人々~特定の場所で仕事、知識、顧客を持つ
    ③旧ミドルクラス→ファシリテータ、合成役、説明役、てこ入れ役、適応者、グリーンピープル、パーソナライザー、ローカライザー

    フラット化する社会での理想の才能とは何か
    ①学ぶ方法を学ぶ:学ぶ喜び
    ②熱意、好奇心
    ③人を好きになる
    ④右脳のスキル:やりたいことをやる

    食べるために必要なら、全員が農業をやればいい
    工業もサービス業も全てが娯楽である
    しかし、良く生きるには娯楽が必要である

    企業が生き延びるためにルール
    ①内面を掘り起こす
    ②小は大を演じる
    ③大は小を演じる
    ④優良共同作業者たれ
    ⑤自社の中核となる商品を売りこむ
    ⑥勝つためのアウトソーシング
    ⑦アウトソーシングは理想主義

  • これまで漠然と感じていた世の中の変化を様々な世界各国における事実をベースにどのような変化が起きているのかを具体的に示されている本。

    なんとなく自分の視点からまとめた変化はざっくり以下のとおり。
    1.ITの進化
      ①簡単に使える
      ITはどんどんWebベースへと進化している。しかもフリーソフトで。
      だから誰でも好きなソフトを使える状態が整いつつある。
      ②プロの技が簡単に
      アニメーション作成だったり、写真の加工だったりプロの技が
      個人でもソフトウェアを活用することで出来るようになってきた

    2.インフラの進化
      世界中がインターネットでつながり物理的な距離感がなくなった。
      しかもブロードバンドの大容量で。とか、モバイルの無線で。とか
      環境はどんどん充実している

    その結果。

    3.インドや中国、カンボジアなどへのアウトソーイングが可能に
      海外への事務作業へのアウトソーシングが容易になってきている。
      仕事のプロセスや内容が見直され、低い人件費でできるものは
      どんどんアウトソースされている

    4.専門分野としている企業へのインソースが可能に
      ネットによって業務プロセスや情報を共有したりすることで、
      自社の輸送などの機能をインソースで他の会社に依頼する
      例:UPS、ウォルマート

    5.個人事業主がビジネスが可能に
      個人がソフトを活用することで、個人でビジネスプロセスを簡潔
      するような
      例:写真の現像加工、文書の翻訳

    6.インドや中国などの自国での富裕化
      アメリカなどに出稼ぎに行かずとも自国での生活が可能になる

    7.先進国のノウハウを吸収することによる発展途上国の進化
      当たり前だけど、どんどん技術を吸収し、アウトソースではなく、
      自国のブランドを築いていく。昔の日本みたいに。

    8.情報格差がなくなっていく
      ネットが当たり前になることで全ての情報が共有化されていく。

    まとまりがなくなってしまったが要は仕事の進め方自体が昔からガラッと変わる中で、過去のアドバンテージがそれほどアドバンテージではなくなり、同時に参入のためのハードルもチャンスも一気に広がった。
    だから、ハングリーで人件費も安い国が一気に先進国に追いつきつつあるという感じがしてます。

  • ・市民がオンブズマンになれる(道路の凸凹等、携帯写真で撮って、市役所にメールする)

  • フラット化する世界を解説。
    ITがフラット化を推し進めている事を様々な事例で紹介。
    フラット化で賃金が下がる労働者も出るが
    知識を身につけ付加価値を付ける事で
    この流れを乗り切れると解説。
    また市場の拡大だけでなく必ず市場の創出もおこると指摘。
    フラット化はWordWideな市場だけでなく組織内でもおこっている。

  • インドのビジネススクールは年間89,000人のMBAを生み出していつという 市場経済の鉄則では、最も豊富な人的資源と安価な労働力を持つものに、企業家も現存の企業も自然に引き付けられます 共産主義は、人を平等に貧乏にするという点では偉大な制度だった 資本主義は、人を不平等に金持ちにする

  • おすすめ資料 第12回世界経済はいかに変容したか(2007.2.16)
     
    ユビキタスコンピューティングの発達は場所を選ばないビジネス社会を実現しました。
    例えばあるアメリカ企業では夜間にインドに仕事をアウトソーシングし、それを翌朝に受け取って休むことなく活動しています。
    作者はそのように境目がなく、狭くなった地球を(丸くない)フラット化した世界と呼び、フラット化に至った経緯を丁寧にひもといています。
     
    ベルリンの壁が崩壊して世界が自由市場指向となり、中国のWTO加盟がさらにその競争の場を広げました。
    2000年問題への対応はアウトソーシングを促進し、その中でインドが脚光を浴びるようになりました。
    また企業のあり方のみならず個人の生活の変化もフラット化を後押ししています。
    現代ほど個人が知識にアクセスするのに差別のない時代はかってありませんでした。
    このようにこの図書は世界の経済社会の動きを広い視野で俯瞰できるものになっています。
     
    ご紹介したのは第一部(上巻)の内容ですが、第二部(下巻)ではフラット化した社会で生き延びるための方策が示されています。

  • レビューは下巻にて。

  • コメントは下巻にまとめて

  • 【配置場所】特集コーナー【請求記号】361.5||F||上【資料ID】10601968

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著者プロフィール

ニューヨーク・タイムズ紙外交問題コラムニスト
1953年ミネソタ州生まれ。ブランダイス大学卒業後、オックスフォード大学で修士号取得(現代中東研究)。UPI通信に入社し、1979年から81年までベイルート特派員。その後ニューヨーク・タイムズ社に移り、ベイルート、エルサレム両支局長を歴任。その間、ピュリツァー賞を2度受賞。89年に帰国し、ホワイトハウス担当首席記者を経て、95年からニューヨーク・タイムズ紙の外交問題コラムニスト。2002年、テロ問題に関する執筆活動により、3度目のピュリツァー賞を得る。著書に、全米図書賞を受賞した『ベイルートからエルサレムへ』、世界的ベストセラー『レクサスとオリーブの木』、『フラット化する世界』、『グリーン革命』などがある。

「2018年 『遅刻してくれて、ありがとう(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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