フラット化する世界 上: 経済の大転換と人間の未来

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532312794

感想・レビュー・書評

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  • 大学の先生の講演資料でBOP関連の話題と共に出てきていたので、興味を持ち、読んでみました。少し大げさかもしれませんが、これまでの価値観を破壊され、衝撃を受けました。あまりにも面白く、かつ、的を射ており、吸い込まれる様に読み行ってしまいました。今まで、断片的には見たり聞いていたりしたグローバルでの動きが、大きく全体として繋がり、理解できたと共に、強い危機感を持ちました。素晴らしい本だと思います。

  • けっこう有名な本なので、とりあえずという感じで読み始めました。 まーグローバル化の流れと、どういう事が起きるのかって事は僕だってキホンは知ってましたが。 具体的な事例とか、ソレによる影響の考察から始まって、それで職を失ったり影響を受ける人々のこと、それを回避するにはドウする方向かという考察、さらに今後の世界の展開など、盛りだくさんな印象。 インターネット関連で仕事をしている人も、 なかなか勉強になります。 もちろんそういう人ほど、フラット化の影響が濃いということも自覚して、今後を考える切っ掛けになるのではと。 最近、下巻も期待して読み始めました。

  • サム先生のおすすめで読んだ本。新しい。

  • 資本主義に関わるすべての人が読むべき良書だった。但し、日本から出たことのない人にはチト辛いかも。

  • もう古くなった本ですが、今になって読むと、著者が2006年で指摘していたフラット化の予言がさらにスピードを増して、実際に我々の生活に影響を及ぼすようになっていると感じる。
    本書では、米国が内向きで、教育への注力をさぼり、制度に縛られることによって、インド、中国といった新興国が単なるアウトソーシング先でなく、対等なビジネスのライバルとなったときに足元をすくわれるリスクを指摘しているが、それはまさに現在の日本の差し迫った危機ではないか。

  • IT技術が与える恩恵は地政学的な距離を超えていくということを、実例が裏付けながら説明されている。
    興味深かったのは、IT技術がどのような歴史を経てきたか、どのような技術やインフラに裏付けされているかがかなり詳細に記述されている箇所。

  • 物理的な距離や言語・習慣などの制限を打ち破って、世界中の人々が同じフィールドで戦えるようになったというお話。
    10つのフラット化要素をあげ、それぞれに具体的なエピソードをあげながら証拠付けをしている。
    知的労働者にとっては、ビジネスチャンス(パイ)が広がったといえるが、先進国のブルーカラー層にとっては厳しい時代が来たようだ。

  • 情報革新により情報に対するアクセスの壁がどんどん薄くなることによる世界に持たされるベネフィットを書いた本。

    読んでて面白いけどあんまり深みがなくてふーんって感じだな。

  • すべて理解できているわけではないと思うけれど、
    昔読んだ内容を実感するようになったと思う。

    今思うと、twitterやmixi, facebookなど、あらゆる垣根を越えて
    人と繋がる場が増えてきている気がする。

    国も立場も、地位も住む場所も関係なく関わるツールがあるのは、すごく面白い。
    学ぼうと思えば、どこでも学べる。
    でも、何かから一方的にではなく、自分も何かできるようにならなければ、と同時に思う。
    専門力とオールマイティ、オリジナリティ、何が大事なのかな、と脱線しながら思いました。

  • 自分の立ち位置と、
    世界が向かっている方向を確認できる

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著者プロフィール

ニューヨーク・タイムズ コラムニスト
1953年ミネソタ州生まれ。ブランダイス大学を首席で卒業後、オックスフォード大学で修士号を取得(現代中東研究)。UPI通信に入社し、79年から81年までベイルート特派員。その後ニューヨーク・タイムズ社に移り、ベイルートとエルサレムの両支局長を歴任。その間、ピュリツァー賞を2度受賞。89年に帰国。95年からニューヨーク・タイムズ紙の外交問題コラムニスト。02年にテロ問題に関する執筆活動により3度目のピュリツァー賞。

「2021年 『遅刻してくれて、ありがとう(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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