なぜ、あの会社は儲かるのか?

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532312961

感想・レビュー・書評

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  • 山田英夫さん、色んなことを繋げて儲けの仕組みを分かりやすく説明してくれる。

  • 儲かっている企業の戦略を紹介。実際の企業や業界を例に差別化、低価格化、ポイントなどを解説。

  • 面白いことは面白いし、教養を深めるには良いと思う。ただ、会社の経営で、フリーのキャッシュが多い任天堂などについては、批判的に書かれており、もっと投資して株主にリターンを多くしないといけない、などと書かれていた。5年経つと常識が常識でなくなるんだなぁと感じた。

  • 紹介されて読んだ。
    経営戦略と決算書のつながりを軸に経営について学ぶことが出来る良書。

  • コスト戦略、差別化戦略などをわかりやすい事例で紹介している。

  • 途中で断念。

  • 同じタイトルのビジネスモデル編というのが最近出たため
    興味を持って借りてみた。

    「はじめに」で会計と経営の橋渡しの本だと書かれているように、
    BS、PLを大まかに見て、実際にどういう戦略がとられているのか、
    さらに今後の課題まで書いていて、コンサルっぽい気分になる。

    特に、M&Aのシナジーについての、
    「近いようで遠い、遠いようで近い」が興味深かった。

  • 非常に分かりやすく、経営戦略と会計についてさまざまな事例を交えて書かれた良書。2006年出版のため、若干一昔前のお話のような面もあるが、基本的なことを学ぶには十分である。

    以前から気になっていたのは、事業構造を転換して生き残っている企業のこと。最たる例が、元々は製紙パルプ工場だったノキア。本書では、ノキア以外にも、日清紡やオリンパス、豊田自動織機なども挙がっていた。会社は残っているが、現在の事業には創業当時の面影もないような状態はいかがなものか、と思っていたが、改めて考えると、企業は利益を出し続け、生き残ることが指名に思う。事業がなんであれ、経済を活性化させ、雇用を生み出し、利益を社会に還元するという役割を果たすためには、時代に応じた多角化や事業構造の転換は必須となるだろう。

    ソフトバンクのSprint買収の話が持ち上がったりと、企業買収・合併の話は跡を絶たない。10年後の経済界はどうなっているのだろうか。

  • 目次

    はじめに
    プロローグ

    1章 差別化、高級路線は儲かるのか? ―帝国ホテルと東横インの利益率の怪!
    「高級」とは何だろうか?/戦略の基本は三つ/差別化はどうすればできる?/高級業態�S廉価業態―儲かっているのはどっち?/ユニクロはなぜ買われるのか?/帝国ホテルは本当に高収益?/高級ホテルの“空室”をビジネスに/大丸と三越のオペレーションコストの違い/大丸は何を変えたのか?/高級を安くオペレーションする/見えない部分のコストを下げる/見える部分と見えない部分

    ◎数字を深読みしたい方へ◎
    ◆いろいろな利益とその仕組み ◆利益に関する日米の違い

    2章 あんなに安売りして儲かるの? ―「損して得とれ」で稼ぐドコモとキヤノン
    価格下落の中で/ドコモの稼ぎの内側/ドコモはどこへ行く?/松下とキヤノンはどこが違う?/ソニーは何の会社?/ゲームソフトはそんなに儲かるのか?/「ジレット・モデル」―儲けの仕組み/スマイルカーブはなぜスマイルするか?/加工組立が稼ぎにくいワケ/アフターは個別対応/「損して得とれ」のバリエーション/無限の組み合わせをもつ商社

    ◎数字を深読みしたい方へ◎
    ◆セグメント別損益って何? ◆投資会社、ソフトバンク ◆ソフトバンクの株価

    3章 ポイントで得する会社、苦しむ会社―笑うANAと悩める百貨店
    顧客満足(CS)と顧客維持/ポイント制や株主優待は諸刃の剣/マイレージという負債/株主優待は誰のため?/お金をもらって囲い込み/ポイントで得する会社、損する会社/航空会社と小売業は何が違うか?

    ◎数字を深読みしたい方へ◎
    ◆変動費と固定費 ◆利益図表からわかること

    4章 製品の寿命は会社の寿命? ―本業を失った吉野家、富士写真フイルムの対応
    製品のライフサイクルと寿命/五つの競争要因/五つの競争要因から見た製品の寿命/事業ポートフォリオの考え方/優良事業だけでは大きくなれない!?/主力商品を失った企業の生きる道/技術革新で本業がなくなる!/ゼロックスを取り込んで成長へ/本業を変身させて生き残った会社/本業を守って優良事業に/本体での成長か、グループでの成長か/親会社を超えた子会社たち/親子逆転を繰り返した古河グループ/子の失敗の始末をつけた親/DNAは継承できるか?

    ◎数字を深読みしたい方へ◎
    ◆なぜ連結なのか? 連結決算の作り方

    5章 なぜ、赤字会社が黒字会社を買える? ―急成長A社が堅実B社をM&Aできる理由
    M&Aが増えるワケ/なぜ、M&Aの成功率は低いのか?/M&Aを難しくしている日本的要因/M&Aは“新たな敵”を作る/日本電産のM&Aと利益率アップ/赤字なのに会社が買える?/さて、どちらの株を買うか?/「のれん代」とは?/のれん代の償却/A社、B社の正体は?/夢のベンチャー、バイオと宇宙/シナジーの罠―近そうで遠いもの、遠そうで近いもの/近そうで遠いもの/遠そうで近いもの

    ◎数字を深読みしたい方へ◎
    ◆のれん代の償却マジック ◆会計ルール競争の時代

    6章 稼いだ利益を何に変えるべきか? ―不動産を買った阪急、キャッシュのままの任天堂
    経営資源って何?/稼いだお金は貯める? 使う?/土地持ち会社の設け方/阪急グループの現状/東宝の事業モデル/キャッシュリッチ企業とストックリッチ企業/キャッシュリッチの任天堂/株式(ストック)リッチのインデックス/経営者の責務は?/資源の持ち方に正解はあるか?/シンクタンクは何を残す?/プロとしての矜持がDNA

    ◎数字を深読みしたい方へ◎
    ◆会計の基本構造 ◆B/SとP/Lの関係

    エピローグ

  • 会計と経営戦略についての本。古本屋で購入(¥200)。
    会計については疎いので、読みやすくて勉強になりました。
    2005年当時の本なので、続編があればいいと思う。
    あの会社がとった経営戦略のその後・・・というような。

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著者プロフィール

早稲田大学教授

「2016年 『経営戦略[第3版]』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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