SQ生きかたの知能指数: ほんとうの「頭の良さ」とは何か
- 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版 (2007年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (533ページ)
- / ISBN・EAN: 9784532313029
感想・レビュー・書評
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EQに続いてこちらも読み応えがあっておもしろい。
翻訳も素晴らしい。
本の中で紹介されている本を芋蔓式に手に取ることがよくあるけれど、今回は本書の各所で触れられているマルティン・ブーバー『我と汝』を読むことに繋がった。
私たちは「我−それ」の扱いではなく「我−汝」の扱いを求めている。
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人間の満足感は、ある程度まで、他人が自分を「汝」として見てくれるかどうかにかかっている。他者との結びつきを求めるのは、人間にとって生きのびるための基本的欲求だ。 ー中略ー 「それ」として扱われると、人間は不快に感じる。したがって、他者をつねに「それ」としか見ない人間は、周囲の人々にとってひどく不快な存在ということになる。(P178)
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相手を物(それ)のように扱うのではなく、人間(汝)として扱うことは、必要最低限の社会的知性。
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EQの著者がだしたSocial Intelligence。共感力。
生まれと環境。感情の伝染。つみかさね。
C0034 -
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【要約】
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【ノート】
・かつて定価で買ってたのか。今まで読まなくて現在中古で約700円。ちょっともったいなかったカモ。講談社プラスα新書で「SQ」を読んだので、ちょっと気になって開いたら、そのまま一気読み(斜め読みだけど)。
・やっと斜め読み完了。ところどころ、引っかかる部分アリ。それらの多くは、ライフハック的なものだったりするが、それらに、実際に脳の中でどんなことが起こっているのかが分かるのが、本書の強み。
・「表の道」と「裏の道」。後者は扁桃体による自動的な情動の動きであるのに対して前者は理知的な「遅い」道。それあればこそ、「人生における選択が可能になる」という表現には、なるほどと納得。
・その後、「EQ」ほど流行ってないのでは?と思い、調べてみたら、何と、こんなのが!http://www.d21.co.jp/SQ/about_sq/
まるで、オリジナルみたいな扱いだが、これって、許されるのか?「多孔化」はちょっと面白く読んだんだけど。 -
いつか読もうと思っていた1冊。500ページ近くのページ数に手にしたときは少したじろいだけど、読んでみるとすんなり読めて、「普段のコミュニケーションを客観的に分析するとそうなるか」と思うような観点が多くて今後の参考にはなりました。印象に残ったポイントを1つあげるなら、「安全基地」の考え方。立ち返ることのできる場所のある人ほど、冒険ができるという点では、新しいことをどんどん求めていくことも大切だけど、すでに手にしている大切にすべきつながりをしっかり手放さないようにしておくこと、それがあるから外に行けるところもあるなと思いました。頭の整理にはいい1冊と思います。
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貢献することそのものを対価と捉えることができる人は少ないのでは?
貢献に対する称賛が対価
ソーシャルメディアを活用して、より適切に称賛が得られる仕組みを作れば貢献→称賛→もっと貢献というスパイラルがうまれるのではないか
資本主義を超える世界が
どう計測するか
いいねの数?
→いいねの種類を増やすか
→感動!、えらい!、いいね!とか
履歴を閲覧できるようにして不正の抑止を
与えれば与えられる法則にまかせる
チェックインよりモチベーション上がるんじゃ?
助けてリストを並べてもいいかも -
共感することの大事さを分厚く書いてあります。
「あそこが硬くなると頭は柔らかくなる」という一文に共感しました! -
『EQ』の流れで購入。
『EQ』を送った妹には、「別に要らない」とすげなく返され、いずれ読もうと思いつつも、最初だけ読んで積読状態が続いています。
だって、別に悩んでもいないんだも~ん(能天気) -
この本は近年、脳内神経メカニズム(ミラーニューロン等)が解明され、人間はそもそも脳神経回路からして他者の影響を受けずにいられないということが科学的に検証されたことに伴い、「EQ~こころの知能指数」を改訂したものです。SQ(社会的知性)とは、共感、傾聴、認知といった社会的意識と、同調性、自己表現力、影響力、関心(気配り)といった社会的才覚から成る。結婚生活を豊かな安らぎの場にするには?子供を幸せな人間に育てるには?恋愛やビジネスに必要な「社会脳」とは?この本を参考にしてください。