日経トレンディヒット商品航海記: 日本人の消費はこう変わった

  • 日経BPマーケティング(日本経済新聞出版
3.00
  • (0)
  • (1)
  • (7)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 34
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784532313432

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 図書館で借りました。


    純粋に面白かった。
    1987年からの20年間、日本の市場はどのように変化してきたのか、また時代時代によってどのようなヒット商品が生み出されてきたのか。そしてその商品がその時代にマッチした要因はなんだったのか。さらに今日のモノ過剰時代にヒット商品を生み出すにはどのようなマーケティングをしていけばいいのか・・・
    多分就職して企画担当になったらこの本は必須だと思うな。新しい商品を生み出すにはやっぱり過去って重要だと思うから。

    で、今の時代に一番必要なマーケティングは「感性マーケティング」なのだと思い知る。
    大学で受けてる授業で再三言われてるんだけどこれがまた難しいんだよね。感性って言われてもイメージしづらいしね。

    この本で一番面白かったのは時代を覆う脳の気分によってヒット商品が変わるという話。本書曰く人の意識には7年周期があって、それでひとかたまりに考えているらしい。その7年にも×4年(黎明期・ブレーク期・展開期・終焉期)の28年間でひとつの時代の気分が変わるらしい。
    そんでその脳の気分ってのが、「人間性を充実させていく時期」と「技術を追求し合理性を求める時期」の2つがあって交互にやってくるらしいのね。
    こっから流行は繰り返されるっていう根拠が生まれるみたいですよ。

    多分今の時代って前者よりだよね。高齢化っていう要素もあいまってるんだと思うんだけど「健康」っていう言葉にみんな意識がいってると思います。もちろん人間の周辺機器の改良は日々進んでると思うんだけど人間本来の機能っていうか人間自体をバージョンアップさせていこうみたいなところがあるじゃん。

    この話をしてたのが黒川伊保子さんって人なんだけど、偶然にも最近買った本の著者だったのです(タイトルだけ見て買ったので)。この人は感性リサーチの専門家みたいだからその本には期待まっくす笑。

    で、最後の章には過去20年分のヒット商品が簡略化されて載ってます。そこだけ見ても日本の市場のことがぼんやりと分かると思いますよ。

  • 日本人の消費をトレンドと共に解説してます

    ヒット商品の発想法今後の予想日本人の消費のトレンド動向などが分ります。

    歴史に習うと考えて、読むとおもしろいです

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

1966年富山県生まれ。慶應義塾大学法学部卒業。
「日経トレンディ」発行人兼編集長を経て、2008年に独立。
マーケティング研究に携わると同時に、地域ブランディング事業に全国各地で数々参画している。
サイバー大学IT総合学部教授(商品企画論)

「2023年 『小さな違いが、大きく化ける! 北村森のモノめぐり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

北村森の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×